リクルート『リクナビNEXT Tech総研』の研究レポート、DeNAの成長戦略X-device、X-borderを支える技術力とは

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■スマートフォン向けクロスプラットフォーム対応はどこまで進むのか
DeNAの成長戦略X-device、X-borderを支える技術力とは?
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 「モバゲータウン」のサービス名称を「Mobage」に変更し、グローバル展開が本格化するDeNA。『Tech総研』では、あらゆる情報端末に対応する「X-device」、プラットフォームをグローバルに展開する「X-border」を支えるDeNAの技術における最新状況を、「Developer Summit 2011」から探ってみました。

ソフトウェア・システム開発者、ネットワーク管理・運用者など、IT技術者全般を対象とした大規模なカンファレンスとして広く知られる「Developer Summit 」(翔泳社主催)。特に今年は、DeNAが1トラックを貸しきって「Mobile Future Conference by DeNA」を併催するなど、モバイルやソーシャルアプリケーションの話題があちこちで展開されましたた。

 DeNAのカンファレンスでは冒頭、同社CEOの南場智子氏が、DeNAの創業以来の成長過程を振り返りながら、エンジニアの役割について講演しました。「エンジニアではない社長がどんなふうにエンジニアと接点をもって会社を経営しているか」という観点からの話は、エンジニアの開発環境をめぐる重要な示唆に満ちていました。

 「いまスマートフォン、ソーシャルアプリケーション、ソーシャルゲームは大きなうねりのように世界に広がっています。DeNAだけでなく、日本全体のエンジニアの力を世界に見せつけるチャンス。今後のグローバルな事業展開の中で、私たちが欲しいのは日本トップレベルというより世界トップレベルのエンジニアです。結果的にはDeNAグループのエンジニア集団はより多国籍化していくでしょう。日本のエンジニアもそこで揉まれながらさらに成長していくことを期待しています。DeNAはさまざまなエンジニアのキャリアパスを用意しています。将来は経営陣にもエンジニア出身者をどんどん入れていきたい」と、南場氏は講演後に語っています。

 セッションの中で守安功・取締役兼COOが示したのは、世界へ挑むDeNAの「X-border」「X-device」戦略。中でも重要だったのは、スマートフォンにおけるX-Platform化を実現するSDK(ソフトウェア開発キット)「ngCore」についてです。

 「ngCore」は、DeNAが2010年10月に買収した米ngmoco社が開発する、スマートフォン向けソーシャルゲームに特化したゲーム開発エンジンです。ngmocoの強みであるスマートフォンにおけるゲーム開発ノウハウを具現化したものですが、ここにDeNAの強みである技術力、「モバゲータウン」によって培われたコミュニティ運営ノウハウ、マネタイゼーションノウハウなどを注入し、より強力なエンジンにすべく開発が続けられているとのことです。

 本レポートでは、DeNAのスペシャリストが語る、サーバーやWebアーキテクチャの未来などについて詳しく紹介しています。

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