ツネイシクラフト&ファシリティーズ 網地島ライン向け旅客船「シーキャット」を竣工・引渡 

 ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社(本社:広島県尾道市浦崎町1471番地8、代表取締役社長:神原潤)は2019年1月11日、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、網地島ライン株式会社向け110 総トン型アルミニウム合金製高速旅客船「シーキャット」を竣工し、引き渡しました。

「シーキャット」は定員220人で、宮城県の石巻港~田代島~網地島~鮎川を結ぶ定期航路に就航予定です。地元住民の生活航路を支えるとともに、近年「猫の島」や「マンガアイランド」として人気を集める田代島への観光客の足として重要な役割を担います。

~独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 共有船舶建造支援部 中西正則 担当部長~ 
「網地島ライン様は、田代島、網地島の住民の皆さまにとって唯一の生活航路であり、暮らしに不可欠な物資を運ぶ重要な交通手段です。ツネイシクラフト&ファシリティーズ様の卓越した最新の技術力を結集して建造していただいた本船が、必ずや島民や観光客の皆さまの期待に応え、活躍することを祈念いたします」

~網地島ライン株式会社 安倍友一 代表取締役~
「本船が東日本大震災と西日本豪雨災害からの復興のかけ橋となることを願ってやみません。建造してくださった皆さまに厚く御礼申し上げます」

~ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社 神原潤 代表取締役社長~
「東日本大震災から様々なものが復興するなか、地域の皆さまにとっても、網地島民の皆さまにとっても新造船にかける期待は大きいものと存じます。私たちも昨年、西日本豪雨災害に見舞われ、厳しい状況を乗り越えながら、これまで培った技術・知識を最大限に発揮し建造いたしました。本船が地域の皆さまの重要な交通手段として活躍するとともに、観光客の方々にも素晴らしい思い出を残し、石巻市の皆さまの誉れとなることを祈念いたします」

 ツネイシクラフト&ファシリティーズは今後も、建造船の安全性、耐航性、推進性などを高め、顧客のニーズに合わせた利便性の高い船づくりを目指していきます。

■「シーキャット」について 
船種:アルミ合金製旅客船
全長:30.5メートル
船幅:6.5メートル
深さ:2.7メートル
総トン数:109トン
速力:最大速力30ノット、航海速力25ノット
旅客定員:220人
建造所:ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社

■ ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社について
アルミ船建造および修繕のクラフト事業・建設事業・救命艇事業を行っています。事業を通じて海上交通や暮らしの安全性、快適性を追及することで人々に快適な暮らしを提供し、未来と調和した新たな取り組みに挑戦しています。
URL:http://www.tsuneishi-fc.com/
代表取締役社長:神原 潤
事業内容: アルミ(軽合金)製船舶建造・修理、総合建築業、救命艇保守点検
設立: 2010年12月
資本金: 5,000万円
従業員: 52人(2017年12月末時点)
建造実績船種: 旅客船、漁業取締船など
関連会社: 株式会社ティエフシー http://touhoku-fc.com/

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
経営管理部 経営企画課
TEL:0848‒73‒5282 FAX:0848‒73‒5323

竣工し現地へ出航
引渡書・受渡書の交換
網地島ラインに就航する「シーキャット」
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