日本発のブロックチェーン Astar Network(アスターネットワーク)とは?

アスターネットワーク(Astar Network)は日本発のブロックチェーンで、国内外で注目を集めています。
CEOの渡辺創太さんはシンガポールで起業したことでも話題にあがりました。
今日は、アスターネットワークはどんなブロックチェーンなのか、どんな仕組みなのかをできるだけ初心者向けにわかりやすく解説していきたいと思います。

アスターネットワーク(Astar Network)とは?

アスターネットワーク(Astar Network)はStake Technologies Pte Ltdという渡辺創太さんがCEOのシンガポールの会社のサービスです。
渡辺創太さんが、税制の問題のため日本ではなくシンガポールで起業した話は有名ですよね。
アスターネットワークは日本発のブロックチェーンであり、Web3.0の基幹インフラプロジェジェクトであると言われていて、今のブロックチェーンの問題を解決する目的で立ち上げられています。
この辺を詳しく解説していきましょう。

現在のWeb3、ブロックチェーンの課題

現状のブロックチェーン業界の課題は、それぞれのブロックチェーンが繋がっていないことです。
例えばビットコインやイーサリアムはレイヤー1のブロックチェーンですが、それぞれが直接繋がっている訳ではありません。

これは不便ですよね。Webサービスも、昔はそれぞれのネットワークが別でインターネットでつながっていなかった時代もありましたが、今ではどのサービスもインターネット上で便利につながっています。

アスターネットワークの目的は「ブロックチェーン同士を繋げること」

アスターネットワークはブロックチェーンも「ブロックチェーン同士が繋がっている状態」が非常に重要であると考えています。
CEOの渡辺創太さんは、「アスターネットワークはPolkadot(ポルカドット)上で開発されるマルチチェーンのdAppsハブ」と説明しています。
・・・ちょっとピンとこないですよね。
一つずつ説明していきましょう。

マルチチェーンとは?

マルチチェーンとは複数のdApps間でデータのやり取りができるようなシステムですを指します。
アスターネットワークで言うと、アスターネットワークはPolkadot(ポルカドット)上で動くのでPolkadotと接続していますが、イーサリアムやソラナ(solana)にも接続することができます。そういった状態をマルチチェーンと呼んでいます。
これによって、異なるブロックチェーン間でのやり取りが可能になります。例えばイーサリアムのトークンを別のブロックチェーンのトークンに簡単交換できたりします。
そういった世界を目指しているのがアスターネットワークです。

Polkadot(ポルカドット)とは?

Polkadot(ポルカドット)とは、異なるブロックチェーン同士をつなぐためのプロトコルです。
アスターネットワーク(Astar Network)はPolkadot上で動作しています。

Polkadotについては以下に細かく書いていますのでこちらもご覧ください。
https://media.threeweb.jp/posts/about-polkadot

アスターネットワークはポルカドット上でイーサリアムや他のブロックチェーンと接続される

参考)https://astar.network/
上記のアスターネットワークのホームページに掲載されている画像を見るとわかりやすいですね。
右上のピンクのやつがポルカドットです。アスターネットワークはポルカドットと接続彼、そこからイーサリアムやCOSMOS、その他のブロックチェーンと繋がっていくハブになるようなイメージです。

アスターネットワーク(Astar Network)の特徴

では、アスターネットワークには他にはどんな特徴があるのでしょう?
一つ一つ見ていきたいと思います。

開発者への報酬の仕組み:dApps Staking(ダップス ステーキング)

今はブロックチェーン業界では、開発者の報酬設計がうまくできていない、という問題を抱えています。

ブロックチェーンプロジェクトにおいて、最も貢献している人は開発者です。しかし、実際にサービスができて運用され、売上が立つまでには当然ながら長い時間を要します。
なのでその時点では報酬を与えることが難しいですが、それどころか、開発者はスマートコントラクトをデプロイするために高額なガス代を払う必要まであります。

つまり開発者はお金を払って開発しているというのが実情のようです。
しかしながらこういったプロジェクトは開発者・エンジニアがいないと進めることができません。
そこでアスターネットワークではdApps Staking(ステーキング)という仕組みを採用しています。
簡単に言うと、開発者(エンジニア)がスマートコントラクトを実装するごとに、アスターネットワークから「ASTR」というトークンがエンジニアへの報酬として発行される、という仕組みです。

Ethereum Virtual Machine(EVM)とWebAssembly(WASM)の両方に対応

アスターネットワーク(Astar Network)は、EVMだけではなくWASMにも対応しています。
EVMとはEthereum Virtual Machineのことで、簡単に言うとイーサリアムを開発するための環境ですね。言語はSolidityというJavaに似た言語を使って開発します。
対して、WASMはWebAssemblyの略で、Webのための環境です。こちらはEVMと比較すると、GO言語、Python、C++など多様な言語に対応していてより多くのエンジニアが利用できる、といったメリットがあります。
まだWASMは主流ではないようですが、渡辺創太曰く、スマートコントラクトは将来的にWASMに移行していくと考えているようです。

アスターネットワーク(Astar Network)まとめ

今回は今非常に注目を浴びている渡辺創太さんCEOのアスターネットワークについて書いてきました。
簡単にまとめると以下のような感じです。

アスターネットワークは渡辺創太さんCEOのシンガポールの会社
アスターネットワークはブロックチェーン同士を繋ぐプロジェクト。
アスターネットワークはポルカドット上で動く。
開発者へ報酬を渡す仕組み:dApps Stakingがある。
EVMだけではなくWASMにも対応。

いかがでしたでしょうか?
今後のアスターネットワークの活躍に期待ですね。
ではまた次回。