【特別給付金10万円を受け取った200世帯に調査】子どもに10万円を渡した親は48%!

お金の情報メディア「ウィズマネー」がアンケート調査を実施

「ウィズマネー」( https://with-money.jp/ ) を運営する株式会社ジャストイットは、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」により支給された給付金10万円を受け取った200世帯に、子どもに給付金10万円を渡したかどうかについて、アンケート調査を実施しました。

調査してみると、子どもに給付金を渡した世帯は、全体の48%。およそ半分の世帯が子どもに給付金を渡していることが判明。ただし、そのうち給付金10万円を全額渡した世帯は70%、一部渡したと答えた世帯は30%という結果となりました。

アンケートの調査内容

・世帯の家族構成
・新型コロナウイルス感染症による世帯収入への影響
・子どもへの定額給付金譲渡有無と譲渡理由
・子どもが使った給付金の使い道
・10万円を渡さなかった親が子どもに行った説明
・親が使った子供の給付金の使い道

調査結果のポイント

・子どもに特別給付金10万円を渡した世帯は48%
・コロナで収入が減少しても子どもに給付金を渡した世帯は46%
・子どもに給付金を渡した世帯のうち全額渡した世帯は70%、一部渡した世帯は30%
・小学生未満の子どもに給付金を渡した世帯は35%
・子どもに給付金を渡した理由「自分のために使ってほしい」40%
・子どもに給付金を渡さなかった理由「生活費にしたかった」53%
・子どもが使った給付金の使い道「贅沢品」21%

また今回は、内山FP総合事務所株式会社の代表取締役であり、ファイナンシャルプランナーの内山貴博氏にご協力いただき、アンケート調査に対するご意見を伺いましたので、あわせて参考にしてみてください。

▼本調査の詳細は、ウィズマネー「特別定額給付金10万円を子どもに渡した親は48%!給付金を受け取った親200人にアンケート調査」にて公開しております。

子どもに特別給付金10万円を渡した世帯は48%

子どもに定額給付金10万円を渡したかのグラフ
子どもに定額給付金10万円を渡したかのグラフ

2020年4月20日に「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として、全国民に支給された特別定額給付金10万円を、子どもに渡した世帯は約48%でした。

また新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、世帯収入が減った世帯でも、子どもに給付金を渡しているようです。

コロナで収入が減少しても子どもに給付金を渡した世帯は46%

コロナで収入が減った世帯で子どもに給付金を渡したかどうかのグラフ
コロナで収入が減った世帯で子どもに給付金を渡したかどうかのグラフ

コロナの影響で収入が減った世帯であっても、子どもに給付金を渡す親が46%いることがわかります。

子どもに給付金を渡すかどうかは、コロナで収入が減少したこととはあまり関係はないようです。

ですが、子どもに給付金を渡した世帯の中には、全額渡したところもあれば、給付金の一部のみを渡した世帯もあるようです。

内山貴博氏の見解

緊急事態宣言で飲食店はじめ様々な業種が影響を受けました。自営業のみならず会社員の場合も残業代や賞与が減るといった影響を受けた人も多いようです。そんな中、子供も3月から休校となり、地域差はありますが、5月のGW付近までずっと自宅で過ごしていました。大事なイベントも軒並みキャンセルとなり、習い事なども制限されました。そういった我慢の日々に対して、給付金を子供たちが自由に使えるお金として渡すことは、子供たちも前向きになり、とても良いと思います。我慢した分、残念な思いをした分、少しは楽しい思いをしてほしい。そんな思いを込めて親御さんから渡してあげるといいですね。

子どもに給付金を渡した世帯のうち全額渡した世帯は70%、一部渡した世帯は30%

子どもに給付金をいくら渡したかのグラフ
子どもに給付金をいくら渡したかのグラフ

給付金を全額渡した世帯は70%で、一部渡したと回答した世帯は30%となりました。

一部渡したと回答した世帯は、1万未満~5万円を子どもに渡しています。

コロナの影響を受けている世帯は、子どもの給付金であっても、生活費や家族のための貯金にあてたいと考える親御さんが多いようです。

ただし子どもの年齢別に見てみると、小学生未満の子どもに給付金を渡した世帯は35%にとどまることが判明しました。

小学生未満の子どもに給付金を渡した世帯は35%

子どもに給付金を渡したかのグラフ(子どもの年齢別)
子どもに給付金を渡したかのグラフ(子どもの年齢別)

子どもの年齢を「社会人」「大学・大学院・専門」「高校生」「中学生」「小学生」「小学生未満」に分けて調査したところ、年齢が下がるにつれて給付金を渡す世帯が少なくなっていることがわかりました。

小学生未満の子どもに渡さなかった理由としては、「子どもが小さいので、渡さなくてもいいと思った。」「10万円を渡しても使い方を知らないから」と回答する世帯が多かったです。

では子どもに給付金を渡した親は、何を思って子どもに10万円を渡したのでしょうか?

