世界50カ国の元日本留学生が一堂に会する 「帰国留学生総会」をJAPIと外務省が共催
一般社団法人日本国際化推進協会(本社:東京都目黒区、代表理事:大村 貴康)は、世界50カ国の帰国留学生(過去に日本留学をしていた卒業生)を集めたオンライン国際カンファレンス『帰国留学生総会(Japan Alumni Conference)』を外務省との共催で2022年3月16日に開催しました。
本会は、2021年実施の第1回に引き続き、今年で2回目の開催となりました。岸田文雄内閣総理大臣、上杉謙太郎外務大臣政務官はじめ、安倍晋三元内閣総理大臣もご参加いただき、日本国と世界をつなぐ重要な架け橋である帰国留学生の方々と有意義な意見交換を実施しました。
「帰国留学生総会」実施概要
イベント名:帰国留学生総会
概要 :外務省と一般社団法人日本国際化推進協会(JAPI)が共催する帰国留学生(過去に日本に留学・就業経験のある外国籍の方)のための国際カンファレンス
開催日 :2022年3月16日(水)
「帰国留学生総会」実施の目的
現在、世界には118カ国に219の帰国留学生組織が存在しており、多くの帰国留学生が日本で得た経験を活かして幅広くご活躍されています。本総会を通して、世界中の帰国留学生ネットワークを構築し、各国の帰国留学生がお互いの知識と経験を共有し、国を超えた繋がりやコラボレーションを生み出し、今後の帰国留学生組織の活動の発展を目指すことを目的としています。
プログラム
- 開会の挨拶:外務大臣政務官 上杉 謙太郎
- 共催者挨拶:一般社団法人日本国際化推進協会(JAPI)代表理事 大村 貴康
- 日本政府ビデオメッセージ:内閣総理大臣 岸田 文雄
- 各国の帰国留学生(組織)の活動報告:各帰国留学生組織代表者
- オンラインでの懇親会
「帰国留学生総会」当日の流れ
(1)冒頭、上杉謙太郎外務大臣政務官および一般社団法人日本国際化推進協会(JAPI)代表理事の大村 貴康の挨拶がありました。代表理事の大村 貴康は、今回の総会を共催した外務省を始めとし、参加された各国の帰国留学生組織に謝意を述べるとともに、この総会を全世界の帰国留学生と共に盛り上げ、更にこのご縁をきっかけに各帰国留学生間の交流が生まれていくことを期待する旨を伝えました。さらに、岸田文雄内閣総理大臣のビデオメッセージが上映され、各国の参加者の参加を歓迎するとともに、今回の総会を通じて各国の帰国留学生組織の活動がさらに発展することを期待する旨を述べられました。
(2)各帰国留学生組織の代表者より現地における活動実績など流暢な日本語でプレゼンテーションしていただきました。各帰国留学生組織の代表者からは、帰国留学生組織の活動やコロナ禍における活動の課題が報告されました。また、その後の質疑応答、意見交換においては、今後の持続的な組織の運営・活動のために様々な意見が各国の参加者同士で交換されました。
(3)安倍晋三元内閣総理大臣、薗浦健太郎衆議院議員に特別ゲストとして参加いただき、参加された帰国留学生全員との対話を通して親睦を深めました。
今後の展望
今後は、「帰国留学生総会」の参加者を中心に、各国での帰国留学生会組織の活動を発展させる取り組みを行っていきます。「帰国留学生総会」の参加者同士のさらなる交流、各地域別の帰国留学生大会の実施を中心に、JAPIが開発する親日・知日人材向けのプラットフォーム“SCS(Social Community Service) Enjin”にてサポートします。さらに、来年の第3回の実施に向けて、帰国留学生組織同士のネットワーキングの強化に取り組んでまいります。
一般社団法人日本国際化推進協会(JAPI)について
2013年に日本の内なる国際化を実現するために設立された非営利組織です。
日本には多くの外国人留学生が世界から集まっており、新型コロナウイルスの影響で一時的に減少してしまっておりますが、2019年には300,000人を超える外国人留学生が日本に来ておりました。
JAPIでは、外国人留学生の卒業後の追跡調査を始め、東アジアと東南アジアを中心に帰国留学生のコミュニティづくりを行なっております。また卒業生である帰国留学生には、自国の重要な役割を担っている方が大変多く、彼らと日本の企業及び教育機関をお繋ぎし、海外進出やイノベーション創造、国際人材の育成に取り組んでおります。