書籍『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』 11月24日(水)発売!
誰もが良いことをしているつもりだった。 いったいどこで間違えたのか?
日経ナショナル ジオグラフィック社(代表:中村尚哉、所在地:東京都港区虎ノ門)は、『禍(わざわ)いの科学 正義が愚行に変わるとき』を11月24日(火)に発行します。
本書は、素晴らしく世界を変えると思われた発明や発見が、時間の経過とともに、愚行に転じ、人類に禍いをもたらした7つの過ちを解説する迫真の科学ドキュメンタリーです。
取り上げるのは「神の薬アヘン」「マーガリンの大誤算」「人権を蹂躙した優生学」「心を壊すロボトミー手術」など、十分な検証がなされず科学の名に値しないまま世に出てしまったもの、あるいは科学としては輝かしい着想や発明であったにもかかわらず、人々を不幸に陥れたものなど。そのような科学が犯した過ちを、米国の医学研究者かつ臨床医、ペンシルベニア大学医学部教授である著者が、「なぜ」「どのような」経緯をたどって、そこに至ったのかを詳しくわかりやすい物語として紹介します。現在、世界中で新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に、国や企業、研究者がしのぎを削る中、このような過ちを二度と犯すことのないよう、世界中に警鐘を鳴らす一冊です。
『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』
2020年11月24日発売/定価 2,000円+税/320ページ/ソフトカバー/
サイズ:縦188mm×横128mm/ポール・A・オフィット著/大沢基保 日本語版監修/関谷冬華 訳/発行:日経ナショナル ジオグラフィック社
主な内容
第1章 神の薬アヘン
第2章 マーガリンの大誤算
第3章 化学肥料から始まった悲劇
第4章 人権を蹂躙した優生学
第5章 心を壊すロボトミー手術
第6章 『沈黙の春』の功罪
第7章 ノーベル賞受賞者の蹉跌
第8章 過去に学ぶ教訓
著者 ポール・A・オフィット
1951年生まれ。米国の医学研究者かつ臨床医.ペンシルベニア大学医学部の教授(ワクチン学および小児科学)。フィラデルフィア小児病院のワクチン教育センターの所長.ロタウイルスワクチンの共同開発者であり、ワクチン研究分野では著名な研究者・臨床医。米国の疾病対策センター(CDC)の予防接種諮問委員会委員であり、自閉症科学財団の設立メンバーの一員でもある。
医学研究者であり臨床医、ペンシルベニア大学医学部教授の著者が、優れた筆力で
ぐいぐいと物語の中に引き込む、迫真のドキュメンタリー!
綿密な調査で、科学者たちの新たな発明、道を踏み外した経緯を丹念にたどる!
新型コロナウイルス感染症のワクチン開発も急がれる中、現在の状況に警鐘を鳴らす!