麻酔機器の世界市場は2020年までに118億米ドル規模となる見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Industry Expertsが発行した報告書「Anesthesia Devices - A Global Market Overview (麻酔装置:世界市場の概要)」の販売を開始しました。
同調査レポートでは、2013年の世界における麻酔機器の市場規模は74億米ドルと推計しており、同市場は2014年には81億米ドルに達すると予測しています。また、2010年から2020年の間、麻酔機器の世界市場はおよそ7.5%の複合年間成長率(CAGR)で拡大を続けると見られ、2020年までに118億米ドル規模に達すると予測しています。
改修・再生品の麻酔機器具を購入することが、多くの医療機関、病院、また、外来手術センターなどの間で際立った傾向となっています。麻酔医が何年にも渡る習熟を通じて特定の機器に慣れ親しんでいること、また、新品の機器を購入した場合は受け取るまで長い時間待たされることなどが、改修業者が麻酔機器市場へ参入するための門戸を開かせた要因となっています。比較的安価な改修・再生品の購入に向かわせるその他の理由として、補修部品が手に入り易く、機材を常に稼働できる状態に保つのが容易であることが挙げられます。このことは、予備の機器の維持管理についても当てはまります。すぐに部品が手に入るので、ダウンタイムを短くすることができますし、また、広汎な研究部門を抱えた施設などでは、限られた予算の中で購買力を大きく取れるよう、改修・再生機器を選んでいます。
麻酔機器の進化は、スタンドアロン型でネットワーク化されていなかったシステムから、麻酔監視システムや麻酔情報システム(AIMS)を形作るネットワーク化麻酔ワークステーションへの移行も含んでいます。過去10年間でメーカー各社は様々な機能を持たせた麻酔機器を市場に投入してきました。それらの機能としては、高性能人工呼吸器、増設された新人工呼吸モード、グラフィック画面、患者の状態を明確に示すことができるループ機能などがあり、さらに人工呼吸器の大部分は電子化され、ソフトウェアで制御されるようになっています。現在では、購入サイドは最新の人工呼吸機能オプションをいくつも選べるようになっています。そういったオプションとしては、同期式間欠的強制換気(SIMV)、圧補助換気(PSV)、換気量保証機構付き従圧式換気(PCV-VG)などがあり、また、それら機能を新型に更新したり、あるいは優先順位をつけて順次購入したりすることもできるようになっています。
市場調査レポート: 麻酔装置:世界市場の概要
Anesthesia Devices - A Global Market Overview
http://www.gii.co.jp/report/inde119086-anesthesia-dev.html
出版日: 2013年09月04日
発行: Industry Experts
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