「MySQL Workbench 6.0」、新しいデザインと強化された機能により生産性を拡大
2013年8月12日 カリフォルニア州レッドウッドショアズ発
増加するデータ量やWeb、クラウド、モバイル・コンピューティングの普及拡大により、データベース担当者にとっての管理面での課題が増加しています。これらの動的なデータ環境を開発者と管理者がより管理しやすくできるように、オラクルは、再設計されたユーザー・インターフェース、およびMySQLデータベースの開発、設計、管理をより簡略化する新機能を備えた「MySQL Workbench 6.0」をリリースしました。
オラクルは本日、オープン・ソースの設計、開発、管理ツール「MySQL Workbench 6.0」の一般提供開始を発表しました。
最新バージョンは、データベース管理機能の強化と、ユーザーの生産性向上に役立つ、再設計されたグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を搭載しています。
「MySQL Workbench Community Edition」は、GPL(General Public License)*に準拠し、無償で公開されます。
*ソースコードの公開や利用する技術者による再配布や改変の自由を認めているソフトウェアライセンス体系のこと
「MySQL Workbench Enterprise Edition」は「MySQL Enterprise Edition」の年間サブスクリプションに含まれます。
詳しい情報は、8月15日(木)午前9時(米国太平洋標準時)に開催されるWebキャスト、「What’s New in MySQL Workbench 6.0」にてご案内します。是非ご参加ください。こちらから登録可能です。
https://event.on24.com/eventRegistration/EventLobbyServlet?target=registration.jsp&eventid=664862&sessionid=1&key=DB533CCCC213F14FA9182F908933A387&sourcepage=register
設計、開発、管理の簡略化
・「MySQL Workbench」は、データ・モデリング、SQL開発、サーバー設定の総合管理、ユーザー管理、マイグレーションなどの機能を提供する統合型ビジュアル・ツールです。
・「MySQL Workbench 6.0」では、次の機能が強化されました。
- 再設計されたGUI:先進的なホーム画面と合理化されたインターフェースにより、データベース管理や開発の複数のタスクを統合できます。
- クエリ結果の縦型表示モード:クエリ結果を列/値ペアのリストとして視覚化できます。これは、行数は限られるものの多数の列を生成するクエリに理想的です。
- カスケード型DELETEステートメント・ジェネレータ:外部キーの参照行を削除するための面倒なDELETEステートメントの作成タスクを自動的に実行します。
- 視覚的なエンティティ関係モデルの同期の改善:ライブ・スキーマにより、統合型データベース・モデリング・ツールがスキーマの管理に一層役立つようになります。
- 新しいスキーマ監視機能:スキーマに含まれるすべてのオブジェクトを詳細に示すビュー・セットと、ANALYZEやOPTIMIZE TABLEなどのテーブル管理操作へのアクセスを提供します。
- 新しいテーブル・データ検索:任意の数のテーブルとスキーマ内の、指定したパターンと一致する行に対してテキスト検索を実行できます。
- サーバー・ステータス表示の改善:サーバーのステータスと設定の概要を素早く確認できます。
- ウィザード・ベースの移行支援:Microsoft SQL Server、Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE)、PostgreSQLに加え、Sybase SQL AnywhereとSQLiteも新たにサポートします。
- コミュニティ主体の機能追加:「MySQL Workbench 6.0」は、コミュニティから寄せられた200件以上のご意見、ご要望に対応しています。
・「MySQL Workbench 6.0 Enterprise Edition」は、次のエンタープライズ向け追加機能を提供します。
- MySQL Enterprise Backup管理GUI:進行中のバックアップのセットアップ、実行、スケジューリング、表示が可能になり、復元も自動化されます。
- MySQL監査ログ監視機能:「MySQL Enterprise Audit」が生成する監査データを参照、分析できます。強力なフィルタリング機能と検索機能により、「MySQL Enterprise Audit」が生成する監査ログ・コンテンツにより簡単にアクセスできます。
本発表に向けたコメント
オラクルのMySQLエンジニアリング担当バイスプレジデントであるトーマス・ウリン(Tomas Ulin)は、次のように述べています。「Web、モバイル、クラウド環境の拡張性とパフォーマンスの課題を解決するために、世界中の企業がMySQLを利用しています。『MySQL Workbench 6.0』は、コミュニティからのフィードバックに応じて多数の機能強化を搭載したメジャー・アップデートです。今回のリリースにより、管理者と開発者は、これまで以上にMySQLデータベースを簡単に設計、開発、管理できるようになります」
参考資料
・オラクルとMySQL
http://www.oracle.com/jp/products/mysql/overview/index.html
・MySQL
http://www-jp.mysql.com/products/
・MySQL Workbench
http://www-jp.mysql.com/products/workbench/
・MySQL Community Edition
http://www.mysql.com/downloads/
・MySQL Enterprise Edition
http://www-jp.mysql.com/products/enterprise/
・MySQLのブログ*、Twitter、Facebook*
*英語のみ
https://blogs.oracle.com/mysql/
https://twitter.com/mysql_jp
https://www.facebook.com/mysql
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。