CSKコミュニケーションズ が最先端「eコンタクトセンター」を目指し、戦略的顧客管理システムを導入
CSKグループでコールセンター事業を行う、株式会社CSKコミュニケーションズ(社長:川本 久敏、本社:沖縄県那覇市、以下、CCO)は、この度事業の基盤となる顧客管理(CRM)ツールとして、日本オラクル株式会社(以下、オラクル)の「E-Business Suite 11i」のCRMパッケージを国内で初めて導入致しました。本システムは2001年7月に第一次稼動致します。
これは、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)のUNIXサーバである「HP 9000 Lクラス・エンタープライズ・サーバ」上に、株式会社CSK(以下、CSK)がシステム構築・導入を行うものです。
これにより、CCOは労働集約型ビジネスである「コールセンター」からの脱却を図り、知識集約型である「eコンタクトセンター」への早急なステップアップを目指します。
1.「E-Business Suite 11i」CRMパッケージの導入背景
CCOの基幹業務であるサポートセンター業務は、近年インターネットや携帯電話等のメディア・デバイスを問わない総合サポートセンターのニーズが急激に高まっています。
CCOでは、単なる電話サポートであるコールセンターから、eコンタクトセンターへの転換をいち早く行う為に、戦略的なビジネスインフラの再構築を検討致しました。
その結果、クライアント企業のバックオフィスシステムとの親和性を考慮し、データベースのデファクトとして高いシェアを誇るオラクル「E-Business Suite 11i」のCRMパッケージの導入を決定しました。
2.新顧客管理システムの概要
新顧客管理システムは、テクニカルサポートを中心としたコールセンター業務の効率化、エージェントの顧客対応内容の質的向上をコンセプトにシステムを構築致しました。
「E-Business Suite 11i」のCRMパッケージを共通プラットフォームとして導入し、電話やFAXだけでなく、電子メール、インターネットなど様々なチャネルから来る問合せに対して同レベルのサポートを図ると共に、問合せ履歴も含めた顧客情報の一元化をする事によって、顧客満足度の向上を目標としています。
第1フェーズでは、エージェントが顧客に対して直接サポート対応をするための顧客データベースと知識データベースの整備を実施します。
第2フェーズでは、蓄積した知識データベースをweb上に公開し、顧客の自己解決の促進を図るとともに、顧客データを基にセンター側からのプロモーションを実現します。
最終的に第3フェーズでは、顧客とwebページを共有しながらのサポートの実現や、メールの自動応答や、顧客による自己解決の過程にエージェントとのコミュニケーションをはさみこむなど、きめ細やかなサービス提供を推し進めてまいります。
3.各社の今後の展開と戦略
4社の狙いと今後の展開は、以下の通りです。
● CSKコミュニケーションズ
今回のシステム導入を通じ、労働集約型ビジネスである「コールセンター」からの脱却を進め、知識集約型「eコンタクトセンター」への早急なステップアップを図るとともに、CRMナレッジワーカーというビジネスモデルを実現し、サービス内容の向上で他社との差別化を図ります。今後は、製品購入後のサポート業務の拡充に加え、顧客データベース
の活用・高スキルのエージェントによるマーケティング業務や、セールス業務へとさらなる業務範囲の拡大を目指してまいります。
● 日本オラクル
今回のCCOへの「E-Business Suite 11i」のCRMパッケージ導入は、国内初導入であるにも関わらず、パートナー主導のもと短期導入立上げを実現しました。これは、OracleCRMビジネスのリアルフェーズへの転換の明確化、「E-Business Suite 11i」の柔軟性の高さを示
しています。
今後は、既存コールセンターのマルチチャネル化、拠点毎に分散するコールセンターの集約ニーズに応えるべく、「E-Business Suite 11i」のCRMパッケージを通じて、顧客企業にとって最適なマルチチャネルコンタクトセンターのあり方を提案してまいります。
● 日本ヒューレット・パッカード
今回の導入にあたり、HPはCSKと協力し、検証・開発段階からサイジング・データの提供や技術支援など積極的に行なってきました。引き続きCSKとHPは、さらに「Oracle CRM」における協調活動を活性化し、優れたCRM環境をお客様にお届けしてまいります。また、HPは全世界で「Oracle CRM」の導入を決定しており、これまでの導入
ノウハウを元に様々な支援活動を行なってまいります。
● CSK
CSKグループは、フルラインeサービスを提供する中で、eコンタクトセンタービジネスを中核事業として位置づけています。
今回のCRM導入というCCOの戦略的な取組みを一つのモデルケースとして、今後はCSKグループソリューションセンターを中心に、グループ各社のコールセンタービジネスを連携・強化し、高付加価値型のサービスを充実させてゆくと共に、CRMビジネスにも注力してまいります。
=本発表に関するお問合せ先=
■ 株式会社CSKコミュニケーションズ
取締役 管理本部長 新堀
■ 日本オラクル株式会社
社長室 広報部 石川
■ 日本ヒューレッド・パッカード株式会社
ビジネスカスタマ事業統括本部
広報室 齋藤 達哉
■ 株式会社CSK
広報室 小林 石川
※ 文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。