鎮魂 6月5日ミッドウェー海戦『零戦(ゼロファイター)老兵の回想―南京・真珠湾から終戦まで戦い抜いた最後の生き証人』(シリーズ日本人の誇り)

太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェー海戦、米映画『ミッドウェイ』(2020年公開)だけでは分からない―あの空を飛んだ生き証人からの熱いメッセージ

「零戦(ゼロファイター)老兵の回想」原田要著
「零戦(ゼロファイター)老兵の回想」原田要著

後手後手に回るコロナウイルス感染症対策、遅々として進まないワクチン接種の現状に、皆が「もやは日本は先進国ではないのでは」という危惧を感じています。東京五輪はどうなるのか? いやどうするのか? 今こそ、日本人の決断力が問われています。
桜の花出版では、2003年発刊の『日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景』を皮切りに、シリーズ日本人の誇り①~⑩を出版しています。台湾、インドネシア、フィリピン、スリランカ、朝鮮、日本で大東亜戦争を生き抜いた人々が、率直に実体験を語った本です。
2011年発刊のシリーズ⑨「零戦(ゼロファイター)老兵の回想―南京・真珠湾から終戦まで戦い抜いた最後の生き証人」も、今も読み継がれているロングセラーです。

滞空時間8000時間、日本が世界に誇った「零戦」を駆って闘い交戦国から畏れられた歴戦のパイロット

「零戦(ゼロファイター)老兵の回想」の著者は、南京攻略、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島争奪、幾多の戦場をくぐり抜けた原田要氏。滞空時間(飛行時間)は驚異の8000時間、国の誇りを守った男たちの記録です。

「ミッドウェー海戦」については、本書第5章を是非お読みください。
第五章 戦勢逆転
ミッドウェー海戦
三番機の最後
味方の母艦が次々と炎上
最後の発艦 そして海に不時着
直衛隊をまとめる総指揮官がいてくれたならば
アメリカ側にツキがあり 日本側には慢心があった
四時間の漂流に死を覚悟 (続く、詳しくは本書で)

飛行服姿の原田要氏
飛行服姿の原田要氏

真の勇者とは⁈ 歴史から学ぶ

【まえがき】より
私は、「零戦パイロット」だった誇りを戦後も忘れたことはありませんでした。零戦という素晴らしい戦闘機に乘ることが出来、交戦国の兵士から怖れられる程の操縦技術を我々パイロットが身に付けていたことが誇りでした。何よりも、その零戦を駆って、自分の儲けや欲得のためではなく、国のために自分の命を捧げて全身全霊を打ち込んで純粋に戦ったという満足感がありました。それが私の「誇り」になっていました。

残念なことに、昨今、「日の丸を揚げるな」とか「国歌を斉唱するな」などとおかしなことが叫ばれています。これは、世界中を探しても日本だけではないでしょうか。自国の国旗、国歌を正しく守っていくのは、当然だと思います。それが、「誇り」に繋がるのだと思います。誇りをなくして生きることは楽ではありますが、それでは人に信用されなくなってしまいます。誇りとは、自分の考えに対する信念です。

戦後、日本は豊かになる一方で、心は貧しくなり、人々は平和の有難さを忘れてしまいました。この平和は、ただ何もしないで転がり込んで来たものではありません。日本のために戦った兵士たちと戦争とは関わりがない筈の女性や子どもなど一般の人たちを合わせた三百万人以上ともいわれる人たちの犠牲の上に成り立っているのです。亡くなった戦友たちも皆平和を望んでいました。彼らは家族と故郷の安泰を願って、死にたくなかったけれど、二十歳前後の青春を捧げて逝ったのです。今の平和の元には、彼らの「日本を守る!」という強い想いがあることを皆さんはよく心に刻んで、この一見何気ない日常が、実は涙が出る程に有難いことに気付いて貰えたらと思います。

