オラクルのデータベース・クラスタ技術を「@nifty」が採用、無停止型の顧客管理システムを構築

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4−1、代表取締役社長:新宅正明)は、ニフティ株式会社(本社:東京都品川区南大井6−26−1、代表取締役社長:古河建純)が、オラクルのデータベース・クラスタ技術を利用して、同社のインターネットサービス「@nifty」の大規模な顧客管理システムを刷新し、本日より稼動したことを発表します。

 ニフティは1987年よりパソコン通信サービスを開始し、現在は、国内最大規模のインターネットサービス・プロバイダーとなっています。同社はこのたび、今後のさらなる会員数の増加や、IP電話など新規サービスの提供にともなう顧客属性の追加に、迅速に対応する必要がありました。そのため、従来は汎用機とUNIXサーバで構築していた顧客管理システムを、新たにUNIX上に統合して再構築しました。

 ニフティは、「@nifty」の新しい顧客管理システムを支える基盤として、日本オラクルの「Oracle9i Database」およびそのデータベース・クラスタ技術「Oracle9i Real Application Clusters」を採用しました。500万人を超える会員による利用を対象として、障害発生時の迅速な復旧や、オンラインでのメンテナンス作業など、24時間365日止まらない可用性を高く評価し、オラクルの採用を決定しました。また、将来予想される会員数の増加にも、アプリケーションの書き換え等をせずにCPUやクラスタ・ノードの追加だけで対応可能な、柔軟性と拡張性も導入のポイントとなりました。なお、「Oracle9i Real Application Clusters」との親和性が高い、富士通のハードウェアとクラスタ技術「PRIMEPOWER」「PRIMECLUSTER」を採用し、サーバ3台を並列配置するクラスタ方式で構築しました。

 ニフティでは統合された新しい顧客管理システムにおける開発の効率化および、24時間365日止まらない安定したシステム稼動の実現を見込んでいます。また、統合データベースを利用して顧客管理・分析を実践することにより、顧客のニーズに合った質の高いサービスの提供など、CRM (Customer Relationship Management) を推進していく予定です。

「Oracle9i Real Application Clusters」(RAC)について
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの前バージョン「Oracle8i」から採用された「キャッシュ・フュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタ化機能です。従来のデータベース・クラスタ化機能では、ノード数の増加に従ってノードあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりノード数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle9i Real Application Clusters」 によるノードの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のノードの障害が発生しても、残りのノードで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。
http://www.oracle.co.jp/9i/database/index.html

■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 マーケティング本部 コーポレート・コミュニケーションズグループ
広報担当:栃尾  TEL:03-5213-6927 E-mail: Miki.Tochio@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

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