日本オラクル、無線ICタグ分野への取組みを本格化
日本オラクル株式会社(代表取締役社長:新宅 正明、本社:千代田区紀尾井町4-1、以下日本オラクル)は、無線ICタグへの取組みを本格化し、無線ICタグと基幹システムとの連携を実現するソリューションの提供を開始することを発表します。
2003年は、無線ICタグを利用したビジネスの元年といわれており、同分野においてデータベースを中心にオラクル製品への需要が高まることを予測しています。本ソリューションでは、無線ICタグから得られた情報をデータベースに格納、さらには基幹システムと連携させることにより、タイムリーかつ効率的な情報収集、分析が可能になり、戦略的意思決定へと役立てることができます。2003年9月10日より3日間東京ビッグサイトにて開催される「自動認識総合展」では、伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長:丹羽宇一郎、本社:港区北青山2丁目5番1号)、株式会社日立製作所(代表執行役 執行役社長:庄山 悦彦、本社:千代田区神田駿河台四丁目6番地)と協力して出展し、「Oracle9i Database」、「Oracle9i Application Server」、「Oracle E-Business Suite」による、アパレル企業における無線ICタグを利用した在庫管理と会計処理を支援するデモンストレーションを行います。
無線ICタグの活用事例としては、電子マネーや列車の改札の入出場での利用が一般的ですが、現在ではアパレル企業や出版社など様々な業界において、無線ICタグによるビジネス展開を視野に入れた動きが活発になっています。また、食品のトレーサビリティ(追跡システム)や医薬品のトレーサビリティなど政府主導で進められている分野においても無線ICタグが適用されようとしております。このように無線ICタグの活用範囲の拡張、さらにはトレーサビリティへの応用などにより、発生するデータ量は膨大となり、個人情報などを扱う機会も増えることが予測されます。オラクルのデータベースは、膨大なトランザクションに耐え得る可用性、拡張性に優れています。さらに、格納する情報の暗号化等、様々なセキュリティにおけるファンクションを装備しています。製品の開発体制においても15のセキュリティ国際標準の認証を取得しており、高い保守性も持ち合わせています。中でも情報システムのセキュリティ評価基準である「ISO/IEC15408」をデータベース製品として取得しているベンダーはオラクルだけであり、日本での電子政府、自治体の実現のためのセキュリティ基準をも満たしています。
日本オラクルは、今後一般企業や省庁などが主催で実施される無線ICタグを活用したシステムの実証実験に参画する予定です。これらの実証実験での実績をもとに、データベースを中心とした無線ICタグ分野におけるソリューションの提供に積極的に取り組んでまいります。
●「自動認識総合展」について
バーコード、2次元シンボル、RFID、カード、バイオメトリクスおよびシステムなど自動認識の全てを紹介する展示会。2003年9月10日から12日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催。
■本件に関する報道関係お問合せ
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報 石川
TEL:03−5213−6395 FAX:03−5213−6990
e-mail:junko.ishikawa@oracle.com プレスルーム URL:http://www.oracle.co.jp/press/