千葉科学大学に次世代型陸上養殖施設が開所。好適環境水を使いモクズガ二を養殖・研究、銚子ブランド化目指す

2018-09-03 15:00

千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町、木曽功学長)は、2018年6月27日、大学のマリーナキャンパスに、次世代型陸上養殖施設を開所しました。魚介類の成長が早まるなどの特長がある好適環境水を使い、中国で人気の高級食材「上海蟹」に近い日本原産川ガニ「モクズガニ」の陸上養殖の研究に取り組みます。

好適環境水を使った閉鎖循環式の養殖技術は、千葉科学大学を含む加計学園(岡山市)が研究に取り組んでいます。好適環境水を用い、海から隔離された屋内で養殖することで、成長が早まり、病原菌から魚介類を守れるのも特長です。次世代型養殖施設は鉄骨平屋約400平方メートル。1トン水槽16基を備えた飼育室や、種苗生産室、実験室などを備えています。
開所式では、木曽学長の挨拶の後、徳島大学水圏教育研究センターの浜野龍夫センター長による基調講演、本学危機管理学部の小濱剛准教授の案内による施設見学が行われました。

新施設では、私立大学ブランディング事業(文部科学省)に採択された「フィッシュ・ファクトリー(魚類生産工場)」の一環として、モクズガニを皮切りに閉鎖循環式陸上養殖技術の研究を推進し、新たな銚子ブランド水産種の創出を目指します。
モクズガ二は上海蟹の近縁種。日本全国の川や河口域に生息し、美味であるため一部地方では重宝されていますが、漁獲量は少なく、養殖技術は十分には確立していません。

▽「次世代型陸上養殖施設」フィッシュ・ファクトリーについてはこちら
http://www.cis.ac.jp/branding/index.html

【千葉科学大学について】
http://www.cis.ac.jp/
2004年4月、太平洋を見渡す銚子の地に設立。薬学部、危機管理学部、看護学部の3学部があり、2019年4月より6学科(薬学科、危機管理学科、保健医療学科、航空技術危機管理学科、動物危機管理学科、看護学科)の新たな学科体制のもと、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指します。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
千葉科学大学 入試広報室 青井 克憲、袁 安民(エン アンミン)
TEL:0479-30-4545(9:00~17:00)
e-mail:koho@cis.ac.jp

モクズガ二
開所式が行なわれた次世代型陸上養殖施設
次世代型陸上養殖施設に整備された水槽
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