コドモンとベネッセ、「こどもストーリープロジェクト」共同始動~保育AIでより一人ひとりの子どもに向き合う理想の保育を実現~

2025-04-23 10:00

株式会社コドモン(本社:東京都品川区、代表取締役:小池義則、以下「コドモン」)と、株式会社ベネッセスタイルケアグループ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小林仁、以下「ベネッセスタイルケアグループ」)は、2024年8月より複数の保育所などの協力施設において実証実験を重ねた結果、保育現場で子どもたちの日常や成長の記録をサポートするAI機能の共同開発プロジェクト「こどもストーリープロジェクト※1」を開始いたしました。

本取り組みで開発を進めるAI機能は、保育ICTシステム「CoDMON(コドモン)」の一機能である「保育ドキュメンテーション(※後述)」に蓄積された日々の保育記録を基に、AIが児童票※2や要録※3など「保育の振り返り」をサポートします。これにより、保育者による記録を尊重しつつ、AIが記録の振り返りや要約作業などの業務負担を軽減し、より一人ひとりの子どもを丁寧に見つめる保育の実現を目指します。

※1:「こどもストーリー」は商標・特許出願中
※2児童票:保育の質向上に向けて、年間を通して作成される、定期的に児童一人ひとりの状況や育ちを記録する書類
※3要録:年に1度作成する、児童一人ひとりの総合的な成長過程を可視化する記録書類

■ プロジェクト開始の背景・課題

保育現場では、子どもたちの日々の様子を記録する日誌や、教育・保育活動の目的や流れを具体的に計画した指導案を日常的に作成しています。さらに、これらを基に定期的に児童票や年次要録を作成する必要があります。しかし、児童票や要録の作成には、日誌や指導案に記載された過去の保育記録を振り返り、再構成するための時間と労力がかかります。児童一人あたり1時間以上かかることもあり、この作業の負担は多忙な保育者にとって大きな課題となっています。

■ 取り組み内容と目的

本プロジェクトでは、コドモンが提供する「保育ドキュメンテーション」に蓄積された日々の保育記録を、AIが解析・要約し、児童票や要録の作成をサポートする「こどもストーリー」機能の開発を進めています。これにより、保育者は「子どもについて考えること」に集中でき、業務効率を高めながら、子ども一人ひとりの成長や個性を丁寧に捉える保育が可能となります。

コドモンとベネッセスタイルケアグループは、AIによって保育業務の一部を単に自動化するのではなく、「保育の質を高めるためのAI活用」を目指しています。本プロジェクトで検証する「こどもストーリー」機能は、保育者が書類作成に費やす作業時間を減らし、子どもの成長に深く寄り添うための時間を最大化する取り組みです。

※「こどもストーリー」ご紹介動画はこちら( https://www.youtube.com/watch?v=-IRcStgt6_k

■ 実証実験から見えてきた、AI活用の可能性

実証実験に参加した保育施設からは、次のような声が寄せられました:

「AIって冷たいと思ってた。でも、自分の言葉がそのまま“生きた記録”になっていて驚きました」
「月1回の児童票、1人30分以上かかっていたのが、グッと楽になりそう」
「日々の活動では意識しきれていなかった“育ち”や“学び”を、10の姿や5領域の観点で整理しなおしてくれ、改めて遊びの中にこんな学びがあったんだと気付け、自信につながった」

■ 保育AIセミナーでも高評価

2025年2月に実施した「保育AIセミナー」では、1,282名のお申込みがあり、参加者満足度は98.4%という高評価を得ています。

「保育士によって文章力に差があるからこそ、AIでサポートできるのはありがたい」
「ドキュメンテーションにまだ取り組んでいないけど、これを機に挑戦したくなった」
「コドモンを導入して間もないが、AIによる要録作成を見て、未来の保育を感じた」

■ 賛同施設の募集

「こどもストーリープロジェクト」にご参画いただいた施設さまへは、新たにつくるコドモンの保育AIサービスのおためし版への先行申込や、プロジェクトの進捗状況や検証結果などの最新情報をお伝えします。また本プロジェクトでは、参画いただいた園の先生方の声をうかがいながら、「こどもストーリー」お試し版の開発をしてまいります。共感・ご興味のある保育施設さまは、ぜひプロジェクトへのエントリーをいただき、先生方のお声をお聞かせいただければと存じます。プロジェクトエントリーをご希望の方は、下記よりお申込みください。

募集期間  :2025年12月頃(予定)迄
提供予定内容:おためし版の先行申込のご案内
       プロジェクトの進捗・検証結果の共有
       サービス導入に関するヒアリング など
エントリー :https://info-hoiku.benesse.ne.jp/seminar/hoikuai/kodomostory_entry/

■ コドモンの「保育ドキュメンテーション」とは

保育ドキュメンテーションは、「先生の負担を増やさず、ドキュメンテーションを日常保育に取り入れてほしい」という思いで、玉川大学教育学部教授・大豆生田啓友先生監修のもと、コドモンとベネッセスタイルケアグループが共同開発した機能です。

園での日々の子供たちの活動を写真とコメントで記録する「保育ドキュメンテーション」は、単なる記録だけでなく、保育の振り返りや計画までを一貫して行えます。またここに記録した内容は、日誌や連絡帳などにも連携することができ、保育者間、保護者とも日々の子どもの育ちを共有することができることから、保育業務効率化と保育の質向上を両立できる仕組みとして、多くの園で活用されているサービスです。

■株式会社コドモン 会社概要

◆所在地:東京都品川区西五反田八丁目4番13号 五反田JPビルディング10階
◆資本金:6,825万円
◆代表者:代表取締役 小池 義則
◆設立:2018年11月
◆事業内容:保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」の運営、写真販売サービスの運営、決済代行サービス、採用支援事業、園児募集支援事業、保育施設向けECサイト「コドモンストア」の運営、オンライン研修事業

<<お問い合わせ・ご質問等>>

株式会社コドモン 広報
press@codmon.co.jp 
080-7303-6026/080-4466-6738
TEL: 03-6459-4318
FAX: 050-3737-7471

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