オラクル、クラウドERPの最新版で優位性をさらに強化

(本資料は米国2019年9月17日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
Oracle OpenWorld, サンフランシスコ – 2019年9月18日

クラウドERP市場のリーダーで先進的なアプリケーションを提供しているオラクルは、本日、「Oracle Enterprise Resource Planning (ERP) Cloud(https://www.oracle.com/applications/erp/)」および「Oracle Enterprise Performance Management (EPM) Cloud(https://www.oracle.com/applications/performance-management/)」の最新アップデートを発表しました。これら最先端の製品によるイノベーションと業界別に用意されたソリューションの採用により、規模に関わらず企業は生産性の向上、コスト削減、管理性の改善を実現することができます。

オラクルのアプリケーション開発担当シニア・バイスプレジデントのロンディー・エン(Rondy Ng)は次のように述べています。「オラクルはクラウドERP市場に新しくかつ強力なイノベーションをもたらし、財務部門や業務部門からの高い要求や変化に対応したことで、当社のアドバンテージをより高めました。インテリジェント・アシスタントと機械学習機能を『Oracle ERP Cloud』に統合することで、顧客は重要でありながらルーチンワーク化されている多くの業務を削減することが可能となります。これにより業務効率性と正確性を向上させ、事業の洞察や意思決定を強化し、従業員は戦略的、創造的で充実した仕事により時間を費やすことができるようになります。」

今回の「Oracle ERP Cloud」の製品および機械学習機能のアップデートにより、あらゆる規模の企業は迅速かつ容易に人工知能、デジタル・アシスタント、自然言語処理、IoTによるイノベーションを推進することが可能となります。

•デジタル・アシスタント:タイムカードの提出や確認、プロジェクト進捗状況の追跡など、多様な情報を必要とするプロジェクトに関わる問題のエスカレーションをサポートします。ユーザーは今までと同じユーザー・インターフェースを介してアシスタントとやり取りすることができ、ユーザー・エクスペリエンスおよび業務効率の向上につながります。
•インテリジェントなドキュメント認識:PDFその他一般的なフォーマットの財務書類をより正確かつ効率的に取り込み、請求書のマニュアル入力の手間を軽減またはゼロにします。このシステムでは自己学習機能を活用することで、サプライヤーの請求書を認識して処理し、請求書のフォーマット変更に対しても徐々に適応してより正確で素早い処理を可能にし、マニュアル入力のエラーも軽減します。
•予測計画機能:「Oracle EPM Cloud」に新たに追加された機能で、財務データ、業務データに含まれる傾向やパターンを理解し活用できるようサポートします。自動予測により、データロード時に予測処理を行ったり、予測と見通しのばらつきを確認したり、ばらつきのパターンを特定して計画をその場で修正することができ、タイムリーにより精度の高い計画立案を可能にします。
•サブスクリプション管理によるIoT収益化: IoTからのデータを取り込み、メーターによる使用状況とそのパターンを解析することで製品の利用状況に対する洞察を高め、サービス化による収益化モデルを市場投入することで新たな収入源を開拓することができます。「Oracle Cloud Applications」との統合により、ユーザーは柔軟な新しいアップセルおよびクロスセルを使用量に基づく課金モデルで提供しつつ、請求や売上をシームレスに管理することができます。
•IFRS 16対応リース会計:会計基準のIFRS 16、ASC842、GASB87に対応し、すべてのリース契約をまとめた単一のリポジトリー、自動リース会計、ディスクロージャー・レポート作成により、リースの更新状況の把握や事業上の意思決定を向上させます。

業務を改善し価値を創出するまでの時間を短縮する「Oracle ERP Cloud」の今回および今後予定されているアップデートは、以下のような業界の数々のニーズにも対応します。

•高等教育における学資ファイナンシャル・プランニング「Vocado」:学生生活のお金に関する情報に基づく判断、学資援助の認定や初回の支払いまでの時間の短縮、学資援助の処理の効率化が可能となり、高等教育機関がコンプライアンス要件に対応するのを支援します。学資援助自動化パッケージは、複数のデータソースとリアルタイムに同期するプログラムに対応し、教育機関のオーバーヘッドや学資援助に関わる業務にかかる時間を削減します。
•高等教育、医療、公共部門向けの人員配分:この機能により、ユーザーは人件費を適切に配分し、要員管理におけるエラーを削減し、経費の透明性や解析を改善することで監査や報告要件を満たします。これにより、予算プロセスを改善し、情報に基づく人材配分の決定や利益率を高めるためのポイントの把握が可能となります。
•石油・ガス業界向け合弁企業会計処理:この機能では、取引先との紛争の抑制、キャッシュフローの改善のほか、取引プロセスの自動化や例外管理のためのロールベースのツールの導入により合弁会社の財務状況をリアルタイムに把握することができます。これにより顧客は透明性や合弁取引先との協業を強化することができます。

「Oracle ERP Cloud」はガートナー社の2018年10月「Magic Quadrant for Cloud ERP for Product-Centric Midsize Enterprises(https://go.oracle.com/LP=77685)」において単独のリーダーに選出されました。また「Oracle (ERP Cloud)」はガートナー社の2019年5月「Magic Quadrant for Cloud Core Financial Management Suites for Midsize, Large and Global Enterprises(https://blogs.oracle.com/modernfinance/oracle-erp-cloud-leader-gartner-magic-quadrant-core-financials)」において3年連続でリーダーに選出されています。さらにオラクルはガートナー社の2019年8月「Magic Quadrant for Cloud Financial Planning and Analysis Solutions(https://www.gartner.com/doc/reprints?id=1-1ODS2IEZ&ct=190812&st=sb)」において3年連続でリーダーに選出されました。

「Oracle ERP Cloud」アプリケーションについての詳細は「Oracle Enterprise Resource Planning (ERP) Cloud(https://www.oracle.com/applications/erp/)」のFacebook(https://www.facebook.com/OracleERPCloud/)やTwitter(https://twitter.com/OracleERPCloud)、Modern Finance Leaderブログ(https://blogs.oracle.com/modernfinance/)をご覧ください。

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