【北海道 東川町】清水敏一大雪山賞を創設。第1回受賞者決定!
写真文化首都「写真の町」北海道東川町は、清水敏一大雪山賞を創設しました。
第1回受賞者を、6月15日(土)に北海道東川町にて表彰します。
東川町は、2023年3月に逝去された清水敏一氏よりいただいた寄付を原資に「大雪山文化振興基金」を設置し、大雪山の豊かな自然と、そこから生まれる美しい風景、風土、暮らし、学術的価値を町の財産として共有し、後世に伝える事業を実施することとしました。
その一つとして今回、大雪山の振興と発展に貢献された個人・団体を表彰する「清水敏一大雪山賞」を創設しました。
令和6年5月1日に受賞者選考委員会が開催され、個人の部では東川町在住・庄内孝治さん、団体の部では「東川町大雪山愛護少年団」と「川村カ子トアイヌ記念館」の受賞が決定しました。
表彰式は、6月15日(土)に行われる登山者と山岳関係者の安全祈願や観光地の繁栄を祈願する『旭岳 山のまつり』(主催:大雪山旭岳山のまつり実行委員会)の中で、17:00から執り行う予定です。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
令和6年度 清水敏一大雪山賞 受賞者紹介
個人の部:庄内 孝治さん(東川町在住)
受賞理由:長年にわたる大雪山の遭難救助活動、東川山岳会代表としての大雪山振興に対して
1957年から旭岳遭難救助活動に尽力され、現在道北遭難対策東川支部長。東川山岳会創立メンバー。
1980年代より東川山岳会会長を務めた。
・1974年道北地方山岳遭難防止対策協議会表彰
・1995年道北地方山岳遭難防止対策協議会表彰
団体の部:東川町大雪山愛護少年団
受賞理由:大雪山の清掃活動、環境保護や青少年の健全な育成に対して
自然を学び、山に親しみ、自然愛護と郷土愛を育てる目的とした東川中学校の少年団。大雪山愛護の啓蒙をしながら、清掃活動や団員自らの山の知識や登山の基礎訓練を行い、将来のリーダー的資質を育んでいる。
・1981年北海道地域発展貢献賞
・2015年一歩園ジュニア自然環境賞
団体の部:川村カ子トアイヌ記念館
受賞理由:大雪山の安全を祈る伝統儀式ヌプリコロカムイノミの継承に対して
1916年の開館以来、個人の記念館として100年以上続く日本最古のアイヌ記念館。第1回山のまつり以来、ヌプリコロカムイノミを執り行い、アイヌ文化を伝承する活動を続けている。
・2016年北海道文化財保護功労賞
・2018年日本遺産「カムイと共に生きる上川アイヌ〜大雪山のふところに伝承される神々の世界〜」の構成文化財に「ヌプリコロカムイノミ」が指定
清水 敏一氏については下記リンクをご参照ください。
※2023年7月の記事のため、イベントは終了しております。
清水敏一大雪山賞に関するお問い合わせ
北海道東川町文化交流課
電話:0166-82-2111(代表)
Mail:bunka@town.higashikawa.lg.jp
山のまつりに関するお問い合わせ
大雪山旭岳山のまつり実行委員会(ひがしかわ観光協会)
電話:0166-82-3761