日本オラクル、ストレージ管理ソフトウェアの新製品を提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、オラクルの統合ストレージ製品「Sun ZFS Storage Appliance」上で稼働する「Oracle Database」のストレージ管理を効率化・簡素化するソフトウェア「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database(オラクル・スナップ・マネージメント・ユーティリティ・フォー・オラクル・データベース)」の国内提供を開始したことを発表します。
「Sun ZFS Storage Appliance」の専用ソフトウェアである「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」は、「Sun ZFS Storage Appliance」独自の各種データ・ボリューム管理機能と連携することで、オラクル・データベースのスナップショット*およびクローン**を作成・管理する作業工数を減らします。
- 任意の作業時点におけるファイル・システムの読み取り専用のコピー
** ファイル・システム上に構築された仮想ストレージ領域の複製
アプリケーション開発者やデータベース管理者は「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」により、ストレージ管理者の作業負荷に左右されることなく、さまざまな用途で必要なデータベース環境の構築やデータ保護・移行を実行することができます。また、ストレージ管理者は、煩雑な作業に費やす時間を削減することができ、より戦略的なデータ活用環境の構築に時間とリソースを割り当てることができます。
「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」は「Sun ZFS Storage Appliance」専用の管理ソフトウェアとして、インターネット・ブラウザから直接、スナップショットとクローンの作成を実行することができます。
「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」の特長は以下の通りです:
-ユーザー自身で、テスト、開発、品質管理、トレーニングなどの用途にデータベースの複製環境を簡単かつ迅速に作成:従来、データベースとストレージのリソースを別々に用意するのに一定の時間を要していたのと比較して、開発者が数分で新しい環境を作成できるため、製品開発サイクルを短縮できます
-スケジュール、ポリシーに基づいたデータ保存、スナップショットの管理を自動化:データベース管理者の日常業務をシンプルにし、テンプレートを迅速に展開できるなど、独自の環境を容易に管理できます
-所要時間内でスナップショットを復帰させることが可能:エラー発生時に以前の状態に簡単かつ短時間で戻すことが可能なため、ソフトウェアの開発プロセスを迅速に展開できます
-投資の保護とストレージ空間の節約:個々のデータの物理的なコピーを保存する代わりに、ストレージの効率性を高める仮想コピーを作成し、オリジナルとの差分データのみを保存することで、ストレージ容量を節約できます
●「Oracle Snap Management Utility for Oracle Database」の仕様
・対応製品:「Sun ZFS Storage 7120 Appliance」、「Sun ZFS Storage 7320 Appliance」、「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」
・対応データベース製品:「Oracle Database 10g」、「Oracle Database 11g」
●「Oracle Snap Management Utility」の価格
・448,370円から(管理コントローラ当たり、税抜)
●「Oracle Snap Management Utility」のスクリーンショット
・http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=229
●「Sun ZFS Storage Appliance」の製品画像
・http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=228
●「Sun ZFS Storage Appliance」について
「Sun ZFS Storage Appliance」は、革新的なストレージ・アーキテクチャをベースに業界最高水準のパフォーマンス、密度、ストレージ分析機能に加え、容易な運用管理を実現しています。SSD(Solid State Drive)対応のハイブリッド・ストレージ・プールでアプリケーションの応答時間が大幅に短縮され、ストレージの状態を監視するソフトウェア「DTrace Analytics」により最小限の操作でパフォーマンスを最適化できます。オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata」向けに開発されたデータ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression(HCC)」に対応し、システムのクローニングを実行、HCCで圧縮されたデータベースのコピー上でシステムを稼働させることができます。
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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