「富士通-オラクル クラスタ支援センター」を設立
富士通株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋草直之、以下 富士通)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、略称:日本オラクル)は、富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー、注1)」、クラスタソフトウェア「SafeCLUSTER」と、オラクルの「Oracle Parallel Server(以下OPS、注2)」の組合せによる高可用性システム(注3)の構築を支援する「富士通-オラクル クラスタ支援センター」を3月9日に共同で設立いたします。
富士通は、1989年5月に米国オラクルおよび日本オラクルと、オラクル製品に関する「ビジネス・アライアンス契約」を締結しております。日本国内のデータベースビジネスにおいて、Oracleデータベース販売No.1のパートナーとして、日本オラクルの2000年度 (1999年6月から2000年5月)「Excellent Partner」となっております。
これまでも、富士通は、日本オラクルと協力し、インターネットを利用したシステムを数多く販売し構築しております。今回、さらに拡大するインターネットビジネスに対応するため、富士通と日本オラクルの専任技術者が検証支援を行う、常設の「富士通-オラクル クラスタ支援センター」を、横浜市にある富士通の事業所内に設立しました。
本センターは、インターネット技術を利用したシステムに不可欠な連続運転を実現するために、システム構築の設計支援と最適なシステムを構成するためのハードウェア規模の検証などを行います。インターネットを利用した高信頼システムを構築するために必要不可欠なセンターとして、富士通のSEを支援することで、お客様のニーズにお応えします。
この「富士通-オラクル クラスタ支援センター」設立により、富士通は、日本オラクルと協力し、クラスタシステムのシステム構築と販売をさらに拡大してまいります。加えて、「Oracle9i」で提供予定の「Real Application Cluster」を早期導入するための準備も、本センターで行います。
また、富士通は、クラスタシステムを構築する際のコンサルティングサービスを開始します。コンサルティングサービスメニューとしては、スタートアップサービスから順次、設計サービスへと拡大していきます。
【「富士通-オラクル クラスタ支援センター」の技術支援内容】
最適なシステムを構成するためのハードウェア規模の検証(サイジング)
ハードウェアとソフトウェアを組合せたシステムの検証
コンサルティングによるシステム支援
ユーザ事例/技術情報/ノウハウの収集と整理、提供
技術セミナーの開催
【補足説明】
注1:富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」
富士通が開発した「SPARC64(TM )GP」プロセッサに、基本ソフトウェアとして、Solarisを採用したUNIXサーバで、富士通がこれまで大型汎用機の開発で培ってきた高信頼性機能と最大128CPUまで拡張可能な卓越したスケーラビリティを備えています。
注2:オラクルの「Oracle Parallel Server」
Oracleが培ってきたデータベース・テクノロジーを、クラスタリング・システムに拡張するためのオプション機能で、データベース環境に、より高い耐障害性および連続稼動性、拡張性を追加します。
[特長]
データベース・インスタンスの高速フェイルオーバー
Shared Everythingアーキテクチャの採用 -ノード障害発生時、他ノードから処理の継続が可能
-ノード追加時、データベース再構築不要
-ノード追加で、アプリケーション・スループットの向上
高速インターコネクト経由でのノード間の読取り一貫性の実現(Cache Fusion技術)
H/Wクラスタ・テクノロジとの密接な統合注3:高可用性システム
長時間にわたり、期待されるサービスを中断することなく稼働を継続できるシステム。
【商標について】
●Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。
●その他の記載されている会社名、製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以上
●報道関係者お問い合わせ先
富士通株式会社
広報室 小池
ホームページ: http://www.fujitsu.com/
日本オラクル株式会社
社長室 広報 玉川
ホームページ: http://www.oracle.co.jp/
●お客様お問い合わせ先
富士通株式会社 ビジネス統括部PRIMESERVER販売推進部
電話:03-3548-3811 (直通)
e-mail: openworld@cs.fujitsu.co.jp
日本オラクル株式会社 富士通営業部 部門代表
電話: 03-5213-6301