子どもに給付金を渡した理由「自分のために使ってほしい」40%

子どもに給付金を渡した理由のグラフ
子どもに給付金を渡した理由のグラフ

子どもに給付金を渡した理由として多かった回答は、「自分のために使ってほしい」と「子どもに貰う権利がある」。

今回の特別定額給付金は、国民一人ひとりに支給されたこともあり、子どもの分は子供の分として本人に渡した世帯が多いようです。

では反対に、子どもに給付金を渡さなかった理由はなんなのでしょうか?

子どもに給付金を渡さなかった理由「生活費にしたかった」53%

子どもに給付金を渡さなかった理由のグラフ
子どもに給付金を渡さなかった理由のグラフ

コロナの影響による不安もあり、「生活費にしたかった」や「家族の貯金にしたかった」と答える世帯が多くありました。

子どもに限らず親の分の給付金もすべて、家族のものとして生活費や家族の貯金に当てているようです。

こうした苦しい世帯もある中で、親から給付金を受け取った子どもは、給付金を何につかったのでしょうか?

内山貴博氏の見解

未成年の場合、例えばクレジットカードの作成といった場合にも親の承諾が必要なように、一定の金融取引に対して責任を取れません。言い換えれば、子供のお金を管理するのは親の責任でもあるということもできます。お金を渡さなくても子供が満足する方法はあるはずです。家族の結束を高め、一緒に有意義にお金を使う。例えば、肉や魚など飲食店からの仕入れが減り、困っている生産者もたくさんいますので、そういった事情を家族で共有しながら日頃はなかなか買えないような高価な食材を家族で購入し楽しむといった方法も取れると思います。有意義なお金の使い方を子供に示すことが大切です。

子どもが使った給付金の使い道「贅沢品」21%

子どもが決めた給付金の使い道のグラフ
子どもが決めた給付金の使い道のグラフ

子どもが給付金の使い道として選んだのは、ゲームや洋服、化粧品などの「贅沢品」でした。

10万円もの大金を手にすることはありませんから、ほしいと思っていたもの自由に購入するために使う子どもが多いようです。

ですが一方で、すぐには給付金を使わず、本当に必要とするときまで貯金をする子どももいました。

内山貴博氏の見解

贅沢品が1位となりましたが、それが日頃お小遣いで買えないような物であればなお良いと思います。歴史的な出来事に遭遇し、その時、子供ながらにどんなことを考えたのか?多くの教訓を得る機会にもなったと思います。そんな際におもいきって日頃買えないような物を買ったという記憶はずっと残ると思います。お金の使い方、ひいては日々をどのように過ごしていくのか、そういうことを考える機会にしてほしいです。同じく、貯蓄も例えば全額受け取ったのであれば定期預金にしておけば、コロナ禍に給付金を定期預金にしたことが通帳にしっかりと残ります。これも先ほどと同様で、将来、進学などで必要な時に使う上で、このコロナ禍を思い出す機会にきっとなるはずです。


▼アンケート調査の詳細は「ウィズマネー」公式サイトをご覧ください。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:特別給付金を受け取った子どものいる世帯
調査実施日:2020年8月17日(月)~2020年8月19(水)

【監修】内山貴博氏(ファイナンシャルプランナー)

内山貴博氏
内山貴博氏

内山FP総合事務所株式会社 代表取締役
ファイナンシャル・プランナー(CFP®、1級FP技能士)
MBA(九州大学大学院経済学府 経営修士課程修了)
九州共立大学経済学部非常勤講師

サイトURL:http://ufp.webin.jp/

ウィズマネーとは

ウィズマネーのロゴ
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所在地:京都市下京区中堂寺粟田町93KRP6号館4F
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