横笛赤尾三千子の世界「万葉の歌 薄墨―義経の笛」 東京・国立能楽堂と奈良・談山神社で今秋開催決定!

2018-08-21 10:30

赤尾三千子事務所は、横笛:赤尾三千子、胡弓:木場大輔、二十五弦筝:伊藤麻衣子による公演“横笛赤尾三千子の世界「万葉の歌 薄墨―義経の笛」”を2018年10月21日(日)に奈良・談山神社、11月1日(木)に東京・国立能楽堂で開催いたします。

赤尾三千子プロフィール写真

源義経「薄墨の笛」を使用した美しい音色を

記録によると、義経から寄進された「薄墨の笛」は長い間寺宝として眠っていました。約400年の後、豊臣秀吉の時代。豊臣の家臣「中村一氏」が、久能寺に伝わる薄墨の笛が破損していたことを知り、修理して納めたと残っています。
“横笛赤尾三千子の世界「万葉の歌 薄墨―義経の笛」”では静岡市の文化財でもある源義経「薄墨の笛」を使用し、談山神社 権殿にて奉納演奏を行います。

*源義経
兄・頼朝の指令のもと、平家を壊滅させた英雄。
政治力を駆使し、鎌倉幕府樹立を目指す頼朝の処遇に対抗し、自立を企てるが、奥州、平泉にて自害。
義経は、京都から九州へ向かったが難破。吉野への逃避行の途中、談山神社に立ち寄り、武運の神・藤原鎌足に祈りを捧げたと言われている。

横笛赤尾三千子の世界

赤尾三千子は生涯をかけて、日本の横笛のもつ深遠な文化的価値とその魅力を、演奏を通して追求してきました。“横笛赤尾三千子の世界”は様々な分野の芸術家達との出会い、また新たな横笛の可能性を発見すべく、1977年から今なお継続している自主企画公演です。
1990年には現代神楽の創造を目指し「水炎伝説」を発表。大岡信、石井眞木、実相寺昭雄、白石加代子、田中泯など諸氏の協力を得て作り上げた舞台作品は、東京、ロサンゼルス、ニューヨークで成功を収めました。2018年3月にはCD「乙女と若武者のためのレクイエム」を発表。「新版 水炎伝説」「薄墨―義経の笛」を収録しています。

公演概要

奈良公演

日時 :2018年10月21日(日) 13:00開場/13:30開演
会場 :談山神社 権殿(奈良県桜井市多武峰319)
入場料:5,000円(拝観料含む、自由席)

東京公演

日時 :2018年11月1日(木) 18:00開場/18:30開演
会場 :国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4−18−1)
入場料:5,000円(自由席)

共通

主催:赤尾三千子事務所
協力:鉄舟寺/談山神社/薄墨の笛の会奈良支部
後援:一般社団法人桜井市観光協会/奈良新聞社
   毎日新聞社/朝日新聞奈良総局
詳細:赤尾三千子事務所ホームページ
   http://www2.gol.com/users/fue/

※チケットは上記ホームページからお申し込みいただけます。

出演者・スタッフ

芸術監督・作曲・横笛・歌:赤尾三千子
胡弓          :木場大輔
二十五弦筝       :伊藤麻衣子
舞台監督        :大澤裕
照明          :大平智己
音響          :金森祥之
グラフィックデザイン  :佐々木由美

出演者プロフィール

赤尾三千子

日本古来の横笛である龍笛、能管、篠笛の三種を独奏楽器として確立し、委嘱作品など100曲以上のレパートリーを作り上げる。1972年石井眞木作曲「遭遇II」の龍笛奏者としてアメリカ公演に参加、小澤征爾指揮、サンフランシスコ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団と共演する。カーネギー・ホール、ベルリン・フィルハーモニーホール、ウイーン楽友協会など、国内外での演奏は、高い評価を得ている。静岡市文化財、鉄舟寺寺宝である源義経所持の「薄墨の笛」を託され、演奏を続けている。芸術選奨文部大臣新人賞、中島健蔵音楽賞、日本伝統文化振興賞他、受賞。

伊藤麻衣子

伊藤麻衣子プロフィール写真

奈良県桜井市出身。
大学在学中より演奏活動開始。桜井市音楽協会理事。

木場大輔

木場大輔プロフィール写真

淡路島出身。
独奏楽器として胡弓の可能性を追求し、様々な活動を展開。

プログラム

鈴鏡           赤尾三千子 作曲
風をだに         鏡王女   詩
             赤尾三千子 作曲
因幡万葉の歌       大伴家持  詩
             伊福部昭  作曲
辞世           大津皇子  詩
             ショスタコーヴィチ 作曲
独奏横笛のための天空の蛇 西村朗   作曲
義経幻想         赤尾三千子 作曲
波緒風          猿谷紀郎  作曲
薄墨           赤尾三千子 作曲
衣川館          赤尾三千子 作曲

源義経「薄墨の笛」の由来

鉄舟寺(旧久能寺)寺宝・静岡市文化財。

薄墨の笛

>「久能寺縁起」1342年
 「源九郎判官義経為末代重宝薄墨云笛御寄進」

>「薄墨の笛添状」1595年
 「久能寺物薄墨之笛損候当在国立節拵直遣了畢末代 
  無他出可被重宝之候也 文禄四年卯月廿二日 中村式部少輔一氏
  久能寺衆従中」

>「平成の修理」1998年
 義経の笛に魅せられた多くの人々と静岡市清水、伊豆屋伝八文化振興財団
 などの協力により修復がなされる。

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