CSKネットワークシステムズ、コンパック、日本オラクルが業界初、企業情報ポータルのホスティングで協業
CSKネットワークシステムズ株式会社(本社:新宿区西新宿2-6-1、代表取締役社長:持塚朗、以下CSK-Net)、コンパックコンピュータ株式会社(本社:品川区東品川2-2-24、代表取締役社長:高柳肇、以下コンパック)、日本オラクル株式会社(本社:千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明、以下日本オラクル)の3社は、企業情報ポータル(Enterprise Information Portal、EIP)をホスティング形態にて提供するための「iHostingイニシアティブ」を形成し、同イニシアティブが推進する事業を2002年1月より提供することを発表します。
「iHostingイニシアティブ」では、日本オラクルの最新テクノロジを駆使した世界最高水準のデータベース・サーバとアプリケーション・サーバで構成される完全なEビジネス・プラットフォーム「Oracle9i」と、全世界のラックマウント型サーバ市場でトップシェアを誇るコンパックの業界標準高性能IAサーバ「Compaq ProLiant(プロライアント) DLシリーズ」を、CSK-Netのホスティング・サービス及びマネージメント・サービス(MSP)に組み合わせて提供します。
CSK-Netは、Webホスティングからデータベース、EIPに至る段階的なホスティング・サービス環境を提供します。サービス・メニューとしては、1.「EIP構築向けサービス」の場合、2.「ISV/パッケージベンダのASP向けサービス」の場合の2種類を想定し、利用料金は、1.の場合は「固定料金制」、2.の場合は「固定料金制」または「従量料金制(レベニューシェア方式)」で提供していく考えです。
コンパックは、CSK-Netが展開しているデータセンター事業の標準プラットフォームベンダとして、既に同社の事業において協業しており、本イニシアティブに基づいてさらに幅広い共同マーケティングを行います。
日本オラクルは、「Oracle9i Application Server」で稼動するEIPの構成要素となる個々のWebアプリケーション「ポートレット」の開発環境をISVやパッケージベンダなどに提供し、ポートレット開発を支援します。開発されたポートレットは、CSK-Net内の「iHostingサービスバンク」に蓄積され、「iHostingイニシアティブ」の個々のお客様に適合するサービスとして提供される予定です。
また、EIP構築を行うSIパートナーは、「Oracle9i Application Server」をベースに「企業情報ポータル」の設計・開発を行うことで、企業ポータル・ソリューションの確立を実現いたします。
従来、EIPを導入する際には、導入に関わる構成要素を一から検討、調達する必要がありました。このため、ハードウェア、ソフトウェアおよびその設置場所の確保、アプリケーション開発、導入、保守、運用に係る様々なコストや時間、投入する人的資源等が増加する傾向にありました。「iHostingイニシアティブ」では、お客様に要求される様々な資源を節約し、より早く、コスト効率よくEIPを導入するための基盤を提供します。一方、「iHostingイニシアティブ」では、EIPの構成要素となるオンライン・サービスやポートレットを開発、提供するISVやパッケージベンダの勧誘、移行支援、マーケティング支援を3社共同で実施し、「企業情報ポータルのホスティング」の促進に向け積極的に協業していきます。2002年1月からの本格始動では、ポータルサイトおよびオンライン・サービス化、ポートレット化を合わせて、年間50サイトの立ち上げを目標とします。
<「iHostingイニシアティブ」について>
「iHostingイニシアティブ」は、米国コンパックと米国オラクルが共同で形成し、推進している「iHost ISV to ASP Initiative」を基盤にしています。
「iHost ISV to ASP Initiative」がISV環境をASPへ移行することを支援しているのに対し、「iHostingイニシアティブ」はさらにホスティング形態にて「企業情報ポータル」を提供することを目的としています。「iHostingイニシアティブ」を形成するにあたり、コンパックと日本オラクルの製品を基盤にしたソリューションをCSK-Netのデータセンター・インフラに統合しています。
<「企業情報ポータル(EIP)」について>
個々のお客様毎のビジネスに適合したアプリケーションやサービスを提供するポータル・サイトです。インターネット・テクノロジーを基盤に、シングル・サインオン、データベースとの統合、アプリケーション間の連携などによってEビジネスを実現します。