原田要氏 プロフィール

園長だった「ひかり幼稚園」にて子供たちに囲まれる原田氏
園長だった「ひかり幼稚園」にて子供たちに囲まれる原田氏

元ゼロ戦戦士。大正5年(1916年)8月11日長野県生まれ。昭和8年(1933年)、横須賀海兵団入団(水兵)。昭和12年(1937年)支那事変勃発。同年第35期操縦練習生を主席で卒業し、同10月第12航空隊附で中支戦線(揚子江と黄河に挟まれた華中域)に出動し、「パネー号」爆撃、南京攻略戦に参加。昭和16年(1941年)、空母蒼龍に乗り組みハワイ真珠湾攻撃に参加。その後、激戦地を転戦。重傷を負い、内地で航空教官となり終戦。戦後、公職追放の苦難の中、農業、酪農、八百屋、牛乳販売など様々な職業を経て、昭和43年(1968年)に託児所を開設。昭和47年(1972年)学校法人「ひかり幼稚園」として認可され、同時に園長に就任。歴戦の元零戦パイロットとしての使命と誇りを胸に、戦争の悲惨さ、平和の大切さを各地で講演すると共に亡き戦友の慰霊を続けた。平成22年(2010年)、園長を退いた後も、幼稚園で子どもたちと触れ合うのが日課だった。平成28年(2016年)5月、皆に惜しまれながら99歳で帰らぬ人となった。

「零戦(ゼロファイター)老兵の回想 南京・真珠湾から終戦まで戦い抜いた最後の生き証人」

著者:原田要
定価:1,342円(税込)
ページ数:299ページ
ISBN-10:4434162128
ISBN-13:9784434162121
発売日:2011/12/8
サイズ:B6判 18.3x13x2.3cm

『わが誇りの零戦 祖国の為に命を懸けた男たちの物語』

ほかに、原田要 著『わが誇りの零戦 祖国の為に命を懸けた男たちの物語』もお勧めです。
著者:原田要
定価:1,760円(税込)
ページ数:337ページ
ISBN-10 : 4434184016
ISBN-13 : 978-4434184017
発売日:2013/10/25
サイズ:19.8 x 13.5 x 2.1 cm

『わが誇りの零戦 祖国の為に命を懸けた男たちの物語』原田要 著
『わが誇りの零戦 祖国の為に命を懸けた男たちの物語』原田要 著

シリーズ日本人の誇り

①「日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景」楊素秋 著
②「帰らざる日本人 ― 台湾人として世界史から見ても日本の台湾統治は政策として上々だったと思います 」蔡敏三 著
③「母国は日本、祖国は台湾―或る日本語族台湾人の告白」柯 徳三 著
④「素晴らしかった日本の先生とその教育」楊應吟 著
⑤「少年の日の覚悟―かつて日本人だった台湾少年たちの回想録」桜の花出版編集部
⑥「インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実−大東亜戦争は侵略戦争ではなかった 」桜の花出版編集部
⑦「フィリピン少年が見たカミカゼ―幼い心に刻まれた優しい日本人たち」ダニエル・H・ディソン 著
⑧「アジアが今あるのは日本のお陰です ― スリランカの人々が語る歴史に於ける日本の役割」桜の花出版編集部
⑨「零戦(ゼロファイター)老兵の回想―南京・真珠湾から終戦まで戦い抜いた最後の生き証人」原田要 著
⑩「朝鮮総督府官吏 最後の証言」桜の花出版編集部

桜の花出版株式会社

人としてどう生きるべきかーいつの時代も変わらない人類永遠のテーマです。
桜の花出版は、より良い医療と健康な生き方を提案する『国民のための名医ランキング』、歴史を知るための必読書である『シリーズ日本人の誇り「日本人はとても素敵だった」』『THE NEW KOREA』、『侘び然び幽玄のこころ』『タオと宇宙原理』など長く読み継がれる書籍の刊行を通じて、皆様の人生を豊かにする一助となれるよう願っています。
所在地 :〒194-0021 東京都町田市中町1-12-16
設立 :1998年6月 事業内容 :出版
URL :https://www.sakuranohana.jp/books/


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