業務家具メーカーアダルが100％国産天然い草を使った サステナブルな家具「Look into Nature」シリーズより 新たに3モデルを9月23日にリリース

福岡県に本社をおく業務用家具メーカー 株式会社アダル(本社：福岡市博多区、代表取締役社長：武野 龍)は、『Milano Design Week 2020』に出展予定だった日本の伝統素材である国産「い草」を用いたサステナブルな家具「Look into Nature ～答えは自然の中にある。～」シリーズより新たに3モデルを9月23日にリリース致しました。
特設サイト： https://www.adal.co.jp/lookintonature/

葉月(Hazuki)／萌(Moe't)

い草は1,500年前から受け継がれてきた日本人にとても馴染みの深い素材です。
しかしライフスタイルの変化からい草を使った畳の需要は年々減少する一方、メンテナンス性の高い人工い草や安価な中国産い草が好まれて使われています。

国産い草は非常に香りが高く、五感で心地よさを感じられる希少な素材です。
内部繊維の密度が高く、リラックス効果はもちろん湿度調整、空気浄化、悪臭物質の吸着、防汚性、難燃性など、多くの優れた機能を持っています。

例えば、い草が呼吸することで空気中の二酸化窒素を98％減少、ホルムアルデヒドを78％減少させるという実験結果があります。

わたしたちは、「伝統工芸品としてではなく産業としてあり続けたい」というい草生産者の想いに共感し、現代のライフスタイルに合うい草の家具を世界中の方々に届けたい、という思いからこのシリーズを開発しました。

毎年イタリアで行われる世界最大のインテリアイベントの1つ『Milano Design Week 2019』に出展した際には、多くの方々に私たちの想いに共感・ご好評を頂きました。

全5モデルを6月にリリース済み。今回は新たに3モデルをリリースします。
残念ながら新型コロナウイルスの影響で開催が中止になった『Milano Design Week 2020』にて発表予定だった商品です。

一筆書きのように描かれた、座面から背もたれにかけての優美なラインが印象的。い草のグラデーションカラーとソファの形状の融合美を追求しています。

い草を側面にあしらったローテーブルとプランターのシリーズです。スチール製のベースはモダンなインテリア空間にも調和します。

い草の繊維の六角形構造を模したデザイン。異なるサイズを組み合わせることで、自然界に見られる柱状節理、あるいは鉱物の結晶を想起させる造形表現が魅力です。

【落水(Rakusui)】(リリース中のシリーズメインモデル)
急峻な地形と水の流れ、それらが一体となって形成される日本の美しい滝にインスピレーションされたベンチ。壁面パネルの装飾性とベンチの機能性を併せ持つデザイン。

国産い草のなかでも希少な高級グレードのい草を使用しています。収穫後時に一本一本手作業で選別され、厳しい基準をクリアした耐久性や色つやに優れたい草です。
通常は泥染めを行うい草ですが、環境と生産者の負荷を考慮し、埃の発生しない無染土い草を使用。植え付けと刈り取りには、毎年当社社員がお手伝いさせて頂いています。

い草は生産過程における環境負荷が低いサステナブルな素材です。
い草家具の販売を通してい草の栽培を増加させることで、CO2を削減(SDGs13)し、持続可能な生産消費形態(SDGs12)に貢献します。
またい草のニーズを増やすことでい草農家の収入改善(SDGs8)にも導いていきます。

商号　　　： 株式会社アダル
代表者　　： 代表取締役社長　武野 龍
本社所在地： 〒812-0863　福岡県福岡市博多区金の隈3-13-2
創業　　　： 1953年3月
事業内容　： 業務用イス・テーブル・什器などの製造および販売、家具輸入販売、
　　　　　　 その他、インテリア資材販売及び設計・施工
資本金　　： 1億8,225万円
URL　　　 ： https://www.adal.co.jp

カフェ、レストラン、ホテル、オフィスなどの商業空間で使われる業務用家具の製造メーカーです。創業67年、福岡本社をはじめとし、営業拠点は全国14か所。
福岡県には100名以上の社員が勤務している、業務用家具の製造工場としては国内で最大級の規模を誇る総合工場を所有しています。

六華(Rokka)

落水(Rakusui)

Look into Natureコンセプト画像

い草の植え付け風景

い草の染め工程

厳しい基準をクリアしたい草