富山・高岡にて「工芸の未来」を提案するハッカソンが開催  日本の伝統産業×アート×先端技術の異色イベントを4日間実施

 伝統産業の職人や工芸作家と、エンジニアや研究者、アーティストなど、これまで工芸があまり出合ったことのない多様なジャンルの専門家がチームを組んで工芸の未来を提示する「工芸ハッカソン」を開催いたします(主催:富山県、共催:高岡市、企画運営:有限会社エピファニーワークス)。

 これは、北陸の工芸の魅力を世界に発信するために2017年初めて富山県で開催する「国際北陸工芸サミット」〔コア開催期間:2017年11月16日(木)~11月23日(木・祝)〕の関連事業で、400年以上の歴史を持つ金工や漆芸のまち「富山県高岡市」で実施されるものです。2017年7月21日(金)よりホームページを公開し、参加者の募集を開始いたします。

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*「工芸ハッカソン」特設ページ: https://kogeisummit.jp/hackathon/

「工芸ハッカソン」とは

「工芸ハッカソン」は、DAY1・DAY2〔2017年9月23日(土)・24日(日)〕とDAY3・DAY4〔2017年11月18日(土)・19日(日)〕の4日間にわたって行います。高岡市の伝統産業ツアーに始まり、ディスカッションから実際のプロトタイプ制作、最後に公開プレゼンテーションを行い、最優秀賞などを決定します。伝統産業の職人と、異分野のクリエーターや研究者、エンジニアなどが出会い、対話し、共に具体的なアウトプットを模索する一連のプロセスを通じて、工芸の価値や課題をあらためて探るとともに、日本のクリエイティブにとっても、未来の革新につながるコラボレーションの創出を目指します。

「工芸ハッカソン」詳細

1.開催概要

開催日     : DAY1・DAY2 2017年9月23日(土)・24日(日)

          DAY3・DAY4 2017年11月18日(土)・19日(日)

開催地     : 富山県高岡市

定員      : 30名程度

対象者     : 富山県内の職人や工芸作家および国内のアーティスト

          (美術・音楽・写真・映像・ダンスなど)、エンジニア、

          プログラマー、科学者・研究者

          (人工知能・情報技術・ロボット・新素材等)など

参加費     : 無料(開催地までの旅費および宿泊費は主催者が負担)

応募方法    : 専用応募フォームから必要事項を記載

          https://kogeisummit.jp/hackathon/

賞・特典    : (1)最優秀賞[1組]30万円、特別賞[1組]10万円

          (2)巡回展示:高岡市・富山市・魚津市(2018年1月~2月)

応募締切    : 2017年8月27日(日)

問合せ先・事務局: 有限会社エピファニーワークス info@epiphanyworks.net

※参加対象者について:年齢・国籍・プロ・アマは問いません。ただし、基本言語は日本語です。チーム単位での参加も歓迎します。応募多数の場合は、事務局によって職種・専門分野・年齢等のバランスを考慮して参加者を決定させていただきます。

主催:富山県/共催:高岡市/企画・運営:有限会社エピファニーワークス/アダバイザー:ヴォロシティ株式会社代表取締役社長 青木 竜太/協力:富山県総合デザインセンター、高岡市デザイン・工芸センター、高岡クラフト市場街実行委員会、高岡銅器団地協同組合

2.テーマ

“工芸を未来につなげられるか?” ~金工と漆芸編~

ライフスタイルの変化、後継者不足、さまざまな困難に直面する日本の工芸。グローバル資本主義社会に生きる私たちにとって、非効率的な手仕事はもはや失ってもよい不要なものでしょうか?工芸の「保存」ではなく、活きた産業になり得るのでしょうか?富山県高岡市には、金属工芸や漆芸の技と心意気を400年以上受け継ぎ、今も奮闘している多くの職人・作家がいます。今回は、この高岡の地で、工芸がこれまで出会ったことのない異分野の方たちとの対話を通じて、その価値や課題をあらためて探ります。

異分野の方たちにとっては、古くて新しい価値観や技術に出合う機会。広く日本のクリエイティブにとっても未来の革新につながるコラボレーションの創出を目指します。

3.プログラム

【DAY1:2017年9月23日(土)10:00~22:00 高岡&伝統産業ツアー・チームビルディング】

高岡の伝統産業の工房・工場視察や古い町なみ訪問を通じ、工芸の魅力と技術、その背景となった文化、課題を学びます。また、地元の職人や工芸やまちづくりに携わる方の話を聞き、参加者同士のディスカッションを経て、チーム作りを行います。参加者間、そして地元の方たちとの交流を目的としたレセプションパーティーも開催。

