岡崎市の通年観光ポスターに故内藤ルネ氏のイラストを起用! 日本の「kawaii」文化の先駆者が市街を飾る
愛知県岡崎市は、2018年度の岡崎市の通年観光ポスターに、本年で生誕85年、デビュー65年、没後10年と言うトリプル周年を迎える岡崎市出身のイラストレーター故内藤ルネ氏のイラストをキービジュアルとして起用しました。
日本独自の文化「Kawaii」のルーツ内藤ルネ氏の効果とは?
故内藤ルネ氏は日本独自の文化とも言える「Kawaii」のルーツとして、現在雑貨等様々なアイテム展開や、企業タイアップやメディアなどで再度注目を集めており、広く3世代にわたる観光客取り込みに効果があると考えます。
制作枚数
B1版 240枚
B2版 1,200枚
掲示場所
岡崎市内公所ならびに観光施設など
故内藤ルネ氏について
故内藤ルネ氏は1932年(昭和7年)岡崎市生まれ。
1952年、19歳で抒情画家の中原淳一に呼ばれ上京、中原が主宰する出版社のひまわり社に入社。雑誌『ひまわり』、『それいゆ』の編集を手伝いながら挿絵などを描くようになる。
1954年、『ジュニアそれいゆ』の創刊号から主要メンバーとなりイラスト・人形作品を掲載。この頃から1964年頃まで『少女クラブ』(講談社)、『りぼん』(集英社)、『なかよし』(講談社)、『女学生の友』(小学館)など少女雑誌各誌の口絵・付録・イラスト作品を多数手がける。
1961年頃から1980年代まで、マスコット人形・食器・インテリア雑貨・キャラクター文房具などを多数デザイン。
1964年、『服装』(婦人生活社)に手芸・インテリアの提案などを行う自由なテーマ連載を開始、『私の部屋』(婦人生活社)に引き継がれ中断を経ながらも1992年まで続く。
1971年、世界初のパンダキャラクターと言われる「ルネパンダ」を発表。翌年の日本でのパンダブームのさきがけとなった。
2002年7月、東京の弥生美術館で初の回顧展「内藤ルネ展 ~ミラクル・ラヴリー・ランド~」が開かれたのを機に新たなファンを獲得。かつて出版した著書が復刻されるなど再び脚光を浴びた。
2005年7月、「内藤ルネ初公開コレクション展-日本の可愛(かわい)いはルネから始まった」が開催された。
2007年10月急性心不全のため静岡県伊豆市の自宅で死去、74歳没
没後も全国巡回の展覧会が人気を博したり、航空会社とのタイアップによるラッピング機材の就航、2018年にはNHKによる「内藤ルネの特別番組」が全国にて放送されるするなど、さらに注目を集めている。