住商モンブラン × 小松精練 天然成分配合ファブリック「Onibegie(オニベジ)」 ユニフォーム分野への展開について
このたび、住商モンブラン株式会社(本社:大阪市中央区 社長:長尾孝彦 以下、住商モンブラン)と、小松精練株式会社(本社:石川県能美市 社長:池田哲夫 以下、小松精練)は、タマネギの皮を活用した天然成分配合ファブリック「Onibegie(オニベジ)」を、環境配慮型合繊素材として2017年夏より、ユニフォーム市場へ販売開始いたします。
合成繊維を中心に、高感性・高機能ファブリックメーカーである小松精練と、創業以来、白衣関連ユニフォームを主力に、サービスユニフォーム業界においてトップシェアを誇る住商モンブランは、これまで両社による高機能加工素材(抗菌・防臭・防汚)を中心に開発・販売を行っておりました。
そんな中、あらゆる分野のものづくりにおいてキーワードの一つとして掲げられている「エシカル」(環境保全や社会貢献)という視点でのものづくりの重要性に着目した住商モンブランは、小松精練が2014年に開発した「Onibegie®」のこれまでにない優しい色や商品コンセプトに共感し、ユニフォーム用途に向けた共同開発をスタートしました。
住商モンブランの長年培ったデザイン力と小松精練の高次加工技術を融合させ、両社の商品コンセプトを維持しながら過酷なユニフォーム用途で要求される高いスペックをクリアするために試行錯誤を繰り返した結果、環境に優しく、そして人々に「安全」と「快適」をお届けできる新しいユニフォームが誕生しました。
新商品展開について
新たに展開する「オニベジ」のユニフォームは、働く方々だけでなく、その職場空間をデザイン性豊かに素材の優しさで、癒しや和らぎの空間へと演出します。
ターゲット
1)COOKING
食材と関連して視覚的にも居心地の良い時間を提供。
・ナチュラルな食材にこだわる自然派レストラン
・くつろぎ空間を演出するナチュラルカフェ
・親しみやすい空間を提供するカジュアルレストラン
2)MEDICAL
自然由来の優しい色目をベースに和らぎを与える医療シーンへ。
・癒しや和らぎの雰囲気を重んじる介護施設
・明るく親しみやすさをアピールしたい医療施設
・視覚的に優しい空間を演出したい産婦人科・小児科など
商品の展示は、住商モンブランの展示会(2月2日-3日東京サンライズビル東京都中央区日本橋富沢町11-12、2月8日-9日大阪サンライズビル大阪市中央区備後町2-6-8)にて行います。
『Onibegie®(オニベジ)』について
「オニベジ」は、小松精練が2014年に開発した、合成繊維に対し廃棄されるタマネギの皮から抽出した成分をベースに、様々な天然成分を配合して染色を可能としたテキスタイルです。通常、合成繊維は植物成分が固着しにくく、日光や洗濯などで色が落ちてしまいますが、オニベジは独自技術により繊維を改質することで、植物成分が固着しやすく落ちにくい素材です。さらに廃棄物であるタマネギの皮を有効利用することで環境に優しく、かつ化学染料だけでは表現できないナチュラルな色を表現しています。
オニベジの特長
1)廃棄されるタマネギの皮から抽出した成分と不要となった植物材料を配合した環境に配慮した素材です。
2)多種多様な合繊ファブリックでの表現が可能です。
3)化学染料だけでは表現できないナチュラルな色表現が可能です。
4)小松精練が保有する高次加工技術との組み合わせが可能です。
販売目標
初年度 5万m
3年後 20万m
会社概要
住商モンブラン株式会社
社名 :住商モンブラン株式会社
設立 :1950年(昭和25年)6月
代表取締役社長:長尾 孝彦
資本金 :8,000万円
売上高 :107億(平成28年5月期)
従業員数 :119名
小松精練株式会社
会社名 :小松精練株式会社
設立 :1943年(昭和18年)10月
代表取締役社長:池田 哲夫
資本金 :46億8,042万円
売上高 :379億8,000万円(平成28年3月期 連結)
従業員数 :1,296名(平成28年12月31日 連結)