【DAY2:2017年9月24日(日)9:00~19:00 アイデアソン】

チーム毎にアイデアを深めます。伝統産業のことを熟知した地元のメンターもサポートします。

準備期間:2017年9月25日(月)~11月17日(金) 技術検証と部品調達(自主活動期間)

DAY3までの約1ヶ月半の間、チーム毎に必要に応じた打ち合わせやSNS上などでのコミュケーションを図りながら、具体的な作品制作準備を行います。

“工芸を未来につなげられるか?”

【DAY3:2017年11月18日(土)10:00~19:00 ハッカソン】

再び高岡に集合し、DAY2で出てきたアイデアや準備期間で技術検証されたことや調達された部品をもとに、チーム毎に作品の制作を行います。

【DAY4:2017年11月19日(日)9:00~19:00 プレゼンテーション・公開審査会】

午前中は審査員へのプレゼンテーションに向けての準備・最終調整をおこない、午後からは公開で各チームからのプレゼンテーションと審査会を行い、最優秀賞などを決定。審査員からの講評もいただきます。(審査員の顔ぶれについてはPDF資料をご参照ください:

作品展示

2018年1月から開催される「国際北陸工芸サミット巡回展」の中で各チームの作品を展示します。

4.特徴と参加者メリット

「ハッカソン(hackathon)」とは、一般的に、ソフトウエア開発者が短期間にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を集中的に行い、その技能やアイデアを競う催しで、「ハッキング(既成概念を壊す)」と「マラソン」を組み合わせた造語。Facebookの「いいね!」やSNSにおける「チャット」「タイムライン」などの機能は、ハッカソンからアイデアが生まれたものとして知られていて、予測を超えた成果を生み出す手法のひとつとなっています。

◎国際北陸工芸サミットを機に、新たな作品制作と展示、情報発信の機会に

◎伝統的な鋳物場や漆器工房に加え、最新鋭の各種マシン・設備が利用可能

◎県外参加者:400年以上続く伝統の技と地域の歴史や文化に触れる

◎地元参加者:最新技術・知見に触れることができる貴重な機会

◎会社や業種を超えた多様な参加者・協力者との出会い

国際北陸工芸サミットについて

文化庁と北陸三県が連携し、北陸の工芸の魅力を世界に発信していく広域的な催しとして、2017年度は富山県で開催します。コア開催期間を2017年11月16日(木)~23日(木・祝)とし、「THIS IS 工芸 ―伝える。創る。―」をテーマに、アワード、シンポジウム、展覧会など、多彩なプログラムで構成されています。

富山県高岡市について

人口約17万人の富山県西部の中心都市。約400年前に加賀藩二代当主・前田利長公によって開かれました。高岡銅器、高岡漆器などの伝統産業と、アルミ・化学・パルプなどの近代産業がともに盛んな、日本海沿岸を代表するものづくりのまちとして発展してきました。高岡城跡、国宝・瑞龍寺、ユネスコ無形文化遺産に選ばれた「高岡」、伝統的な町並みなど、歴史的・文化的資産も数多く残され、昔も今も変わらぬ人々の心意気が受け継がれています。

文化創造都市高岡: http://bunkasouzou-takaoka.jp

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高岡&伝統産業ツアーイメージ
国際北陸工芸サミットロゴ
国際北陸工芸サミットロゴ-2
高岡銅器イメージ
高岡御車山祭イメージ
高岡漆器イメージ
高岡漆器:彫刻や螺鈿細工を施した高度な加飾技術
高岡銅器:千数百度の高温で溶かした金属を型に流し込む鋳造法
審査員:石橋 素(エンジニア/アーティスト ライゾマティクス 取締役)
審査員:林 千晶(ロフトワーク共同創業者、代表取締役)
審査員:菱川 勢一(映像作家 / 写真家 / 演出家 武蔵野美術大学教授)
審査員:高川 昭良(高岡市デザイン・工芸センター所長)
審査員:高橋 正樹(高岡市長)
審査員:武山 良三(富山大学芸術文化学部 学部長)
審査員:能作 克治(能作 代表取締役社長)
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