「ビル再生100の物語」工夫と割り切り次第で空調交換も半額に

ビル再生100の物語 第38話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

中央区のとあるビルで空調機が壊れてしまいました。

20年以上も使っているので、もう寿命です。

そろそろ夏を迎えようとしている矢先だったので、急いで交換を行うことに。

でもここで問題発生です。

「空調機交換で300万円!?」

「30坪もない部屋なのに?」

個人オーナーさんの小規模ビルではかなりイタい金額です。

「ヤ〇ダ電気で買ってくれば10万ちょっとなんじゃないの?」

オーナーさんからの指摘はちょっと極端ですが(そもそも30坪も冷やせる機種は家電屋には置いていないので)、さすがにその金額は行き過ぎです。

見積の前提は?

管理会社さんの言い分(というか、見積の前提)を現地で詳しく聞いてみたら、理由がわかりました。

・もともとついていた機種と同程度のもので計画した

・室外機1台で室内機2台を受け持つマルチタイプで見積した

ここまではナットクです。

・室外機が大きくてエレベーターに入らないことが分かったので、道路から屋上までクレーンで引き上げる

そのクレーンや道路使用許可などの仮設工事で見積もりの約半分のコストになっています!

「あのー、無理に室外機1台にしないで、2台に分ければ小さくなりませんか?」

「もっと言えば、せっかくバルコニーがあるので、室外機はそこに置いちゃえば配管の長さも節約できるのでは?」

結果的に

結果的に半額以下で工事ができることになりました。

決して管理会社さんが悪いと言いたいわけではありません。

もともとの機種と同程度のものを付けるのは、新築時の設計に一番忠実なので安心ですし、室外機も屋上にすべて固めて設置できた方が管理上もメンテしやすいです。

でもそのことを優先するとコストがハネ上がってしまう。。
そういう時に、「どの部分なら割り切れるか?」を考えるのも、僕ら賃貸管理の仕事です。