廃車回収インテークマニホールドをリサイクルした 「REAMIDE(R)」新グレードを開発 ~ナイロンリサイクル事業の領域拡大し成長を加速~
当社の100%子会社であるリファインバース株式会社(以下、リファインバース)は、使用済み漁網やロープ、自動車エアバッグなどを原料とした再生ナイロン樹脂「REAMIDE(R)」事業を展開してまいりましたが、この度新たに、廃車から回収したインテークマニホールドを原料として使用した「REAMIDE(R)」新グレードを開発いたしました。
インテークマニホールドは、自動車エンジンに空気を供給するための管状の部品で、乗用車の多くの車種でガラス繊維強化ナイロン樹脂製のものが使用されています。日本国内では年間300万台以上の廃車が発生しており、インテークマニホールド1部品で乗用車1台当たりおよそ2kgとすると、年間6,000t以上が廃棄されていると考えられますが、これまでそのほとんど全てが最終的に焼却、熱回収されており、素材としてのリサイクルはされていませんでしたが、リファインバースは国内で初めてそのマテリアルリサイクルに取り組みます。
リファインバースが開発した「REAMIDE(R)」新グレードは、今後さらなる需要の拡大が見込まれる廃車由来のポストコンシューマーリサイクル原料を含有しながら、バージン原料と同等の強度を維持することが可能な(※配合比率による)画期的な新素材です。
なお、この「REAMIDE(R)」新グレードについては、2022年12月7日(水)~9日(金)に幕張メッセで開催される「サステナブルマテリアル展」でのリファインバースブースにてもご紹介します。
リファインバースは、既に先行して進めている廃車からのエアバッグ回収と合わせてこのインテークマニホールド回収も推進し、廃車からの資源回収とポストコンシューマーリサイクル素材利用の拡大、ひいてはサステナブルな社会の構築に貢献してまいります。