日本で唯一の擦弦楽器〈胡弓〉が主役の演奏会 『木場大輔 胡弓リサイタル2022』開催決定 カンフェティでチケット発売

令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演

木場大輔 胡弓の会主催、『木場大輔 胡弓リサイタル2022』が2022年10月21日 (金)に紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6番5号)にて開催されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。

カンフェティにてチケット発売中
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=67574&

公式ホームページ
https://kotenkuukan.wixsite.com/kibadaisuke2022

令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演

史上稀な〈胡弓〉専門の演奏家・木場大輔による“日本で唯一”の擦弦楽器〈胡弓〉が主役の演奏会

〈胡弓〉は江戸初期に日本に伝わり、三味線や箏の演奏家が胡弓の演奏を兼ねつつ洗練を重ねた“日本で唯一”の擦弦楽器です。
しかしながら洗練された反面、胡弓は三味線や箏の引き立て役に回ることが多く、僅かに伝わる本曲を除き、演奏の主役になる機会に恵まれてきませんでした。
木場大輔は史上稀な胡弓専門の演奏家として、日本各地で伝わる胡弓の伝統手法を研究・再構築し、胡弓という楽器の価値の再認識に向けて、「伝承」「普及」「創造」の3方面から新たな光を当てています。

2020年、京都市の助成を受けて無観客配信公演「木場大輔 胡弓 ウェブリサイタル」、翌2021年には東京・紀尾井小ホールにて「木場大輔 胡弓の会2021」を開催。胡弓独奏、柳川三味線や二十五絃箏との合奏、三曲合奏から、胡弓の新旧の魅力と可能性に迫り、各方面より高くご評価いただきました。
そしてこの度、本公演が令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演として実施できることとなりました。さらに胡弓の本質と魅力を探究するべく、胡弓本曲、胡弓独奏、三曲合奏の三本立ての構成にてリサイタルを行います。また、客演として現在第一線で活躍中の演奏家の方々がご参加くださることにもご注目下さい。今後の日本音楽の展開にとって大きなカギとなる楽器…胡弓の緻密な器楽性をいかに継承発展させるか、その真価を問う公演です。

【曲目】
1.胡弓本曲「鶴の巣籠り」作曲者未詳 前歌 小松検校作曲
胡弓:木場大輔  地歌三絃:富田清邦
2.胡弓独奏「襲(かさね)」木場大輔作曲
胡弓:木場大輔
3.三曲合奏「吾妻獅子」峰崎勾当作曲 佐藤検校胡弓手付
地歌三絃:藤本昭子  箏:岡村慎太郎  胡弓:木場大輔

出演者プロフィール

木場大輔
淡路島出身。甲陽音楽学院にて音楽理論とピアノを学ぶ。古典胡弓を原一男師に師事。一方で京都・大阪・東京の古典胡弓および文楽、風の盆、尾張万歳など日本各地で伝わる胡弓の奏法を研究。それらを組合せた演奏法の開発や、低音域を拡張した四絃胡弓の開発、作曲など、胡弓の伝統に新たな光を当てている。
2021年、東京・紀尾井小ホールにて「木場大輔 胡弓の会2021」開催。NHK Eテレ「新・にっぽんの芸能」などテレビ・ラジオ出演、ユニット活動など、古典を軸に現代邦楽から異分野とのコラボレーションまで幅広く活動している。作曲では胡弓独奏曲から邦楽器や世界の伝統楽器との作品まで展開している。「木場大輔 胡弓の会」「絹擦会」代表。

富田清邦
昭和20年愛知県生まれ。幼少より邦楽に親しみ名古屋の土居崎検校に学び、同32年上京し初代富山清琴氏に師事。同47年巻物伝授、「富筋」の芸系を継承。同60年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞をはじめ、文化庁芸術祭賞、内閣総理大臣表彰、名古屋市民芸術祭賞、毎日新聞社点字毎日文化賞、埼玉県塙保己一賞大賞、黄綬褒章受章他受賞多数。又自身の研究からリサイタルやCD録音制作にも取り組む。現在、社会福祉法人日本視覚障害者団体連合音楽家協議会会長を務め、舞台や後進の指導にも力を注ぐ。清和会主宰。

藤本昭子
九州系地歌箏曲演奏家。祖母阿部桂子、母藤井久仁江(人間国宝)に師事。1995年、第一回リサイタル開催(全17回)。2001年、「地歌ライブ」開始(全百回)。欧米各国で「地歌公演」多数開催。日本伝統文化振興財団賞、伝統文化ポーラ賞奨励賞、芸術選奨文部科学大臣賞、松尾芸能賞優秀賞、文化庁芸術祭音楽部門大賞受賞。CD「雪墨」「地歌のいろは」が同レコード部門大賞を連続受賞。2021年、紫綬褒章受章。2022年、「伝承の力 古典の現在」シリーズ公演開始。現在、正派音楽院講師。(公財)日本伝統文化振興財団理事。日本三曲協会会員。「藤本昭子の会」代表。

岡村慎太郎
地唄箏曲演奏家 琴鶯会主宰。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。在学中宮中桃華楽堂にて御前演奏。三味線組歌、箏組歌を菊藤松雨師に師事、両巻伝授(2006年)。文化庁新進芸術家国内研修制度研修生。京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター共同研究員(2006~2007年)。第34回宮城会箏曲コンクール1位。第6回賢順記念箏曲コンクール奨励賞。第22回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞、文部科学大臣賞受賞。現在、宮城会、森の会、日本三曲協会会員。箏組歌会同人。上智大学箏曲部講師。

木場大輔 胡弓の会

「木場大輔 胡弓の会」は、日本の伝統楽器・胡弓の魅力を伝えることを目的に、胡弓演奏家の木場大輔を中心とした演奏活動を行う団体です。
胡弓は、江戸時代から「胡弓本曲」や三味線・箏・胡弓による「三曲合奏」、文楽・歌舞伎の「阿古屋」などで用いられてきました。富山県の「おわら風の盆」などの地域芸能で使われることでも知られています。しかしながら、これまでそれらのジャンルを超えた胡弓の専門奏者は皆無でした。
胡弓演奏家・木場大輔は、それらの伝統奏法を組合せた演奏法の開発や、低音域を拡張した四絃胡弓の開発、作曲など、胡弓の伝統に新たな光を当てています。胡弓の伝統を深く掘り下げて古典での活動領域を広げつつ、新たな演奏スタイルや創作につなげ、その成果を当会主催コンサートで発信します。
弓で奏でる和楽器・胡弓の、洗練と深化を続ける伝統曲から最新のアプローチまで、魅力と可能性にぜひ触れて下さい。

開催概要

令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演
『木場大輔 胡弓リサイタル2022』
開催日時:2022年10月21日 (金) 18:15開場/19:00開演
会場:紀尾井小ホール(東京都千代田区紀尾井町6番5号)

■出演者
木場大輔(胡弓) / 富田清邦(地歌三絃) / 藤本昭子(地歌三絃) / 岡村慎太郎(箏)

■チケット料金
前売:4,500円
当日:5,000円
(全席指定・税込)

主催: 木場大輔 胡弓の会

お問合せ:木場大輔 胡弓の会 (古典空間内)
TEL:03-5478-8265(平日10:00~18:00)
MAIL:ticket@koten.co.jp


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