DDIポケットが、「Oracle9i」を採用したPHS新サービスを提供

日本オラクル株式会社 (本社：東京都千代田区紀尾井町4-1　代表取締役社長：新宅正明)は、DDIポケット株式会社（以下、DDIポケット）が、新しいモバイルサービス｢AirH”PHONE（エアーエッジフォン）｣の基幹システムに「Oracle9i」のクラスタ技術を採用し、このたび稼動開始したことを発表します。本システムは、オラクルのデータベース「Oracle9i Database」とJ2EEアプリケーションサーバー「Oracle9i Application Server」のクラスタ技術を組み合わせて、サーバーの全階層においてクラスタ化を実現した、国内初のシステムです。

DDIポケットでは4月1日より、｢AirH”PHONE｣の展開を開始しています。｢AirH”PHONE｣は、モバイルで手軽にWEBアクセスとEメールの利用環境を実現します。｢AirH”PHONE｣の基幹システムに導入するアプリケーションサーバーには、サービスを利用するユーザーが急激に増加した場合でもパフォーマンスが劣化しない拡張性と、24時間365日システムの稼動を維持できる可用性が求められました。同社は、以上の要件を満たす基盤システムとして、データベース・クラスタ技術「Oracle9i Real Application Clusters」および「Oracle9i Application Server」のクラスタ化を採用しました。

システム導入プロジェクトは、株式会社大和総研（本社：東京都江東区冬木15-6、代表取締役： 川上達彦）ならびに、ヒューレット・パッカード・ソリューションデリバリ株式会社 (本社：東京都渋谷区恵比寿西１丁目１０番１１号　代表取締役：岡田一夫)が担当しています。両社のオラクルデータベースシステムならびにアプリケーションサーバーの導入経験から蓄積されたノウハウと実績を活かし、導入開始から7ヶ月での本稼動を実現しました。ノード数の増加に正比例して性能が向上する高い拡張性および、複数のノードがダウンしても稼動し続ける可用性を低コストで実現する「Oracle9i Real Application Clusters」、またJ2EEのベンチマークテストの結果、他社のアプリケーションサーバーと比べより高いパフォーマンスを実現する「Oracle9i Application Server」、両製品の技術が高く評価された結果、採用が決定しています。

DDIポケットでは今後、堅牢な基盤システムで構築された｢AirH”PHONE｣を利用して、企業情報システムのモバイル化を一層推進していく予定です。

「AirH”PHONE」について
｢AirH”PHONE｣は、モバイルインターネット接続端末として優れた機能を持つPDAの特長と、音声通話やメール機能が充実している音声型端末の特長、さらにAirH”のサービス性などを合わせ持つ新たな通信端末です。POP3、SMTPメーラーを搭載しEメール機能を実現でき、DDIポケットのEメールサービスに加えて、POP3/SMTPを採用しているインターネットプロバイダや、企業のリモートアクセスサーバのEメールサービスが利用できます。また、CompactHTMLブラウザを搭載しているので、インターネットに接続し、一般の携帯向けオープンサイトなどにアクセスができ、また、企業のイントラネットへの接続が可能なほか、新たに開始する、AirH”PHONE、PDA、PC向けの情報料回収代行サービス・ポータルサイト｢CLUBAirＨ”｣にアクセスし、多彩な情報サービスが利用できます。従来から提供しているAir”のデータ通信サービスも引き続き利用可能なほか、H”の特長である、高音質な音声通話が利用できます。｢AirH”PHONE｣の通信端末は4月上旬より出荷を開始しています。
http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/airh_phone/about_airh_phone.html

「Oracle9i Real Application Clusters」について
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの前バージョン「Oracle8i」から採用された「キャッシュフュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle9i Real Application Clusters」によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。
http://www.oracle.co.jp/9i/database/index.html

「Oracle9i Application Server」について
J2EEベンチマークテスト「ECPerf」で最高性能を記録しているJ2EE準拠のアプリケーションサーバーです。J2EE1.3の完全なサポート、Webサービスや企業情報ポータル、ビジネス・インテリンジェンス、コンテンツ管理機能、ディレクトリ管理機能、高速なWebキャッシュ機能などを備え、あらゆる企業情報システムを支える堅牢な基盤として機能します。また、「Oracle9i Database」との親和性に優れており、データベース・クラスタ技術「Oracle9i Real Application Clusters」と「Oracle9i Application Server」自身のクラスタ技術を組み合わせることで、サーバー全階層をクラスタ化した可用性の高いシステムを低コストで構築できます。
http://www.oracle.co.jp/9i/9ias/index.html

■ 本件に関する報道関係お問合せ先：
日本オラクル株式会社　マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ　広報担当：石川
TEL：03-5213-6395 E-Mail：junko.ishikawa@oracle.com
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