<For JAPAN第3弾>大阪ラセン管工業株式会社の 小泉 星児代表取締役社長のインタビューが12月13日(水)に公開!
絆ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 宜範)が運営する「For JAPANプロジェクト」では、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。
今回、大阪ラセン管工業株式会社の小泉 星児代表取締役社長のインタビューが12月13日(水)に公開されました。
「若いときは、よく遊び、たくさん失敗してほしい」
https://forjapan-project.com/news/1085/
仕事で独り立ちするために踏ん張ってほしい
For JAPANのテレビ収録時のことですが、「放任する上司がいいか。それとも、干渉する上司がいいか」という質問に、若者の多くが「放任する上司」を選んでいました。個人主義になりつつある昨今、上司に干渉されるのを嫌う若者が増えていると感じています。ただし、求められるのは、能力やテクニックを身につけた上で独り立ち(放任)することです。まだ一人前に仕事をできるようになる前に、自分のペースで仕事をしたい、自分1人で集中したいというのは、我慢ができないことと同じだと思います。独り立ちするために、踏ん張ってほしい時期なのです。
昔からかもしれませんが、転職回数が多い人も目立ちます。キャリアアップや挑戦のために、2、3回ほど転職するというのは良いでしょう。「転職の時代」と言いますが、耳触りのいい文句にあおられてか、1〜2年おきに転職を繰り返す人が多いと感じます。
それから、若者の傾向として、よく仕事を休む印象があります。有給は労働者の権利なので、休むことが悪いとは言っていません。ただ、日曜日に遊び過ぎて月曜日に休んだり、飲み会の翌日に休んだりするというのは、休むタイミングとして良い印象を抱きません。若者といっても立派な大人なので、「しっかり遊んで、しっかり休んで、しっかり働く」というメリハリを身につけてほしいものです。
よく遊び、たくさんお金を使って、経験値を上げてほしい
若いときには、よく遊ぶことが大切です。遊びを通して、成功も失敗も経験するので、今後の人生において良い経験になるはずです。私は44歳になりましたが、20代の頃から飲み歩くことが好きです。いろんな場面に遭遇しますので、トラブルに動じなくなりましたし、いろんな人と出会えました。お酒に限らず、責任の取れる範囲でよく遊んでみてください。
それから、お金を使ったほうがいいです。失敗することも経験ですし、お金の価値がわかるようになります。40代、50代になって失敗すると大変ですが、若いときの失敗は人間を魅力的にしてくれると信じています。
夢はなかったが、経験が社長業に生きている
私が子どもの頃は、祖母が大阪ラセン管工業を経営していました。職業選択の自由は無いに等しく、家業を継ぐものと当たり前に思っていました。元々、私は夢などという曖昧なものをあまり好まないので、将来の夢を持つという意識もなかったですね。私が35歳の時に先代の父が亡くなり、社長を引き継ぎました。なんのプレッシャーもなく、自分の出番がまわって来たというぐらいの認識でした。忙しくはなりましたが、社長業を嫌だと思ったことはありません。私は字を書くのがとても苦手なので、ケーブルテレビの収録で習字を書かないといけなかったときだけは、社長になって嫌だと思った瞬間でしたが(笑)。逆に言うと、それだけです。なぜプレッシャーを感じないかというと、超楽観的な性格だからです。ただ、材料やデータはきっちりと集めて分析してから物事をスタートするので、何もない状態で戦うことはありません。逆に裏付けがないと心配で仕方がない、気の小ささも持ち合わせています。
幼い頃から、仕事を選ぶにも選択肢が限られていましたし、しつけに厳しい家でもありました。仮に理不尽に怒られたとしても、言うことを聞かないといけなかったので、子どもながらに諦めることを知っていたんですね。諦めることは、悪いことばかりではないです。考えても仕方がないことやくだらないことは、諦めていいんです。そうすると、頭がパンパンにならないので、大切なことだけを考えられます。また、中学生の頃から生物学を学んでいました。生物を研究するということは、合理的な判断が必要ですし、正確なデータが必須です。データ重視的な思考は、生物学に触れたことで身についたと思っています。
私の場合は、社長になるために努力したというよりも、家庭環境や好きな勉強から得た思考が、結果的に社長業に生かされているのだと思います。逆に、こうした経験がないと、社長業をつらく思っていたかもしれません。改めて、経験は大切だと思います。
何が起こるかわからないから、「常に備えよ」
私は高校時代に阪神淡路大震災で被災し、家が潰れてしまいました。近年の大型台風では、大阪の工場が被災しました。自然の前では、為(な)す術(すべ)もありません。私の母校の創設者の先生の言葉ですが、何が起こるかわからないから、「常に備えよ」と若者に限らず皆さんにお伝えしたいです。
若者に向けては、「しっかりしてください、アドバイスをもらう前に考えよう!」と伝えたいですね。40代、50代で修羅場を迎えると大変です。若いうちから、失敗するという経験を積みましょう。
〈会社概要〉
法人名 : 大阪ラセン管工業株式会社
代表者名 : 小泉 星児
企業ホームページ: https://www.ork.co.jp
所在地 : 大阪市西淀川区姫里3-12-33
事業内容 : 金属製フレキシブルチューブ、
ベローズ式伸縮継手の設計・製造及び販売
〈For JAPANプロジェクトとは〉
For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え“日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN -日本の未来がココに-』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN -日本の未来がココに-』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。
・番組見逃し配信 : https://youtube.com/playlist?list=PLFv6b8aodEYWpP5pqGBlWMgNZh1pb9NW2
・For JAPAN公式ホームページ : https://forjapan-project.com/
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