「第3回ケアパートナー川柳」最優秀賞など計18作品が決定!
デイサービスに通うシニアが日常をつづった川柳コンテスト
大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:熊切 直美)の100%出資子会社であり、全国28都道府県に77カ所のデイサービスを展開するケアパートナー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:白井 孝和)は、昨年に続き、今年も川柳コンテスト「第3回ケアパートナー川柳」を実施しました。
「春」をテーマに施設利用者様から募集した川柳には、素敵な夫婦仲、お孫さんとのふれあい、春の景色、デイサービスでの日常などが表現されています。今回は応募総数2,107作品の中から、「最優秀賞」3作品、「優秀賞」12作品、「特別賞」3作品、計18作品を選出しました。
ケアパートナー川柳とは
ケアパートナーでは、心身機能の向上やお客様の自立を支援するため、ゲーム・手工芸・カラオケなど、遊び感覚で参加できるレクリエーションを採用しています。「ケアパートナー川柳」も、その一環として実施されています。
今回選出された18作品は、水分補給・代謝促進のために施設利用者様にお配りしている、ケアパートナーオリジナル麦茶『元気茶』と、美味しい軟水『元気すい水』のパッケージに印字されます。
※1本あたりランダムに3作品を印字し、2018年7月より配付開始
第3回ケアパートナー川柳概要
テーマ :春
参加者 :ケアパートナー施設利用者
募集期間:2018年2月26日~3月16日
主催 :ケアパートナー株式会社( https://www.care-partner.com/ )
審査員 :やすみ りえ氏(川柳作家)
羽吹 さゆり氏(介護講師)
ケアパートナー株式会社
応募状況
第1回(2015年度)
施設利用者数 :9,886
応募作品数 :701
一次審査通過作品数:71
応募者様年齢 :54~95歳
第2回(2016年度)
施設利用者数 :10,482
応募作品数 :798
一次審査通過作品数:67
応募者様年齢 :52~98歳
第3回(2017年度)
施設利用者数 :10,841
応募作品数 :2,107
一次審査通過作品数:101
応募者様年齢 :44~98歳
受賞作品
(最優秀賞3作品) (年代/性別) (センター名)
桜土手 散歩するのも 妻と杖 90代/男性 三ツ池
春の陽が ねむりをさそう 友のうた 70代/女性 東村山
難聴も メールで楽し 老の春 80代/女性 四日市
(審査員講評)
『桜土手 散歩するのも 妻と杖』(三ツ池センター)
とてもあたたかな雰囲気を感じさせる作品です。外の風景・場面を設定しており、実際にご本人が体験した事が作品になっています。「散歩」は一人ではなく、妻と杖が支えてくれるからこそ出来る楽しみ、という感謝の気持ちが見え隠れしている点も、全体的に優しい雰囲気を漂わせています。「妻と杖」というリズムの良い組み合わせの言葉が、最後に収まりよく入っている点も、完成度の高さを感じさせます。
『春の陽が ねむりをさそう 友のうた』(東村山センター)
やわらかな温かみのある情景が浮かびます。ついつい眠気に負けそうになってしまう自分自身を客観的に捉えているあたりも、面白い場面設定になっています。センターで一緒のお仲間が歌っている状況で、聴かないといけないと思いながらついつい眠くなってくる…というような、たくさんの人の中にいる雰囲気が見えてくる点も良いと思います。友の歌が大変心地良いものだからこそウトウトしてしまう、という風に読み解けば、「春の日、そして心許せる友がいる状況」というワンシーンとして味わうことができました。
『難聴も メールで楽し 老の春』(四日市センター)
ご自身のことを詠まれていると察することができますが、耳が聞こえにくい分、文字で会話を楽しんでいます。今の時代、ご高齢の方はメールでの文章のやりとりに頼っていらっしゃる方も多いので、共感できる作品なのではないでしょうか。「老の春」という言葉からは、どこか明るさ・前向きな気持ちが込められているような雰囲気を味わうことができます。「老の春」というテーマ(春)の言葉を上手く取り入れてまとめた点もお上手だと思います。
各施設での表彰式日程(予定)
最優秀賞を受賞した3名の方の利用施設をそれぞれ訪問し、表彰式(盾と記念品の授与)を行います。
ケアパートナー三ツ池 7月21日(土)14:00~14:30 神奈川県横浜市鶴見区梶山2-9-38
ケアパートナー四日市 8月3日(金)14:00~14:30 三重県四日市市大矢知町1061
ケアパートナー東村山 8月8日(水)14:00~14:30 東京都東村山市廻田町1丁目11-1
※取材の申し込みは、広報部(TEL:03-6718-9174)までお願いします。
なお、誠に勝手ながら、準備の都合上表彰式の2日前までにご連絡くださいますようお願い申し上げます。
(優秀賞12作品) (年代/性別) (センター名)
春を待つ 若葉踏みつつ バスを待つ 80代/女性 宮城野
スプリング 伸びて縮んで 飛んでみよ 40代/男性 宮城野
春うらら 爺爺(じいじ)の遺影に ウインクを 80代/女性 上尾
「人生の 今が春よ」と 妻笑う 80代/男性 高崎
つくしにも 負けない泣き声 ひ孫かな 90代/男性 流山
杖一本 あおられ耐えた 春一番 80代/男性 船橋
花粉症 妻がマスクで 小言減る 80代/男性 木更津
ねえあなた あの世とやらも 花見ある 70代/女性 花畑
入社式 背広姿の 孫うれし 80代/女性 中村
春になり 娘産みし日 想い出す 80代/女性 山科
今更に マニキュアつけて 春うらら 80代/女性 高松
春だから スカートはきたい 私です 90代/女性 周南
(特別賞3作品)
闘鶏に 村の駐在 私服かな 90代/男性 八尾
桜より 先にほころぶ スタッフの笑み 80代/男性 相模原
久方に 頭ひねりて 春の歌 90代/女性 賀来
審査員プロフィール
やすみ りえ氏
大学卒業後、本格的に川柳の道へ。恋をテーマにした川柳が幅広い世代から共感を得る。多数の公募川柳の選者・監修を務めるかたわら、全国の子供たちへ「言葉について考えるワークショップ」を開催し、言葉の魅力を伝える活動も。大人を対象とした川柳講座も人気。
東京川柳人協会会員、全日本川柳協会会員、文化庁文化審議会委員も務める。
羽吹 さゆり氏
法政大学社会学部卒業。次女を出産後介護業界に入る。訪問介護、グループホーム、居宅介護支援事業所で現場経験を重ねた後、日本医療大学の介護職養成講座等の専任教員に従事する。2014年学校を退職後、実践的な介護技術研修を行う介護人材育成事業「アモールファテイ」を立ち上げる。他にも、シニアへの貢献活動を行う「豊島区中高生快護部」など豊島区子ども地域活動支援事業を企画・運営するなど、幅広い分野で精力的な活動を行う。