<「MSP」について>
Management Services Providerの略語。コンピュータ・システム、特にインターネット・サービス等のコンピュータ・システムなどのシステム監視/システム運用をユーザに代わり代行するサービス事業者を指します。日々の運用から、Webサーバやメールサーバ、データベース・サーバなどが正常に動作しているかやネットワーク・トラフィックなどを常時監視し、万一のトラブル発生時には、それへの対処や担当者への連絡などの作業を行います。
<「レベニューシェア方式」について>
参加する企業の協業のレベルに応じて配分比率を決め、利用者から得る売上をシェアする方式。
<「ポートレット」について>
企業情報ポータルを構成する個々のアプリケーションやサービスを指します。
<「Oracle9iAS Portal」について>
Oracle9i Application Serverのポータル機能です。個人あるいは部署などのグループ・レベルでページを作成、カスタマイズすることができます。ログインによってユーザを識別し、分散されたアプリケーション、サービスを統合し、ユーザ毎のポータルを構成します。コンテンツのカスタマイズは、システムに登録されたポートレットをブラウザから選択、追加することにより自由に構成でき、必要な情報への効率の良いアクセスを可能にします。
<CSKネットワークシステムズについて>
CSK-Netは、企業の情報システムの運用サービスを中心に事業展開している企業です。インターネット・ビジネスにおいては、1996年11月より参入し、ISP事業やアウトソーシング事業などを展開しています。アウトソーシング分野においては特にIDC事業に注力しており、サーバの運用監視サービス等の業務を東京、大阪の3つのデータセンターで行い、1600台のサーバ・システムを運営しております。2001年8月に東証第二部へ上場。従業員数405名(2001年9月末現在)http://www.csknet.co.jp/
<コンパックについて>
Fortune誌のグローバル100社に選ばれたエンタープライズ・テクノロジおよびソリューションの大手グローバル・プロバイダであるコンパック・コンピュータ・コーポレーション(「コンパック」)の日本法人です。業界をリードするエンタープライズ・ストレージおよびコンピューティング・ソリューション、ビジネス・クリティカルなフォールトトレラント・ソリューション、通信製品、デスクトップPCやノートPCをはじめとするハードウェア、ソフトウェア、ソリューション、及びサービスをお客様にご提供する、トータルなソリューション・パートナーです。
<日本オラクルについて>
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポート・サービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1551名(2001年5月末現在)。Webサイトは、http://www.oracle.co.jp/
■本件に関する営業関係お問い合わせ
CSKネットワークシステムズ株式会社 広報室 菅原 宏明
■本件に関する報道関係お問い合わせ
CSKネットワークシステムズ株式会社 広報室 菅原 宏明
コンパックコンピュータ株式会社 広報部 新井原 慶一郎
日本オラクル株式会社 広報部 玉川
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
OracleはOracle Corporationの登録商標です。
企業名、製品名ならびにサービス名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
【ご推薦文】
本件につき、株式会社CSK 製造流通サービスシステム事業本部 辻川事業部長より、ご推薦文をいただいております。
「企業情報ポータル」の考え方は現在注目を浴びており、従来の構築型だけでなく今回のサービスにより、サーバなどのハードウェアからネットワーク環境、データベースやアプリケーションサーバーなどのソフトウェアに至るインフラ環境をワンストップで提供いただけることは、お客様の様々なニーズに対応する当社にとってはたいへん望ましいサービスであり、これにより初期に大きな投資をすることなく利用できることで、「企業情報ポータル」のマーケットの拡大が期待できます。
今後も株式会社CSKは、お客様のビジネスをサポートするeサービスの提供を通じ、「Best Business Partner」としてお客様とともに歩んでまいります。