千葉科学大学 「細胞検査士」養成課程施設に認定/「臨床検査技師」「遺伝子分析科学認定士」と合わせ日本の大学初 トリプル資格取得可能に/がん医療貢献へ2019年度から保健医療学科・臨床検査学コースで教育
千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町)は2018年10月18日、日本臨床細胞学会から「細胞検査士」の養成課程施設として認定されました。これにより危機管理学部保健医療学科臨床検査学コースにおいて、2019年度入学生から、日本の大学で初めて「臨床検査技師」「細胞検査士」そして「遺伝子分析科学認定士」のトリプル資格取得が可能となります。3資格を持って「がんゲノム医療」に対応できる有為な人材の輩出を目指します。
細胞検査士は、顕微鏡を用いて正常細胞の中に潜むがん細胞を見つけ出し、早期発見に貢献しています。ヒトの命を左右する重要な仕事ということで試験の難易度は高く、合格率は20%~30%で推移。資格の歴史は50年に及び、わが国でおよそ6,900人が活躍しています。
千葉科学大学は認定を受け、学部教育の一環として細胞検査士養成プログラムを導入。臨床細胞診断学に加え、ゲノム医療の細胞検査への応用・新技術についても学びます。資格取得では臨床検査学コースにおいて2年次より、細胞検査士の受験に必要な科目の履修に取り掛かり、4年進級時に学内選抜試験に合格すれば次のプログラムに進めます。ただし、臨床検査技師の国家試験に合格することが細胞検査士となる前提条件となります。
現在、わが国では2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」で亡くなっており、ゲノム医療に対応できる人材の輩出は、極めて重要になります。しかし、細胞検査士養成施設を設置している大学は東日本では4校のみ、千葉県と隣接する茨城、埼玉県にはこれまで育成施設がなかったのが現状です。千葉科学大学が細胞検査士養成プログラムを導入することで、地域医療に大いに貢献することが期待されます。
【千葉科学大学について】
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2004年4月設立。危機管理の素養を持ち、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指す大学。建学理念は「ひとりひとりの若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる人材を養成する」です。
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