江戸時代から続く老舗旅館・湯河原温泉 源泉上野屋 別館の建物が竣工から100年を迎えます ― 当館の当主が館内の歴史案内をいたします ―
湯河原温泉 源泉上野屋(神奈川県足柄下郡湯河原町、代表取締役:室伏 常夫)を構成する3つの建物のうち最も歴史ある別館が、2023年、竣工から100年を迎えます。
別館には無垢材の階段や書院風の窓や格子が繊細な建具など、建設当時のものが多く残されており、大正時代の雰囲気があちこちに息づきます。
◎「源泉上野屋」の歴史
上野屋がございます神奈川県・湯河原温泉は、古くから湯治場として栄えた温泉地です。湯河原の湯は「傷の湯」とも呼ばれ、夏目漱石や芥川龍之介など多くの文人が逗留したことでも知られます。
この湯河原温泉において「源泉上野屋」は、現在、最も歴史ある温泉旅館です。創業は江戸時代と古く、300年以上の歴史があります。太平洋戦争の際は、横須賀病院の分院として海軍の療養施設になったこともあります。
◎「源泉上野屋」の建物
現在の「源泉上野屋」の建物は、本館、別館、玄関棟の3つあります。本館は昭和5(1930)年、別館は大正12(1923)年、玄関棟は昭和12(1937)年に建造し、時代に合わせて改修し続けてきました。このほか、2022年に「泊まれる美術館」をコンセプトに新設した「上野屋別邸」があります。源泉上野屋も上野屋別邸も、湯元通りに面して建っています。
2023年、「源泉上野屋」の別館が竣工から100周年を迎えます。けやきの廊下や楠の階段、廊下の梁として通されたヒノキの丸柱など、当時の風情が感じられる箇所が随所に残ります。また、明治36(1903)年の湯河原周辺の絵地図をはじめ、大正時代に館内で撮影した写真が多数残されており、大切に保管しております。
また、「上野屋別邸」も開館から1周年となります。湯河原にゆかりのある光彫り作家・ゆるかわふうさんの作品が醸す幻想的なアートを間近に見られる一棟貸しの宿は、小さなお子様とのご旅行や三世代でのご旅行、少人数での同窓会や趣味のお仲間とのご旅行などに多くご利用いただいております。Wi-Fi完備のため、ワーケーションのために利用する方も増えております。
「源泉上野屋」別館 歴史探訪ガイドのご案内
・実施期間:偶数月の第一日曜の12:00~,13:00~(湯探索イベント時開催)
・実施場所:上野屋本館(神奈川県足柄下郡湯河原町宮上616)
・内容詳細:希望される方に向け、多くのお客様に“宿六”と呼ばれ
慣れ親しまれている上野屋の現当主・室伏 常夫が、
館内をご案内いたします
・利用料金:歴史案内のみの場合500円(宿泊の場合は宿泊料+500円)、
日帰り入浴ご利用の場合1,500円
(いずれも税込・入浴ご利用の場合は入湯税込)
旅館情報
『源泉上野屋』
代表取締役: 室伏 常夫
所在地 : 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上616
電話番号 : 0465-62-2155(上野屋本館)
URL : https://www.uenoya-net.jp/