日本人の霊的意識を探る短期集中セミナー「霊性思想史」を 10月10日(月・祝)にオンラインにて開催

カルト問題を考える前に-日本の霊性思想の根底を知る

 一般財団法人スピリチュアリティ・リサーチセンター(所在地:兵庫県西宮市、代表理事:伊藤 耕一郎)は、日本人の霊的意識を探る短期集中セミナー「霊性思想史」を10月10日(月・祝)にオンラインにて開催いたします。

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 昨今のニュースで「政治と宗教問題」、「カルト問題」について取り上げられない日はありません。
 ところが、実際に「カルトとは何なのか?」、「カルトとは宗教のみを指すのか」など細かく掘り下げていくと簡単に答えることは難しいのではないでしょうか。一般財団法人スピリチュアリティ・リサーチセンターでは、その根底にある霊的なものを扱う思想についての一日講座を開くことにしました。

 「儲け主義」、「搾取が目的」といっても、最初から金銭目的のために成立した宗教はそうそうありませんし、またそれが社会的にみれば洗脳行為だとしてもそこに「真剣な信者」が存在していることも確かです。ある団体では、この信心につけ込んで信者を霊感商法の勧誘員にしたり、信者自身が搾取され被害者になってしまう場合があることは否定できません。とはいえ、そこには必ず「人の力ではどうにもならないことへの不安」や、「人知を超えた超越的な存在の必要性」、「心を満たしてもなお乾いている深い痛み」が介在します。これが「スピリチュアリティ(霊性)」と呼ばれるものです。そしてこれは何も宗教にのみ存在するとは限りません。

 コロナ禍の米国において、門戸を閉ざした宗教に代わって占いの利用者が増加していると海外メディアが報じたのは昨年のことです。当財団の調べでは占いやヒーリング、各種セラピーの売上は下がるどころか、増加の傾向にあります。スピリチュアリティの市場も閉塞した毎日を過ごす人々に安心や休息を与えるものもあれば、逆にそこに依存する人を作り出し、搾取する側に回るケースもあります。

 確かにカルト宗教や政治と宗教について議論することは大切です。しかし、その奥についてまわる「霊性」について考えることなしにこの問題の本質を見極めることはできないのではないでしょうか。

 今回当財団では日本に存在している霊性思想がどのように成立・流入し、育ってきたかについて、通史的に解説し考える機会を持つことにしました。表に見える形で現れた組織が宗教だとすれば、霊性思想は表に出てこなかった人の深層にあるものと言うこともできるかもしれません。

 本連続講演では、今の日本の霊性思想に続く思想がどこでどのように発生し、日本にいつ入り、どう育ってきたか。そして現在どのような状態にあるかまでの概要を把握することを目的としております。「世界霊性思想史」、「日本霊性思想史」、「現在における霊性思想」の3部構成を予定しております。

 7時間(途中休憩を挟みますので講演自体は6時間予定)の一日をお取りする形になりますが、今の日本を知るために、また今後の企業やコミュニティ運営のためにも有益な内容を提供できるよう努めて参りますので、ご参加の程お待ちしています。

 なお、お時間の合わなかった方にはアーカイブ視聴ができるよう予定しております。

日時

10月10日(月・祝)
10:00~17:00(3部構成)

会場

オンライン(Zoom)

参加費

会員  :2,000円
一般  :5,000円
当日入会:7,000円(入会金+受講費)

こちらから申し込みをお願いします。振込先及び当日のミーティングIDを記した返信メールをお送り致します。
https://www.kokuchpro.com/event/558b3eb75aa4d89874e2226a8a834442/

詳細URL

講師及び略歴

伊藤 耕一郎(いとう こういちろう)
関西大学大学院博士課程修了 博士(文学) 比較宗教学研究
一般財団法人スピリチュアリティ・リサーチセンター 研究員 理事

主著

『スピリチュアルのリアル 精神世界再考』(SRCパブリッシング)

論文

「魂のチュートリアル―『親ガチャ』から考える若者のスピリチュアリティ」(『関西大学哲学 第40号』掲載)
「精神世界と日本の福音派―米国大統領選挙の視座から」(『千里山文學 第2号』掲載)
ほか

国際発表

「もう一つの民俗史―東アジアと『日本の霊性思想・文化』―」(於:高麗大学)

タロット
オラクル
聖地オーブ
聖地ゲート
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