イリス、ロイツェ社新型光学データトランスミッタ DDLS 500iシリーズを販売開始!

2018-12-26 10:00

産業機器輸入商社の株式会社イリス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:フランク・オーバンドルフ)は、ドイツLeuze electronic社(ロイツェ社)のデータトランスミッタDDLS 500iシリーズの販売を開始いたします。

DDLS本体

工場や自動倉庫のオートメーションが加速し、多くのロボットを擁する搬送施設内にはケーブルが張り巡らされています。100m以上のケーブルを設置することもあり、設置にはケーブル自体のコストだけでなく多くの労力が必要となります。また機器の故障の原因の多くはケーブルの断線で、多数のケーブルから原因を特定するまでに相当な手間がかかることや、可動部のケーブル断線リスクなどから、無線通信の必要性が叫ばれてきました。

無線通信の一つである光伝達でデータ通信をするデータトランスミッタはここ数年で飛躍的に普及していますが、多数の課題があります。

データトランスミッタは1台のデバイスに投光部と受光部を備え、2台で相互リンクして使用されます。そのため投光部から受光部まで正確な角度調整が必要ですが、長距離の使用により適したトランスミッタはその軸合わせが大変難しく、時間と労力を要します。また、光通信技術を用いているため、周囲に設置された様々なレーザーセンサ等の機器と干渉することも多々あり、設置個所の緻密な設計が必要です。

ロイツェ社製 DDLS 500iシリーズは、これまでの課題を解決し、単なるケーブルの代用品にとどまらず、次世代型のスマートファクトリー化への核となる診断、予防と状況観察の機能を備えた次世代型のデータトランスミッタです。DDLS 500iはEthernetベースの通信プロトコルのほぼ全てに対応しており、最大100Mbpsの高速通信も可能です。

その特徴はアライメントの容易さです。シンプルな本体一体型のマウンティングプレートの他、微妙な角度調整をサポートする、水平器、受光量レベルを表示するゲージ、可視赤線のレーザーポインタの3つの機能を搭載。これによりこれまで2人以上で行っていた据付作業を1人で、しかも短時間で行えるようになります。

また、赤外線使用で、他のセンサと干渉しあうリスクが非常に低くなっています。特に同じロイツェ社製のレーザー距離測定センサAMS 300iシリーズとは親和性が高く、完全密着させても相互干渉がありません。

DDLS 500iはEthernetテクノロジーを使用しており、フィールドバス経由で診断情報の他、通信の遮断履歴や汚れ等による受光量低下の情報が取得可能です。また、それらの設定や診断は遠隔地からwebブラウザ上で行えます。特筆すべきはモジュールストラクチャを採用のPROFINET対応モデルDDLS 548iで、GSDMLファイルからフィールドバス上の各設定と診断を一括で行うため、システム管理等、人的労力を更に軽減することが可能な、まさに次世代型フィールドバスストラクチャの中核となる機種です。

ロイツェ社製品概要

名称        : DDLS 500i
対応アプリケーション: 自動搬送機器内での無線通信、
            ハイベイ倉庫や天井クレーン等
対応インターフェース: Ethernet, PROFINET etc.
販売価格      : お問い合わせください。
製品案内動画    : https://www.youtube.com/watch?v=XTqgQ0oTrgI

会社概要

商号  : 株式会社イリス
代表者 : フランク・オーバンドルフ
所在地 : 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-12-18 イリスビル
創業  : 1859年(安政6年)
事業内容: 産業機器・技術輸出入・販売
URL   : http://www.irisu.jp

本製品に関するお客様からのお問い合わせ先

株式会社イリス MPIテクノロジー部
E-mail: japan-mpit@illies.de
TEL  : 03-3443-4143

DDLS特長
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