経済産業省補助事業 需要家側エネルギーリソースを活用した バーチャルパワープラント構築実証事業への参画

 京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫)は、経済産業省が本年度に実施する「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業」※1において、本実証事業を執行する一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)より、リソースアグリゲーター※2として登録されましたのでお知らせいたします。
 当社は、今後の再生可能エネルギーが大量導入される時代に向けて、燃料費ゼロでCO2を排出しないクリーンなエネルギーが最大活用される脱炭素社会の実現を目的に、2016年より継続し本実証事業に参画しています。

実証事業の概要

 京セラは、本実証において、アグリゲーションコーディネーター※3である関西電力株式会社、株式会社エナリスおよびKDDI株式会社、東京電力グループと連携した実証を行います。
 具体的には、当社が提供する実証対象の蓄電池に対し、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を通じて、遠隔より速やかにエネルギーリソースの制御管理を行います。電力制御には、当社独自のエネルギー管理システム「POM SYSTEM(R)」を活用し、ディマンドリスポンス※4の発動後、短時間で正確に電力制御を行い、 需要家サイドの分散エネルギーリソースを束ねて創出した調整力電源※5を一般送配電事業者に提供します。
 これまでのVPP関連実証事業で培った知見を活かし、調整電源としてのさらなる供出精度の向上を目指してまいります。

 京セラは、本実証を通し、現在日本で進められている再生可能エネルギーの主力電源化の実現に向け、安定的かつ適切なエネルギー需給構造の構築に寄与してまいります。

VPP構築実証事業への概略図
VPP構築実証事業への概略図

※1 参照:一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)
「平成31年度 需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業補助金」 https://sii.or.jp/vpp31/
※2 需要家とVPPサービス契約を直接締結し、リソース制御をおこなう事業者。
※3 複数のリソースアグリゲーターの上位で統合管理を行い、電力市場等で取引等を想定した実証を行う事業者。
※4  需要家サイドで電力消費を一時的に削減する節電行動。
※5  供給と需要のバランスを維持するために、一般送配電事業者が予め確保する調整力等の電源。

※ 「POM SYSTEM」は、京セラ株式会社の登録商標です。


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