日商エレ、オンライン本人認証技術「eKYC」と連携した 非対面チャネル強化ソリューションを提供開始
~犯収法に対応したニューノーマル時代の取引チャネル~
日商エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:寺西 清一、以下、日商エレ)は、犯罪収益移転防止法(以下、犯収法)に対応した本人認証を含む非対面取引を実現するため、株式会社ACSiON(本社:東京都千代田区、代表取締役:安田 貴紀、以下、アクシオン)が提供するeKYC(※1)サービスとデジタル・フロントオフィス「Moxtra」の連携ソリューションを本日提供開始します。
(※1)eKYC(electronic Know Your Customer):オンライン本人認証技術
COVID-19により、私たちの商習慣・生活は大きな転換を余儀なくされました。従来社会的なテーマであったペーパーレス化や非対面取引は、「より便利に」「よりエコに」のみならず生命を守るために望まれる手段となりました。また、2020年4月の犯収法改正により非対面における本人確認の厳格化も重なり、ITを活用したセキュアな非対面取引はますます重要性が高まっています。
そこで日商エレは、フロントでのコミュニケーションから約定取引、アフターフォローまでを実現する「Moxtra」とアクシオンのeKYCソリューション「proost」(※2)を連携させ、お客様により安全で利便性が高く、きめ細やかな非対面取引体験を提供します。
(※2)「proost」:アクシオンの提供するオンライン本人認証サービス
ユーザーは「proost」に一度登録すれば、同ソリューションを採用している他社サービスでも共通の認証情報が利用できるためサービスごとの登録作業を省くことができ、また認証時には不正検知モデルを介すことから、「Moxtra」上で安全に取引や契約を行えるようになります。「proost」利用社側は、登録ユーザーが新住所など属性変更をした際、当該情報の提供を平等に受けることができ、常に最新の顧客情報を他利用社と共有することができるようになります。
そのため、例えば「proost」と連携した「Moxtra」を用いることで、金融商品の新規提案時、それぞれのお客様のニーズに合った最適な商品のご案内、口座開設の意向確認を非対面でできるようになります。その後の口座開設時には、申込書類や身分証のコピーを郵送、または店舗へ訪問することなく、同じプラットフォーム上ですべての手続きを完了できるため、従来数週間かかっていた口座開設を数日に短縮できます。口座開設後は金融商品取引へシームレスに移行し、そのまま同一プラットフォーム上で金融商品についての相談、約定取引、ローン審査などができるようになり、End-to-Endの継続したコミュニケーションが実現できます。
今後の展開
日商エレは「proost」と連携した「Moxtra」の提供を通して、長年バックオフィスの基幹業務ソリューションを提供してきた証券、銀行、保険、クレジットカード業などの金融機関ならびに犯収法対応が必要な事業者のビジネスプロセスをデジタル上で完結させるための支援をしてまいります。
今後、「proost」はセブン銀行のATM(新型ATM)上からも本人認証ができるようになる予定です。
本件に関するイベントの情報
3月4日開催、ニューノーマル時代に求められる取引チャネルと本人認証ウェビナー
イベント詳細・申し込みページ: https://natic.nissho-ele.co.jp/event/0304ekyc/
Moxtraについて
「Moxtra」はシリコンバレーに本拠地を置くソフトウエアカンパニーで、同社製品はモバイル時代のビジネスコラボレーションをコンセプトに、さまざまな機能を一つのプラットフォームに統合したセキュアなワンストップポータルです。ワールドワイドで400万人以上のユーザーに非対面でありながらインタラクティブかつパーソナライズされた体験を提供します。2020年度「第4期MUFG Digitalアクセラレータ」で準グランプリを受賞。
proostについて
セブン銀行のグループ会社であるアクシオンが提供する、生活をより便利にする全く新しいオンライン本人認証のブランドで、銀行口座の開設や住所変更をするとき、郵送無しで簡単にご自身の情報を事業者に届け出ることができるUXに優れたプラットフォームです。
*記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。
*記載の商品名、価格および担当部署、担当者、WebサイトのURLなどは、本リリース発表時点のものです。