日本オラクル、PLMアプリケーション最新版を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、社長執行役員 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、オラクルのPLM(*1: Product Lifecycle Management)アプリケーションの最新版「Agile PLM 9.2.2.4」を本日より提供開始することを発表します。
(*1)PLM:製品の企画開始から市場を退出するまでの製品ライフサイクル、つまり製品の企画、設計、生産、販売、保守までの全工程における製品関連情報を包括的に一元管理する経営手法。開発期間の短縮、製品収益向上、環境規制対応のための全社的な情報基盤として近年、注目を集めている。
「Agile PLM」は、開発プロセス管理、関連部門のコラボレーション、統合BOM(部品表)管理を行うアプリケーション製品です。各種規制対応、製品開発情報において厳正かつ精密な管理が求められるハイテク、食品、自動車部品、機械やヘルスケアなどの業界からのニーズが拡大しており、グローバルで1,300社以上の導入実績があります。最新版では、下記の点において機能強化が図られています。
1.オラクルの業務アプリケーション製品群「Oracle Applications」との連携
オラクルのアプリケーション統合基盤「アプリケーション統合アーキテクチャ」を活用し、「Agile PLM」と、オラクルの業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」および「JD Edwards EnterpriseOne」とのSOAによるプロセス統合が可能になりました。「Agile PLM」の製品開発プロセスと「Oracle E-Business Suite」の生産管理プロセス、「Agile PLM」の製品開発プロセスと「JD Edwards EnterpriseOne」の生産管理プロセスにおいて、各々の技術的連携を容易に実現するためのパッケージ「プロセス統合パック」(*2)を順次提供開始していきます。
(*2)「プロセス統合パック」:「アプリケーション統合アーキテクチャ」の一要素で、異種「Oracle Applications」間のSOAによる業務プロセス連携を可能にするためのソフトウェアパッケージ。業務に必要となる業務項目名とその定義、属性、関係、制約条件、拡張項目やその動作(作成、検索、更新、削除、同期)などが事前定義されているため、SOAによるアプリケーション統合にかかる時間とコストを大幅に低減することが可能。
2.設計情報の可視化
オラクルのデータ転送機能「Oracle Data Integrator」とレポーティング機能「Oracle Business Intelligence」を活用して「Agile PLM」の製品開発プロセス情報を即時にダッシュボード(*3)として可視化することが可能になりした。製品開発プロセスにおける製品ユニット毎のコストや開発状況のステータスが一画面で閲覧でき、開発部門責任者、製品担当者や経営者層の意思決定と迅速な判断に役立てることが可能です。
(*3)ダッシュボード:経営や業務において必要となる情報、状態や指標が整理、統合され、一目で閲覧できるよう表示された画面
◆「Agile PLM 9.2.2.4」概要
提供開始日:2008年6月19日(木)
対応プラットフォーム:
Client OS: Windows Vista (32/64bit)、 Windows XP (32/64bit)
Server OS: Windows 2003 R2 (64 bit)
価格:
「Agile Engineering Collaboration」20ユーザーで1千836万円(税込み)から
お客様お問い合わせ先:
Oracle Direct(TEL)0120-155-096
主な機能:
「Agile Product Governance and Compliance」
- 含有化学物質情報の収集と管理、RoHS規制対応や有化学物質管理を支援するアプリケーション
「Agile Product Portfolio Management」
- 製品の品揃え、開発プロジェクト、職務やスケジュール、資源や成果物の管理を支援するアプリケーション
「Agile Engineering Collaboration」
- 主要なCADアプリケーションとのデータ連携を支援するアプリケーション
「Agile Quality Management」
- 製品の品質不具合に関する苦情、不適合情報、予防措置や是正措置管理を支援するアプリケーション
「Agile Product Cost Management」
- 仕入先管理、購入部材の見積もり業務や原価企画を支援するアプリケーション
「Agile Enterprise Visualization」
- 製品に関連する文書やCADファイルの可視化
「Agile Product Collaboration」
- 製品、部品情報やドキュメントの管理と変更管理
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数2,060名(2007年11月末現在)。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報部 石川
TEL: 03-6238-8179 FAX: 03-5213-6990 E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
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