日本オラクル、スマートリンクと人材育成事業で協業

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明)と株式会社スマートリンク(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北澤淳一)は、企業の人材開発環境の最適化を図るため、人材育成事業分野で協業することを発表いたします。本協業により、人材育成を必要としている企業へのコンサルティングから導入、人事管理システムへの連携など、総合的な人材育成ソリューションの提供が可能となります。さらに、導入コンサルティング手法を共同で開発することで開発期間の短縮と効率化が実現されます。

近年、大企業を中心に「研修コスト削減」から「企業全体の人材価値を高めることで企業価値を向上」というeラーニング導入目的の変化や、ウェブブラウザを用いてのeラーニング形態や集合研修など、全てを統合的に管理する必要性が高まりつつあります。また、個人能力開発としてeラーニングや集合教育を含めた研修を実施し、その結果を人事管理システムへフィードバックするという連携が必要とされています。今回の協業により両社の製品とノウハウを統合し、企業の人材戦略に沿った総合的な人材育成の効率化を図ることが可能となります。

今回の協業における両社の役割は以下の通りです。
・日本オラクルは、統合ビジネスアプリケーションOracle E-Business Suiteを構成するオラクルの人事管理システムを提供し、人材育成をはじめとする人材マネジメントの情報基盤を提供致します。また、オラクル人事管理システムの1モジュールであるOracle iLearningは、トレーニングコースの開発からデリバリをサポートし、自発的学習・自立型人材の育成を促進します。

・スマートリンクは、独自に開発したeラーニング導入コンサルティング手法である「SmartLink Learning 7steps」を活用し、企業の人材戦略に適合する教育・学習目標と学習計画の策定などを行うラーニング プロフェッショナル サービスを提供します。企業の要望や組織に最適なシステムの構築とコンテンツ教材の開発や、実施後の評価分析をもとにした改善計画の立案など、能力開発のためのライフサイクルにわたるコンサルテーションを提供します。

スマートリンクはOracle iLearningを活用したシステム開発期間の短縮化と効率化を目的に、日本オラクルとの協力により「SmartLink Learning 7steps」をベースにした「Oracle iLearning」向けの導入手法「SmartLink Learning 7Steps for Oracle iLearning」を新しく定義し、開発しました。
これにより、企業の人材戦略に適合するラーニング環境を構築でき、人材育成開発プランにおける一連のライフサイクルに対して総合的な学習管理が可能になり、継続的に教育成果を向上することができます。また、eラーニング教材をラーニングオブジェクトと呼ばれる学習目標と最小学習単位を個別管理することで教材資源のメンテナンス性や拡張性を向上し、統合的に管理することも可能になります。

両社は、セミナーなどの共同プロモーション活動及び共同販売活動を展開することで人材管理・育成ニーズの高い製造業、金融業、流通業などの大企業を主なターゲットとし、今後1年間で15社以上の受注を獲得していく予定です。

注*SmartLink Learning 7steps(スマートリンク ラーニング セブンステップス)
スマートリンクが独自に開発し、eラーニングや集合教育などを含めた統合されたラーニング環境構築のための総合的な開発フレームワーク。7つのフェーズで構成されており、論理的にラーニング環境開発のプロセスを進めることで開発期間の短縮と効率化を実現。さらに実施後の評価と改善計画策定までがプロセス内に定義されているため、人材開発における一連のライフサイクルに対し広範囲なサポートと、人材戦略に沿った継続的な教育成果の確保が可能。
また、ITを活用した現代の学習ニーズに応えるよう「教育成果管理」、「教材開発」、「システム開発」の3つの要素で定義されており、それぞれのプロセスモデル、プロセスを進める上でのガイドラインとなるラーニングポリシー、各フェーズでのドキュメントテンプレートセットと業務遂行のための支援ツールで構成されている。

〜7つの展開フェーズ〜
【Step 1.初期分析】
顧客ニーズから求められるラーニング環境に関して、全体の方向付けを行う。

【Step 2. 分析】
初期分析から得られた方向性から、ラーニング環境のユースケースや、コンテンツのLearning Object化を行い、改善時に必要な評価基準を定義する。

【Step 3. 設計】
分析による明確化されたラーニング環境の要求モデルを実装可能なモデルとして設計を行う。

【Step 4. 開発】
設計に基づいたシステム開発導入・コンテンツ制作業務を行う。

【Step 5. 実施】
予定された計画に従い、ラーニング環境を実施・運用する。

【Step 6. 評価】
Learning環境の改善のために必要な評価基準に従い、その実施結果を収集し、レポートする。

【Step 7. 改善】
評価において収集された各評価項目により、次のサイクルにて改善すべき点を決定し、フィードバック計画を立てる。

※本文に記載されている製品名、会社名は各社の商標または登録商標です。

■日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1440名(2003年5月末現在)。
URL  http://www.oracle.co.jp/9i/

■株式会社スマートリンクについて
ITXグループの一員である株式会社スマートリンクは、「教育」と「IT」に卓越した専門性を有するラーニング プロフェッショナル サービス企業です。これまでシスコシステムズ、大原学園/BizValley、日経BPといった教育事業者を始めとする商用eラーニングや企業内研修向けeラーニングのコンサルティング、システム開発や運用で実績を持ちます。スマートリンクでは企業内や各種教育機関における人材価値向上を起因としたeラーニング導入気運の高まりを受け、幅広く事業展開していきます。
URL  http://www.smartlink.co.jp/

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報担当:石川
TEL: 03-5213-6395 Fax: 03-5213-6990

株式会社スマートリンク マーケティング部 広報担当:小林
TEL:03-5276-6033 FAX:03-5276-6034
E-mail: press@smartlink.co.jp

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