関西若手起業家の登竜門イベントが2月に開催  最優秀賞は革靴のリユースマーケットを手掛ける 学生起業家「Shoeber」

25歳以下の若手起業家がピッチ。 大阪、京都、神戸で高まるスタートアップへの期待

インキュベーション施設「billage OSAKA(ビレッジ オオサカ)」の企画・運営を行う株式会社MJE(本社:大阪市中央区、代表:大知 昌幸)は、近畿経済産業局、大阪商工会議所、都心型オープンイノベーション拠点「Xport」とともに、関西2府4県の若手起業家を対象としたピッチイベント「U-25 kansai pitch contest vol.3」を2020年2月19日に開催いたしました。過去最多28人の応募から書類選考を通過した起業家7人が、大阪工業大学梅田キャンパス OIT梅田タワー 常翔ホール(大阪市北区茶屋町1-45)に集まった約300人の観覧者を前に登壇しました。
審査員からの投票で、革靴のリユース市場の創出を目指す「Shoeber 村上 友哉 氏」が最優秀賞に選ばれました。

U-25 kansai pitch contest vol.3 入賞者一覧

U-25 kansai pitch contest vol.3の集合写真
U-25 kansai pitch contest vol.3の集合写真

最優秀賞    :Shoeber 村上 友哉
優秀賞     :Gude 上岡 耕太朗
伊藤忠商事賞  :Gude 上岡 耕太朗
サントリー賞  :Shoeber 村上 友哉
大和ハウス賞  :ブイクック 工藤 柊
東和薬品賞   :Gude 上岡 耕太朗
パナソニック賞 :Ghoonuts 村田 圭佑
阪急阪神不動産賞:Shoeber 村上 友哉
りそなグループ賞:Ghoonuts 村田 圭佑
※敬称略

最優秀賞は「Shoeber」

株式会社Shoeber 代表 村上 友哉さん
株式会社Shoeber 代表 村上 友哉さん

Shoeber代表の村上 友哉さん(兵庫県立大学経営学部4年)は、日本が世界に誇る靴磨きの技術を通して使えなくなった革靴を再生するサービスを手掛け、リユース市場にて唯一伸びていない「EC×中古靴市場」の創出を目指しています。

審査員からのコメント

ニーズ検証をしっかりと行っていてピッチに説得力があった。オペレーションをどれだけ効率的に回せるかがカギになってくる事業だがその点はテクノロジーで解決し、大きな事業を創っていってほしい。(KPV 萩谷 聡 氏)

古い革靴があんなにきれいになるんだと驚いた。スケール出来るだけのオペレーションが肝だが職人の雇用を生み出せるモデルである点が良い。ワーカー側が飛び付きたくなるような案件を創り出せるサービスは強いし技術を持つ職人に新たな仕事を与えるという文脈は社会的にも応援されやすい。(CyberAgent Capital 北尾 崇 氏)

その他 登壇した若手起業家

壇上に並ぶ7名の登壇者
壇上に並ぶ7名の登壇者

伊崎 遼太郎:Riders Game 代表(関西学院大学在学)
スケートボーダーの動画共有アプリサービス。プロは大会に参加して知名度や報酬を獲得でき、初心者はスキルアップを目指せる。

上岡 耕太朗:株式会社Gude CEO(立命館大学在学)
ミレニアル世代のメイク男子向けに、プチプラのメンズメイク用品の開発・販売や分散型メディアを手掛けている。

工藤 柊:ブイクック 代表(神戸大学在学)
植物性100%のヴィーガン料理に特化したレシピ投稿サイト「ブイクック」を運営。投稿・検索・保存・コメント等ができる。

桑原 達雄:株式会社PHI 共同代表(近畿大学在学)
オンラインで組織運営のためのガバナンスツール「GUILD(ギルド)」を、ブロックチェーン技術を応用して開発中。

関口 颯:株式会社MoguMe(関西学院大学在学)
支出金額確認機能や1クリック解約機能を備えたサブスクの一元管理サービス「SubCan(サブカン)」を手掛ける。

村田 圭佑:Ghoonuts 代表(京都外国語大学在学)
脳に電気刺激を与えることでこれまで向上させる手段がなかったスポーツ選手の空間認知能力を向上させるデバイスを開発中。

イベント内容

結果発表の様子
結果発表の様子

若手起業家のピッチのほか、近畿経済産業局より「関西ベンチャーサポーターズ会議分科会」が行った若者起業家の創出に向けての調査報告と、若者起業家コミュニティと連携したイベントを実施すると近畿経済産業局 西野 聡氏より発表されました(当イベントも連携イベントとして実施)。

近畿経済産業局 西野 聡氏による調査報告
近畿経済産業局 西野 聡氏による調査報告

また都心型オープンイノベーション拠点Xportのメンター 足立 崇彰氏をモデレーターに、「地域における若手起業家とオープンイノベーション」をテーマとしたトークセッションを実施。構想段階にも関わらず半年ほどで協業が決まった例などをあげ、「スタートアップのフェーズに関わらず、お互いのニーズをくみ取っていければ」と、オープンイノベーションの可能性を示しました。

トークセッションの様子(廣澤氏、坪田氏、岸氏、足立氏)
トークセッションの様子(廣澤氏、坪田氏、岸氏、足立氏)

イベントの総括として大阪商工会議所 玉川 弘子 氏は「グローバルを目指しているという言葉をきいて、ユニコーンが育っていくのではないかと心強く感じた」とコメント。またHuman Hub Japan 吉川 正晃 氏は「日本は今スタートアップ・エコシステムを創ろうとしていてここにはその土壌がある。精鋭たちが集まる場所であることを全国に発信していきましょう。」とコメントしております。

今後の展開

U-25 kansai pitch contestは規模拡大を続けており、関西でのスタートアップの盛り上がりを感じます。今後はベンチャー支援機関や地方自治体が実施するプログラムや事業と連係して起業家の支援に力を入れる他、事業アイディアのブラッシュアップや事業計画作成サポートといった相談ができる相談窓口の設置、また来年度以降は京都や神戸などでのピッチイベント開催も目指します。(次回vol.4大会は2020年8月開催予定)

株式会社MJEの概要

本社所在地: 大阪市中央区久太郎町4-1-3 6F
代表   : 代表取締役 大知 昌幸
設立   : 2006年12月
資本金  : 7,900万円(資本準備金含む)
URL    : https://mjeinc.co.jp/


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