【名城大学】都市情報学部の学生ら の「ウェルネスツーリズム」のプランをイベントで発表
名古屋国際会議場主催の「名古屋ウェルネスウィークエンド」で8プランを紹介
都市情報学部の森龍太助教が担当した3年次前期開講科目「観光の資源」を受講した約60人の学生たちが講義の中で検討・提案した名古屋発の都市型ウェルネスツーリズム「ウェルネスタイルなごや 」の多彩なプランが、9月22日に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されたイベント「名古屋ウェルネスウィークエンド」で紹介されました。外国人観光客向けの有松絞の体験や女性限定のジムを楽しむプラン、酒蔵を巡るバスツアーなどを披露しました。
有松絞の体験や女性限定のジムを楽しむプラン、酒蔵を巡るバスツアーなど
5月の「観光の資源」の講義では、公益財団法人「名古屋観光コンベンションビューロー」でおもてなし部長を務める木野有恒さんがゲスト講師として登壇し、「ウェルネスツーリズム」の定義や名古屋観光コンベンションビューローが取り組む「ウェルネスタイルなごや」の現状と課題などについて解説。「名古屋で楽しむ『やすらぎ』『いやし』のためのコンテンツ」をテーマに学生がグループワークなどでさまざまなプランを検討し、木野さんに提案しました。
名古屋国際会議場が主催したイベント「名古屋ウェルネスウィークエンド」は、近年よく耳にする「ウェルネス」について、さまざまなワークショップや講座などで理解を深めてもらおうと企画されました。その運営に携わっている木野さんが「講義の中で学生たちが考えたアイデアをぜひ紹介したい」と森助教に依頼。ポスター発表として出展することになり、会場内の特別出展ブース内でB1サイズのパネル4枚で都市情報学部が開講する観光系科目の説明などとともに披露しました。
今回紹介した学生たちのアイデアは8プランあり、有松絞を体験してその着物や浴衣姿を名古屋城で写真撮影するプランや、スーパー銭湯発祥の地という特徴を生かして温浴施設で名古屋メシを味わうプラン、地酒を片手に酒蔵を回るバスツアー、女性限定のジムをメインに複合施設で温泉やエステ、食事などを楽しむプランなどを紹介。それぞれ「名古屋フォトウォーク」といったプラン名や、訪日客や家族連れなど対象者、日程・時間、価格なども列挙しています。
「実際に観光プランになれば、学生たちも名古屋を誇りに思うのでは」と森助教
パネルには、「美味しい食事など観光につながると思っていなかったコンテンツが、実はすでに観光資源として地域経済を支えていた」といった学生の感想も紹介しています。会場で来場者に説明した森助教は「学生たちが日ごろ楽しんでいることも、意識すれば観光資源になる。旅行業者や企業などに興味を持ってもらって実際に観光プランになれば、学生時代を名古屋で過ごした彼らも名古屋を誇りに思い、名古屋の都市イメージの向上につながるのでは」と話しています。