日本オラクル、「Oracle Exalogic Elastic Cloud」のハードウェア性能を高めるソフトウェア新製品を発表

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、エンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud(オラクル・エクサロジック・エラスティック・クラウド)」のハードウェア性能を高め、ミドルウェアを高速処理するソフトウェア新製品「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」を発表し、本日から提供開始します。「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」の新機能により、企業は業務アプリケーションの仮想化、サーバーの集約が可能となり、プライベート・クラウド環境を容易に構築することができます。

「Oracle Exalogic」は、サーバーやストレージ、ネットワーク、オペレーティング・システム、ミドルウェアを一体化し、Javaベースのアプリケーションをはじめとする多数のアプリケーションを集約し、クラウド環境で超高速に実行できるように設計されたエンジニアド・システムです。2010年9月に発表以来、43カ国22業種のお客様に採用され、2011年12月~2012年5月における受注件数が対前年比3倍となりました。

「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software」は、「Oracle Exalogic」のハードウェア性能を高め、オラクルのミドルウェア製品に最適化したソフトウェア・コンポーネントです。本日提供開始した「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」に実装される新機能は以下の通りです:

 -仮想化ソフトウェア「Oracle VM」への対応:物理サーバー本来のパフォーマンスに近い性能を発揮し、業務アプリケーションの仮想化をサポートします。
 
 -従来技術に比べ、帯域を4倍高速化、遅延を6分の1に短縮:「Oracle Exalogic」のすべてのシステム・コンポーネントを集約し、高速に内部接続するInfiniband(インフィニバンド)と関連ソフトウェアを最適化する「Oracle Exabus(オラクル・エクサバス)」を提供します。
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 -「Oracle Enterprise Manager 12c」によりアプリケーションからディスクまでの管理を統合:プライベート・クラウド環境で複数のアプリケーションを集約・管理し、アプリケーションごとに完全に分離することでセキュリティ・リスクを解消します。
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 -トラフィック処理を動的に管理する「Oracle Traffic Director」:大量のアプリケーション・トラフィックをセキュアに管理してルーティングします。

<参考資料>
「Oracle Exalogic」の特長:
・複雑な多層構成の業務アプリケーションの導入をクリック操作1回で自動化し、アプリケーションとミドルウェアの導入リスクを低減します。
・オラクルの業務アプリケーションをはじめとするJavaベースのアプリケーション、他社の業務アプリケーションの性能を最大10倍向上します。
・アプリケーションのプロビジョニングが最大6倍高速になり、市場ニーズの変化に迅速に対応します。

「Oracle Exalogic」の主な機能:
・オラクルの業務アプリケーションや特定業界向け各種アプリケーションを実行する上で、「Oracle Exalogic」は最適な選択肢です。これらのアプリケーションは、「Oracle Exalogic」上での最適化、テスト、ベンチマーク測定が完了しており、優れた性能を発揮します。
・「Oracle Exalogic」は、業界をリードする「Oracle WebLogic Server」、「Oracle Coherence」、「Oracle SOA Suite」、「Oracle Tuxedo」などで構成される「Oracle Fusion Middleware」製品ポートフォリオの実行に合わせて最適化されています。「Oracle Tuxedo」は「Oracle Exalogic」上で最適化されており、IBMのCICS、IMS、バッチ・アプリケーションの迅速なリホスティングによるITコストの削減に有効です。
・「Oracle Exalogic」は、データベース・マシン「Oracle Exadata」と密に連携し、「Oracle Database」および「Oracle Real Application Clusters」の性能を向上します。

■本発表に向けたコメント
オラクル・コーポレーション Fusion Middleware/Java担当シニア・バイスプレジデントであるハサン・リズビ(Hasan Rizvi)は、次のように述べています。「2011年1月に『Oracle Exalogic』が一般提供されて以来、アプリケーション性能の飛躍的な向上、導入・運用における複雑さの大幅な軽減、収益創出のためのサービスを市場へ投入する時間の短縮が実現しています。オープンかつ業界標準に基づく『Oracle Exalogic』は、JavaおよびJava以外の数百のアプリケーションを集約し、少数のハードウェアとソフトウェアにより多くのトランザクションをサポートすることで、総所有コストを削減します。」

中南米でスポーツ用品店を展開するNetshoesのCEOであるマルシオ・クムルアン(Márcio Kumruian)氏は次のように述べています。「当社は、年間100パーセント以上のペースで急速に成長しています。以前、JBossインフラストラクチャでオラクルのECプラットフォーム『Oracle ATG Commerce』を実行していたときは、30~40台のサーバーで120のインスタンスを実行していました。ダウンタイムもなく、3週間ほどで『Oracle Exalogic』に移行することができ、すでに素晴らしい成果を挙げています。『Oracle Exalogic』の導入によりサーバー1台で16のインスタンスにまで集約でき、コスト削減とビジネス効率の向上に役立っています。『Oracle ATG Commerce』は以前と比べて6倍高速になり、『Oracle WebLogic Server』と完全同期しています。Netshoesブランドはお客様のための品質と価値の象徴であり、優れたオンライン体験の提供を心がけています。『Oracle Exalogic』の導入により、すべてが連動され、顧客サービスとビジネスの拡張に集中できるようになりました。」

■最小構成価格
※ハードウェア構成と「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software」を含む
「Oracle Exalogic Elastic Cloud」(1/8ラックモデル):50,788,500円(税込)

■製品画像
「Oracle Exalogic Elastic Cloud」
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=215
「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」のスクリーンショット
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=216

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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