世界の医用画像市場、MRIと超音波検査の併用が市場を促進
株式会社グローバル インフォメーションは、カロラマ・インフォメーションが発行した報告書「Medical Imaging Markets: MRI (Magnetic Resonance Imaging) and Ultrasound Markets (世界の医用画像市場:MRI・超音波市場)」の販売を開始しました。
MRIと超音波画像検査を併用すると、より効果的になると当報告書では指摘しています。
世界におけるMRIおよび超音波システム市場の収益規模は、2010年から2011年の間に、それぞれ6%、4%で成長すると、カロラマ・インフォメーションは予測しています。
MRIと超音波システムの併用が効果的な例としては、腱板断裂が挙げられます。
超音波検査のほうがコスト効率は良いと、通常見なされていますが、腱板を検査する際に、最も頻繁に使用されるのはMRIです。
費用効用分析をすると、腱板断裂の場合、最初の医療画像検査として超音波検査を実施し、別の所見がないか、あるいは合併症の可能性を確認するために、手術の前にMRI検査を行えば、非常に効果的なハイブリッド画像戦略となります。
「超音波は、割安な画像診断法ですが、MRIではより詳細な分析が可能となります。」と、当報告書の執筆者であるJoe Constanceは述べています。
「したがって、超音波検査を最初の画像検査として行い、つぎにMRIを実施して、別の疾患の可能性をさぐり、外科医に必要な精密分析を提供するのは当然のことです。」
他にもモダリティの併用が有効な例としては、乳がん検査があります。
MRIとともに超音波による胸部のセカンドルックが行われれば、従来のマンモグラフィや、ファーストルックの超音波検査で検出されなかった病巣を、放射線科医が識別することができます。 さらに、腫瘍が悪性か良性かを判断することが可能な場合もあります。
これは、イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学における調査で明らかになっています。その調査は、マンモグラフィ、超音波、およびMRIの検査をうけた182人の患者を対象にして行われました。
市場調査レポート: 世界の医用画像市場:MRI・超音波市場
Medical Imaging Markets: MRI (Magnetic Resonance Imaging) and Ultrasound Markets
http://www.gii.co.jp/report/kl233323-medical-imaging-markets-mri-magnetic-resonance.html
出版日 2012年03月
発行: Kalorama Information
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