BRICにおける送電・配電のシナリオ
株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Power Transmission and Distribution (T&D) Scenario in Brazil, Russia, India, Indonesia, China and South Africa (BRIICS) - Infrastructure, Investment and Regulations Analysis to 2020 (ブラジル・ロシア・インド・インドネシア・中国・南アフリカにおける送電・配電(T&D)シナリオ:インフラ・投資・規制の分析)」の販売を開始しました。
ブラジル、ロシア、インド、インドネシア、中国、および南アフリカ(BIICS)では、電力に対する需要の高まりへの対応や、急成長する経済支援のため、送電・通電(T&D)に対する相当額の投資が予定されています。人口増加や電化率の拡大、急速な工業化などの要因が、これらの国において2012年から2020年までの間に、電力への需要を拡大させると予想されています。このことは送電・配電に対する投資を、既存設備の改修、および新設の双方で活性化させると見られます。例えば中国は、2011年から2015年のあいだにグリッド建設に約3900億米ドルを、インドは2012年から2022年の間に、送電インフラに552億米ドルをそれぞれ投資する予定です。
電力に対する需要が高まるにつれて、電力会社は発電源の多様化を求めています。各国は風力や太陽光、水力、バイオマス、原子力といった代替燃料への投資を拡大して需要に応じています。発電用の再生可能な設備容量基盤の拡大に関しては、BRIICSの中では中国とインドがもっとも大規模な計画を持っています。2020年までに、中国とインドはそれぞれ、300GWと89GWの風力発電容量を持つと見られます。再生可能エネルギーのグリッドとの統合がT&D分野の拡大・近代化への投資を活性化させる見込みです。T&D分野への投資は、ロシアなどでは老朽化したT&Dインフラの改修の必要性も活性因子となり、2013年から2017年の間にロシアは85億米ドルを投じて送電設備を改修する計画です。南アフリカでも、ネットワークの改修に13億米ドルを費やす予定です。
市場調査レポート: ブラジル・ロシア・インド・インドネシア・中国・南アフリカにおける送電・配電(T&D)シナリオ:インフラ・投資・規制の分析
Power Transmission and Distribution (T&D) Scenario in Brazil, Russia, India, Indonesia, China and South Africa (BRIICS) - Infrastructure, Investment and Regulations Analysis to 2020
http://www.gii.co.jp/report/gd260991-power-transmission-distribution-t-d-scenario.html
出版日: 2013年01月25日
発行: GlobalData
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