酔わない乾杯が新常識！？ノンアル市場がコロナで急拡大　上田市のバーで、ノンアルの生搾りフルーツカクテルが人気

2022-06-01 11:15

オーセンティックバーを営業する「J-BAR」(所在地：長野県上田市中央2丁目、代表：前島淳一)では、ノンアル市場の拡大に伴いノンアルを注文するお客様が、3倍に増えています。6月から期間限定でノンアル新メニュー「スイカの生搾りソルティードック」の販売を開始します。

ノンアル市場が10年で2倍に

大手酒類メーカーによると、2021年のノンアルコール飲料市場は過去最高約2,570万ケースと10年間で約2倍に拡大しました。最近では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため「飲食店での酒類提供制限」もあって家飲みが増加すると、コロナ太りなどの影響からノンアル飲料の需要が増加しています。

近年は、大手酒類メーカー各社が積極的に商品開発をしており、テイストが異なる美味しいノンアル飲料が増え、スーパーやコンビニエンスストアの店頭にも“アルコール分0.00％”の商品がずらりと並ぶようになりました。「あえてお酒を飲まずにお酒の雰囲気を楽しみたい」人にウケています。
また、見た目も鮮やかなノンアルコールカクテルは、ノンアル市場の拡大に伴って専門店が登場するなどブームになっています。

酔わずに楽しめるオシャレなノンアルコールカクテル

J-BARではノンアルコールカクテルを注文する「酔わずに楽しみたい」お客様が約3倍に増えています。ノンアルコールカクテルとはアルコール1％未満のカクテルですが、J-BARではお酒を使わず30種類以上のシロップや搾りたてのフルーツジュースに炭酸水またはミルクなどを組み合わせて、見ても飲んでも楽しめるオシャレなカクテルを180種類以上作ることができます。

バーテンダーが作る本格派のノンアルコールカクテルは、お客様の好みに合わせて作るオリジナルカクテルです。「グリーン系で爽やかな味わいのものを」などのリクエストにもお応えします。お酒が強くない人やこれ以上酔いたくない人でも、色鮮やかなカクテルを見て「ノンアルなら美味しそうだから飲んでみたい」と注文されます。中には「このスタンダードカクテルをノンアルでください」と注文するお客様もいました。

季節のフルーツ生搾り！新メニュー販売開始！

J-BARでは、アルコールが苦手な人も「場」を楽しんでもらいたいと、桃、アップルマンゴー、いちご、グレープフルーツ、キウイフルーツ、シャインマスカットなど、季節のフルーツを使った鮮やかに映えるノンアルコールカクテルも提供しています。地元産の「シャインマスカット」と「いちご」が人気のツートップです。色鮮やかな爽やか系のフルーツカクテルも人気です。
今年の夏に向けてノンアルコールカクテルの新メニュー「スイカの生搾りソルティードッグ」(税込900円)を6月から8月末までの期間限定で販売します。

酔っても酔わなくても楽しめる酒場へ

ノンアルを注文するお客様からは、「そんなに(お酒を)飲めないけど、二次会がここなら付き合う」「お酒が飲めないときでも、連れのお酒に楽しく付き合えます」「爽やか系も甘系もアレンジして作ってくれる。お酒のカクテルを飲んでいる気分で楽しい」などの声をいただいています。

コロナ禍でお客様も減り、お店でお酒以外でも何か興味を持っていただけるモノはないかと考えたときに、今20代の若者の約半数がお酒を「飲まない」「ほとんど飲まない」というニーズの変化を知り、だったらノンアルコールカクテルに力を入れてみようと言うのが始まりでした。
お酒は「飲めない、飲まない」けど、Barの雰囲気は楽しみたいといったお客様に繋がればと思っています。