日本オラクル、バイオインフォマティクス事業への取組みを本格始動

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅 正明)は、バイオインフォマティクス分野への取組みの一環として、同分野におけるデータベース技術者を育成するための「IT技術者向けのバイオ基礎技術セミナー」を開催することを発表します。ITベンダーがバイオインフォマティクス分野のコンピュータ技術者を養成する目的でセミナーを開催するのは、業界初めての試みです。

遺伝子やたんぱく質の解析により医療、創薬へと役立てるバイオインフォマティクス分野は近年急速に発展しています。遺伝子やタンパク質の構造解析は、コンピュータを利用した膨大な計算が生じ、その解析結果を蓄積するデータベースには大規模でかつ高速な処理性能を発揮することが必要になります。そこで大容量のデータの効率的な管理が可能なRDBMS(リレーショナル・データベース・マネージメント・システム)への需要が高まりつつあり、バイオインフォマティクス分野の知識をもつデータベース技術者の育成が重要な課題となっています。

日本オラクルでは、他社に先駆けてバイオインフォマティクス分野への取組みを開始しており、同分野でのオラクルデータベースの活用や解析ソフトの開発などに力をいれています。このたび、その取組みの一環として「IT技術者向けのバイオ基礎技術セミナー」を開催し、同分野でのデータベース技術者育成を支援します。

「IT技術者向けのバイオ基礎技術セミナー」は、3月14日から16日までの3日間、20名の技術者を対象にした、実習を交えたセミナーです。バイオインフォマティクス分野におけるコンピュータ利用には、大きく分けて遺伝子やたんぱく質等の構造をITにより解析する「解析系」とそのデータを蓄積し応用するためにデータベースの設計、運用、管理を行う「DB系」があります。本セミナーは「DB系」を主体とした技術者の育成を目的としており、中級レベルのデータベース技術者がバイオ分野の知識を身に付け、データベース技術を最大限に活用したバイオインフォマティクスの情報システムを実現するための技術を習得します。

オラクルデータベースは、ゲノム解析で世界的に有名なセレラ・ジェノミクス社をはじめ、日本では京都大学バイオインフォマティクスセンターのゲノムネット、宝酒造の子会社であるドラゴンジェノミクスにも採用されています。日本オラクルでは、今後急速な発展が予測されるバイオインフォマティクス分野への適用を目的に、オラクルデータベース技術の高度化に力をいれ、同分野の研究開発に貢献します。

■ 本件に関する報道関係お問合せ先:
日本オラクル株式会社 社長室 広報部/石川
Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

添付資料:「IT技術者向けのバイオ基礎技術セミナー」概要
◆開催日:2002年3月14日〜16日
◆開催場所:トレーニングキャンパス大阪

◆受講資格:IT技術者(オラクルマスターのプラチナ資格またはゴールド資格取得レベル)
◆受講料:1名 \180,000
◆セミナー概要:・序論
           ・生物学基礎
           ・ウェットラボとインフォマティクス
           ・ゲノム配列がもつ情報
           ・ライフサイエンスのデータベース
           ・公共遺伝子データベースとRDB
           ・DNAチップとバイオインフォマティクス
           ・オラクルを利用したバイオインフォシステム事例紹介
           ・バイオインフォマティクス技術者のビジネス
◆セミナー・お申し込み方法詳細:
          http://www.oracle.co.jp/education/bioinformatics/
         (2月28日よりオープン)
◆お問い合わせ:日本オラクル株式会社 西日本研修部 中村

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