2020年におけるプラグイン電気自動車の年間販売台数は300万台に到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Electric Vehicle Market Forecasts Global Forecasts for Light Duty Hybrid, Plug-in Hybrid, and Battery Electric Vehicles: 2013-2020 (電気自動車市場の予測:世界のハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリー式電気乗用車市場の予測)」の販売を開始しました。
全般的な自動車市場の一翼を担うものとして世界の多くの地域でハイブリッド電気自動車が広く受け入れられるようになった一方で、プラグイン電気自動車(PEV)の方は未だに新技術のままの位置づけにあり、新たな市場には付き物の課題に直面しています。それでもなお、Navigant Research社の新調査レポートによると、燃料価格の高騰、PEV価格の低減、また選べるPEVのモデルが増えてきたことが相伴って、今後数年でこの市場分野の成長は急速に高まると予測されています。同調査レポートでは、PEV小型車の年間販売台数はプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)と純バッテリー電気自動車(BEV)とを合わせて2020年には300万台に到達し、小型車市場全体の内の3パーセントを占めることになると見ています。
Navigant Researchの主席リサーチアナリスト、Dave Hurst氏は、「PEV市場は、初期段階には膨大な誇大宣伝と強烈な懐疑論の両方にさらされたものです。2011年から2012年の間にPEV市場は速やかな拡大を継続し、150パーセントという伸びを示したことから、そのどちらのシナリオも正しくないことが証明されました。しかし未だに世界の自動車市場全体の内のごくわずかな部分を占めるのみで、2012年でその市場シェアは0.2パーセントに過ぎません。」と述べています。
PEVの車種が限られていることが、米国、ドイツ、フランス、中国、また他のアジア太平洋諸国等の巨大自動車市場における成長を妨げている要因となっていました。しかし、上記調査レポートによれば、多くの国々でホンダやVolkswagen、Hyundai、また他の自動車会社から新車発売が相次ぐことから、今後2年間でこれらの制約の多くは取り除かれる見込みです。
同レポートでは、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、および純バッテリー電気自動車のそれぞれ小型車について、その市場見通し、市場規模ならびに市場シェアの分析を行っています。このレポートには一般消費者向けおよび運輸業者向け市場双方に関する基本的な市場予測想定データとともに、広範な自動車販売データが盛り込まれています。年間販売台数予測については、電気自動車以外の自動車の販売予測と比較しながら、電気自動車の各種タイプ別に2020年までに至る予測を示しており、さらに世界の地域別、ならびに主要国別の分析も加えています。
市場調査レポート: 電気自動車市場の予測:世界のハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリー式電気乗用車市場の予測
Electric Vehicle Market Forecasts Global Forecasts for Light Duty Hybrid, Plug-in Hybrid, and Battery Electric Vehicles: 2013-2020
http://www.gii.co.jp/report/pike209206-electric-vehicle-market-forecasts-global-forecasts.html
出版日: 2013年06月11日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)
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