子どもの成長段階に合わせた設計で足の正しい成長をサポートする「キッズインソール2」が2022年度グッドデザイン賞受賞

2022-10-11 13:45

「足もとから人の暮らしを豊かにする」インソール研究開発メーカー株式会社村井(本社：東京都豊島区、代表取締役：村井隆)の新製品「キッズインソール2」(特許出願中)が公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。アップグレード版となる「キッズインソール2」は、市場に丁寧に応える姿勢が特に評価され、昨年の「ママインソール」に続き本年で4年連続の受賞となりました。

受賞製品概要

開発背景

近年、生活環境の変化によって子どもの運動量は低下しており、外反母趾や扁平足などを抱えた子どもが増えています。また、子どもはすぐにサイズアウトしてしまうため、大きめの靴を選ぶ保護者も多く、子どもの足トラブルは年々増加傾向にあることが問題視されています。

子どもの足は年齢により異なる部位が成長していきます。特に注目したのが、10歳頃まで足骨格は未完成で、完成までは骨と骨の結び付きが弱くバランスが崩れてトラブルが発生しやすいデリケートな時期であること。崩れた足骨格を後から修復することは困難なため、完成前に良い形に整えることが重要です。そこで私たちは、「足の正しい成長を促す」をコンセプトに、成長段階に応じて4種類の異なるインソールを開発しました。

アップグレード版となる「キッズインソール2」は、お客様の声を聴き、現行品「キッズインソール」の「サポート力」「歩きやすさ」「使いやすさ」を高めました。
(1)衝撃を吸収する素材の硬度を高めて「サポート力」をアップ
(2)歩行時の重心を正しく誘導する溝(屈曲誘導ライン)設け「歩きやすさ」をアップ
(3)靴内に挿入しにくかったサイズ調整シートの代わりに、本体を下層がはがせる二層構造に変更し、「使いやすさ」をアップ

「足の正しい成長を促す」キッズインソール2

《特長》

子どもの足の成長段階に合わせた4種類の設計で足の正しい成長をサポート
衝撃を吸収する素材で足のトラブルを防いでサポート力をアップ
裏面の「屈曲誘導ライン(溝)」が正しい歩行を誘導
インソールの厚みを調整可能にし、買い替え頻度の高い子ども靴の廃棄を減らします

大きめの靴を選びがちな現状を考慮し、靴のフィット感に合わせて、インソールの層を剥がして厚み調整ができるよう工夫しました。これにより子どもの足の正しい成長を促すことと一足の靴を長く履けるようにすることの両立を可能にしました。

グッドデザイン賞審査員の評価

「今や子供の成長に応じた設計のインソールは各社が開発を進める製品であるが、当製品はインソール専門メーカーが解剖学的知見から市場で初めて開発したキッズインソールのアップグレード版である点に注目した。既に長年にわたる販売実績がある中で、今回のアップグレードには市場に丁寧に応える姿勢が見られ、インソールを部分的に剥がすことで厚さ調整機能の向上を実現した点が買い替え頻度の高い子供靴の廃棄を減らす提案として特に評価された。現代のものづくりに求められるサステナブルな視点がよく反映されている。」

受賞作品の紹介ページはこちら＞＞
キッズインソール受賞ページURL： https://www.g-mark.org/award/describe/53108

発売予定

2022年10月26日(水)オープン予定の新店舗「ARUKU COFFEE & GALLERY」(東京都豊島区北大塚2-27-4　株式会社村井1階)にて先行販売予定。

会社概要

会社名　　　　　　：株式会社村井
代表者　　　　　　：代表取締役　村井隆
所在地　　　　　　：【本社】〒170-0004　東京都豊島区北大塚2丁目27番4号
設立　　　　　　　： 1951年
事業内容　　　　　：靴用各種部品および副資材、
　　　　　　　　　　一般消費者向け靴関連製品の製造販売
資本金　　　　　　： 1億円
公式サイト　　　　： https://e-murai.jp/
オンラインショップ： https://shoesfit.com/