気になる音のトップは「騒ぎ声や笑い声」! 島村楽器が生活音に関するアンケートを実施

2020-03-12 13:00

島村楽器株式会社(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:廣瀬 利明)は、絶えることのない「騒音」に関する問題をもとに、日頃から楽器など「音」に触れることが多い当社の10代~50代の従業員に対して生活音に関する調査を実施し、320名から回答を得ました。

【生活音に関する調査:注目トピックス】

① 周りから聴こえて気になる音のトップは「騒ぎ声や笑い声」。音が聴こえても大丈夫なのは21時まで。
② 自宅から出す音で気になる音のトップは「楽器演奏」。音を出しても大丈夫だと思うのは18時まで。
③ 楽器演奏、木造の集合住宅に住んでいる人は「夜は演奏しない」が4割。

【調査概要】
・対象  :島村楽器株式会社従業員(アルバイト含む)
      10代~50代 320名
      (10代・20代139名、30代107名、40代・50代74名)
・調査時期:2020年2月
・調査手法:インターネット調査(島村楽器調べ)

【今回の調査結果について】
「テレビ・音楽」「掃除機・洗濯機」「騒ぎ声や笑い声」「楽器演奏」の音について聞いたところ、気になる音のトップは「騒ぎ声や笑い声」となりました。「騒ぎ声や笑い声」が気になる理由としては「人の声は落ち着かない」等の意見が見られ、生活音の中でも「声」は特に気になるようです。なお音が聴こえても大丈夫なのは、どの音も「21時まで」が最も多くなりました。その理由として「子供の寝る時間だから」という意見が多数見られました。
逆に自宅から出す音について周りに対してどの音が気になるかどうかを聞いたところ、「楽器演奏」がトップとなりました。ただし、「騒ぎ声や笑い声」「掃除機・洗濯機」も8割となっており、聴こえてくる音よりも、出す音に気を遣っている様子が伺えます。

また楽器の演奏をしても大丈夫な時間について聞いたところ、「夜は演奏しない」が多数派でしたが、住宅環境別に見たところ木造の集合住宅ではその割合が4割となり、一戸建てや鉄筋コンクリート造・鉄骨造の集合住宅よりも高くなっています。このように建物によって演奏しても大丈夫な時間が異なることが分かりました。

【調査結果】

①気になる音のトップは「騒ぎ声や笑い声」。聴こえても大丈夫なのは21時まで。

Q. 以下の各音について、周りから聴こえた場合、気になるかどうかお答えください。(単一回答)
(全体: n=320)

周りから音が聴こえて気になる割合

「テレビ・音楽」「掃除機・洗濯機」「騒ぎ声や笑い声」「楽器演奏」の音が、周りから聴こえてきた場合、気になるかどうかを聞いたところ、最も多かったのは「騒ぎ声や笑い声」となりました。「騒ぎ声や笑い声」が気になる理由として「人の声は落ち着かない」「話し声は意識していなくても聴こえてしまう」等の意見が見られ、生活音の中でも「声」は特に気になるようです。
次に多いのは「楽器演奏」となり、その理由としては「繰り返し同じフレーズ・箇所を何度も練習されると気になる」等の意見が見られました。
楽器の音は、生活をする上でどうしても出てしまう生活音とは異なるので、他の音と比較して気になりやすい音と感じているようです。

Q. 以下の各音について、何時まで聴こえても大丈夫かをお答えください。(単一回答)
(全体: n=320)

周りから音が聴こえても大丈夫な時間

何時まで聴こえても大丈夫かという問いに対しては全ての音について「〜21時」が最も多くなりました。その理由としては「子供の寝る時間だから」という意見が多数見られました。
自身だけなら少し遅くても大丈夫という意見がありましたが、家族への影響を考えると21時ぐらいまでが妥当と考えているようです。

