オラクル、「Oracle Fusion Middleware 11g」のプレビューを公開
2007年11月13日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコ発 ―― オラクルは本日、次世代の最新アプリケーション基盤である「Oracle Fusion Middleware 11g」に搭載予定の機能プレビューを行いました。このプレビューでは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)、グリッド・コンピューティング、Enterprise 2.0機能を密に統合した、最新アプリケーションの構築とデプロイのための、ホット・プラガブル構想に基づくセキュアな共通プラットフォームを紹介しました。オラクルは次の製品の新機能をはじめとして、「Oracle Fusion Middleware」を強化する重要点を紹介しました。
・「Oracle SOA Suite」
・「Oracle WebCenter Suite」
・「Oracle JDeveloper およびApplication Development Framework」
・「Oracle Application Server」
・「Oracle Identity Management Suite」
・「Oracle Enterprise Content Management Suite」
・「Oracle Business Intelligence Suite および Enterprise Performance Management System」
・「Oracle Enterprise Manager for Oracle Fusion Middleware」
プレビューでは、「Oracle Fusion Middleware」製品群の細部にわたる製品統合と強化された共通基盤を紹介しました。
オラクルのサーバー技術担当シニア・バイスプレジデントであるトーマス・クリアン(Thomas Kurian)は、「出荷計画中のOracle Fusion Middlewareは、顧客の事業を支えるアプリケーションおよびプロセスのさらなる統一化やセキュリティ強化のための大きな機会を提供し、同時に次世代のSOA、Web 2.0、および統合に向けた推進力となります。Oracle Fusion Middlewareは規模の大小を問わず、すべての企業が最新のアプリケーションを作成し、展開する手段を根本的に変革します」と述べています。
【さらに緊密な統合を通じて顧客にとってのメリットを拡大】
「Oracle Fusion Middleware」は業界で最も緊密に統合されたミドルウェア製品群であり、より優れたメリットを顧客に提供します。つまり、成長と変革への対応能力を高め、業務に対する洞察力を深めるとともに、リスクの軽減とコンプライアンスの推進を実現し、顧客・パートナー・従業員とのネットワークを強化することができるようになります。現在の製品開発計画によれば、「Oracle Fusion Middleware 11g」ではスタック全体にわたって統合がより緊密化されます。
【「Oracle Fusion Middleware 11g」の主なメリットと機能】
現在の製品開発計画によれば、「Oracle Fusion Middleware 11g」ではスタック全体にわたって顧客からの要望に基づく強化が取り入れられ、企業が情報アーキテクチャを変革することを可能にしています。今回のプレビューにおいて紹介された主な機能に基づき、顧客は次のような作業を行えるようになります。
・最新かつ包括的なサービス指向アプリケーション・プラットフォームの構築
・よりリッチなEnterprise 2.0アプリケーションの開発
・ユーザーIDの管理をそのライフスタイル全体を通じて改善
オラクルはすでに顧客との間において4サイクルにわたるベータテストを完了しています。「Oracle Fusion Middleware 11g」の開発における最新の重要マイルストーンにおいて、早期ベータテスター顧客は、計画されている新機能のいくつか、および製品間の統合強化による大きなメリットを確認しています。
QualcommのIT担当シニアマネジャーのカーク・ファーガソン(Kirk Ferguson)氏は、「AJAX、Web 2.0機能、およびリッチなアプリケーション・ユーザー体験に対する需要が高まってきています。Oracle Fusion Middleware 11gに計画されているコンポーネントとWeb 2.0機能により、この需要に応えることが可能になります。Oracle Fusion Middleware 11gを実際に試してみることができたのを非常に喜ばしく思っています」と述べています。
E2E Consultingのチーフ・アーキテクト、クリス・ジャドソン(Chris Judson)氏は、「Oracle Fusion Middleware 11gは、Enterprise Service Bus、BPEL Process Manager、Business Rules、およびヒューマン・ワークフロー機能をすべてひとつのプラットフォームに統合し、またひとつのツールセットとエンド・ツー・エンドの統合を備えたフル機能のスイートにより、SOAと業務全体にわたる統合の基盤となります」と述べています。
IT Convergenceの戦略コンサルティング・マネジャーのマット・トッパー(Matt Topper)氏は、「Oracle Fusion Middleware 11gは、当社がソリューションをより迅速に構築できるよう開発されています。SOAのための標準準拠のSCAアーキテクチャにより、アプリケーションとサービスをパッケージ化し、それらをグリッド・アーキテクチャ全体に容易に展開することができます。さらに、これらのアプリケーションは最小限の労力とリソースにより短期間のうちに規模を拡大することができます」と述べています。
Collect Americaのバイスプレジデント兼チーフ・ソフトウェア・アーキテクトのジェニファー・ブリスコー(Jennifer Briscoe)氏は、「Oracle Fusion Middleware 11gについて、当社にとって最も魅力的な箇所はOracle WebCenter Suiteの機能です。計画されているWeb 2.0機能は、従来の何にも増して生産性の向上に寄与するはずです。ユーザー中心的な設計によりビジネスユーザーはIT部門に頼ることなく自ら変更を加えることができるようになり、これは真にすばらしい機能であると言えます」と述べています。
●「Oracle Fusion Middleware」について: “業界をリードするミドルウェア製品”
オラクルの包括的かつ標準準拠のミドルウェア製品群である「Oracle Fusion Middleware」は、ポータルやプロセス・マネージャから、アプリケーション・インフラストラクチャ、開発ツール、エンタープライズ・コンテンツ管理、ビジネス・インテリジェンスまでを網羅します。「Oracle Fusion Middleware」を使用することで、成長と変革への対応能力を高め、業務に対する洞察力を深めるとともに、リスクの軽減とコンプライアンスの推進を実現し、顧客・パートナー・従業員とのネットワークを強化することができます。「Oracle Fusion Middleware」は、現在50,000社を超えるユーザーに活用されており、ユーザーには金融、通信、製造、小売、医薬、ヘルスケア、および公共部門の大手企業や組織が含まれています。「Oracle Fusion Middleware」は、市場をリードする独立系ソフトウェア・ベンダー、付加価値再販業者(VAR)、およびシステム・インテグレータを含め、 9,000社に上るパートナー企業によって支えられています。詳細についてはhttp://www.oracle.com/middlewareをご覧ください。
● オラクルについて
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 玉川
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免責事項
このプレスリリースに記載された情報は、オラクルがプレビューを実施した製品機能に関する内容を含んでおり、オラクルの一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。これらは情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料とはなりえません。オラクル製品に関して記載およびプレビューされている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの裁量により決定されます。