高山の薬膳カレー店ナチュラルトリップが3月18日にグランドオープン!
コロナ禍で苦しむひとり親家庭、生活保護世帯、非課税世帯にまん防期間中カレーを無料提供。地元民は半額。
2022年3月18日に薬膳カレー「ナチュラルトリップ」(岐阜県高山市天満町6-1-4)がグランドオープンする。同店はプレオープンしていたものの、様々な事情でグランドオープンできずに仮オープン状態が続いていた。四季に合わせて変化する光源を持つアート壁の部屋も完成し、席数60席の店舗となった。
コロナ禍で苦しむひとり親家庭、生活保護世帯、非課税世帯を支援する為、無償でベースカレーをまん延防止措置期間中、提供する。
また観光産業で成り立つ高山市内の一般家庭も支援する為、地元客にはベースのカレー通常700円を350円の半額で提供する。
このナチュラルトリップのカレーは近くの人気ラーメン店「飛騨牛骨高山ラーメン祭」から飛騨牛の骨を100%炊いて作ったスープを提供されて作られているが、同店も協力して期間中、ナチュラルトリップに無償提供する。
グランドオープン日である3/18~21には900円のオリジナルスパイスで作られたクラフトコーラが無料提供される。
オープン以来TV番組に立て続けに登場する人気店がコラボで地元支援
オープンして間もない両店舗だがこれまで高山に無かった味とシステムで早々に人気となり、TV番組で多く取り上げられている。
祭は飛騨牛の牛骨を炊いて真っ白な白湯ラーメンが人気で地元名産の鮎などの魚介系のタレで濃厚ながらスッキリとさせている。
ナチュラルトリップはそんな祭の飛騨牛の旨味詰まったスープを100%使い、水などは一切使用しないので濃厚な旨味。薬剤師が監修したレシピで食べた人の体調が改善される薬膳スパイスカレーが特徴。
どちらもコロナ禍の最中にオープンしたが「高山という観光立地の御蔭で商売させて頂いているので地域に還元したい」との事だ。
薬剤師が調合した薬膳スパイスを使ったカレーでコロナを吹き飛ばす元気を身体に取り入れて欲しい。
保護世帯は「減免で」一般は「地元です」と言うだけで無料や半額に
「気兼ねなく利用して欲しい」という両店舗の想いがあり、ひとり親家庭、生活保護世帯、非課税世帯と言った保護対象世帯はオーダー時に「減免で」と一言言うだけで笑顔で無料提供してくれる。地元客はオーダー時に「地元です」と一言言うだけで半額になる。オプショントッピングはそのままの金額なので注意。まん延防止期間となる3/21まで1日1回、何度でも利用可能だ。
観光立国の高山市は保護世帯だけでなく、地元の観光業や飲食業の人やその周辺産業の人なども多く大打撃を受けている。
そんな人達と支え合いたいと地元の人もオーダー時に「地元です」と言うだけで半額の価格となる。
無償提供も行い半額では完全に赤字とのことだが、仕入れ先や畜産家、農家など幅広い支援に少しでも繋がれば、と大赤字覚悟との事だ。
ナチュラルトリップのカレー、700円のベースカレーが350円で提供される。ベースカレーは薬膳スパイスが少なく、飛騨牛の旨味でまろやかな味なので小さな子供でも食べられるような味だ。
ナチュラルトリップではすぐに食べられるテイクアウト専用容器もあり、お弁当的にも食べられる。
休業した方がプラスだが、地元の人の生活を支える一助になれば
今回、赤字覚悟の営業をする事の意気込みなどを両店舗の責任者に聞いてみた。
ラーメン店の祭は表に出ず陰ながらスープを無償提供し、カレー店のナチュラルトリップも無料提供や半額提供で人件費や材料費を賄うまでには至らない。
どちらの店も「何もせず休業して補償を受けているだけの方が確実にプラス」との事だが、地元で働くひとり親世代や調理の難しい生活保護や非課税世帯、またはテイクアウトで身体の不自由なご家庭の支えになる事が出来ればとの思いがある。
また、取引先の食材メーカーやその先の畜産農家など、飲食店周りでスポットが当たらない先への支援にもなればと大幅な値引きでのテイクアウト提供を行う。
「テイクアウトも簡単に温めるだけで店と同じ味が安心して家庭で楽しめると思うので、家族で食卓を囲んで楽しんで欲しい」と笑顔で説明してくれた。
店舗情報
ナチュラルトリップ
〒506-0025
岐阜県高山市天満町6-1-4
TEL:050-8881-8061
https://naturaltrip.co.jp
飛騨牛骨高山ラーメン祭
岐阜県高山市片原町4
電話:0577-32-8681
https://www.ramenmatsuri.jp