②自宅から出す音で気になる音のトップは「楽器演奏」。周りに聴こえても大丈夫なのは18時まで。

Q. 以下の各音について、自宅から出す場合、気にしているかどうかお答えください。(単一回答)
(全体: n=320)

自宅から出す音で気になる割合

前問とは逆に、自宅から出す各音について周りに対して気になるかどうかを聞いたところ、「楽器演奏」がトップとなり86.3%となりました。続く、「騒ぎ声や笑い声」「掃除機・洗濯機」も8割を超えています。このように、自宅から出す音は、周りから聴こえる音よりも気にしている割合は高くなっています。「楽器演奏」が高いのは、他の音と比較して一般的な生活音よりも趣味性が高く、どの家からも出るという音ではないということが関係しているのかもしれません。

Q. 以下の各音について、周りに何時まで聴こえても大丈夫と思うかをお答えください。(単一回答)
(全体: n=320)

自宅から音が出ても大丈夫な時間

周りに何時まで聴こえても大丈夫と思うかについては、「掃除機・洗濯機」「楽器演奏」が「~18時」で既に多くなっています。自分が聴こえても大丈夫な時間は「〜21時」でしたが、「掃除機・洗濯機」「楽器演奏」に関しては、他の音より周りに対して気を遣っている様子が伺えます。
一方、「騒ぎ声や笑い声」は「〜22時」が最も多くなっています。周りから聴こえる時間では「〜21時」が最も高くなっていますが、ここでは、1時間遅くなっているのは興味深い点といえます。周りから聴こえる時間は「子供の寝る時間」のため「〜21時」という意見が多くありましたが、自宅から出す音の場合は、子供の立場というより、自身の実際の状況を考えて「〜22時」と回答していると考えられます。

他方、「テレビ・音楽」は「特に気にしていない」が3割を超えており、設問の生活音の中では、気を遣う割合が低くなっています。「テレビ・音楽」は自分が気になる音でも最も低い結果となっており、周りの相手も同じように捉えていると考えるために、このような結果になったのかもしれません。

「周りから聴こえる音」と「自宅から出す音」の気になる(気にしている)割合を比較した結果は以下のとおりです。
(全体: n=320)

周りから聴こえる音と自宅から出す音で気になる割合の比較

どの音も、周りから聴こえる割合よりも自宅から出す音の方が高くなっており、自宅から出す音に気を遣っている様子が伺えます。音の問題は、近隣とのトラブルになりやすく、その配慮からこのような結果になっていると考えられます。

③楽器演奏、木造の集合住宅に住んでいる人は「夜は演奏しない」が4割。

Q.楽器を演奏しても大丈夫だと思う時間をお答えください。(単一回答)
(全体: n=320、一戸建て:n=123、集合住宅(木造):n=36、集合住宅(鉄筋コンクリート造・鉄骨造):n=161)

楽器を演奏しても大丈夫な時間

楽器を演奏しても大丈夫だと思う時間を聞いたところ、「夜は演奏しない」が全体で2割強、「時間は気にしていない」も2割となりました。また、住宅環境別に見ると「時間は気にしていない」と回答した「一戸建て」の割合が他の建物よりもやや多くなっており、集合住宅よりも一戸建ての方が環境的に有利な部分があると思われます。
一方、「夜は演奏しない」は全体では2割ですが、「集合住宅(木造)」は他の建物よりも多くなり4割となっています。他の建物より構造的に音が伝わりやすいため、このような結果になったと思われます。
「時間は気にしていない」と回答した回答者に対して、演奏する際に近隣の方たちに対して気をつけていることを聞いたところ、「音量を下げる」「ヘッドホンを使用する」「窓を閉める」等、できるだけ音が近隣に伝わらないように工夫しているということも分かりました。

以上、今回の結果からは、生活音に関する意識や実態が明らかになりました。普段、皆さんが感じていることと比較してどうだったでしょうか?今回の結果をご参考にしていただければと思います。

■報道関係者様からのお問い合わせ窓口■
島村楽器株式会社 マーケティング課 広報チーム 大深(オオフカ)・伊地(イジ)・金井(カナイ)
Tel:03-6684- 9539  E-mail:press@shimamura.co.jp

■会社概要
社名 : 島村楽器株式会社
代表者: 代表取締役会長 島村 元紹
     代表取締役社長 廣瀬 利明
設立 : 昭和44年3月(創業:昭和37年1月)
売上高: 370億円(2019年2月)
従業員数:2,190名(2019年2月末)
URL  : www.shimamura.co.jp

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